やきにく亭
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アニメまほらばを8話まで見た
そういえば初期は呼び方すらそっけなかったなぁと懐かしくなるなどした。デート回を機にヒロインの梢ちゃんと主人公の白鳥くんの仲が進展するのよね。
今回アニメで見返して、そういう風に書いてないというか終始コミカルなんだが、やっぱり急に性格が切り替わるって普通に怖いななどと思った。実際作中でも多重人格……今は解離性障害って言うんだっけ(連載当時はまだ多重人格って呼び方のが有名だったかな?)、に関しては白鳥くん(だけでなく、時に鳴滝壮の人達全員が)彼女に振り回される形で、コミカルに描かれつつも普通に大変な症状として描写されてるんだけども。っていうか原作だと梢ちゃんの親友の珠実ちゃんがハッキリ大変な病気だって言うシーンくらいはあるんだよな。多分敢えてそれに対処した珠実ちゃんのの苦労は描かれていないんだけど。
アニメだと当時まだ明かされていない&明かされてても多分放送は無理だから設定変わってるんだけど、多分暴力的で精神的にも強い早紀ちゃんの人格って、梢ちゃんの幼少期鑑みると防衛本能的なアレだろうしな……。甘えっこの魚子ちゃんとか、オシャレな千百合ちゃん、楽しい手品を披露できる棗ちゃん、ここら辺も多分彼女の幼少期が悲惨だったがゆえの反動というか願望というか……アニメも上手い事調理されてるようだけど、やっぱり原作の設定の方が多重人格とその人格達のキャラ性に説得力があるな。
まほらばアニメの監督さんは素敵な監督だし、アニメも素敵な作品に仕上がってるが、やっぱり作品の根本にかかわる部分を変えるのは難しいな。こんなもんコメディでもそのまま放送出来ねえよ、ってのはいや全くその通りだと思うからしょうがないんだけど。
2024/05/11(土)
21:39
作品感想
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グラブルはジジイのがなんか萌える
ショタコンだしイケメンのが好き、って思ってたけどヨダ爺を筆頭にグラブルはなんかジジイキャラのが好きかも。アレーティアとかオイゲンとか新王とか、親父としては落第生みたいな不器用なとこ含めて愛しい。ソリッズのスケベジジイっぷりもなんか愛嬌感じるし。十天もウーノじいちゃんが好き。こくうしんしん読んだらシスが一番萌えたけど。あとカトル。
なんかシエテは刺さりそうで一番好きというわけではないんだよな……。いやもちろん嫌いではないけど。自分の好みがよくわかんないな……。
割と真面目にソリッズがアリアリなんだけど、あの人アレで大人の女性以外にはだいぶまともなので、ジータちゃんがガチのアタックしてもあまり本気にはしてくれないんだろうな……。バレンタインイベントだと真っ当に照れながら喜んでくれた記憶があるけど。あと普通にジータ受界隈でも人気はないよね、多分。
アレ爺とヨダ爺とイングウェイが古くからの知り合いなのも萌えすぎる。三人の若い頃の姿も大いにアリなのでこっちも実装してほしいな。ところで若い頃の絵と描写的に、アレ爺が一番年上ってことでOK?
グラブル、狙ったイケメン達も悪くはないんだが、ジジイ~おっさんキャラのが男子の可愛さとか男同士の義理友情とかがごく自然に出ている感じがする。
グラブルの新王、政略結婚の入り婿なんだけど普通に純愛してるのも良い。
2024/05/11(土)
17:38
作品感想
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グラブルサイドストーリー感想7
【カイオラ】オリジナル版読了済。修正が入ったっていうからおそるおそる読み返してみた。
まあハッキリ蟹工船が元ネタのシナリオなんだろう(乗り込むのも探査工船なら、採るのもカニ)けど、元ネタが淡々と簡潔に書かれた小説で、書かれた内容に反してサラサラ読めて案外必要以上の不快感がないのに対して、良くも悪くも演出も文章もクドいグラブルシナリオは相性が最悪だったな。なんか蟹工船だけじゃなくてカイジも入ってるらしいが……。ソシャゲのイベントシナリオなんて当たり外れがあって当然だが、このシナリオの不快感ってのは、ちょっと書くの失敗したとかじゃなくて、こんな題材をキャラゲーに混ぜ込む、その発想がもう最初から不快なんだよな。商業でやるなよそんなこと。同人誌だって悪趣味やマニアックの領域だよ。
肝心のシナリオだけど、まともに読めるものに修正されてて草。アギエルバがギャンブルで勝ちまくりで一人でいい想いして仲間の事もすごいバカにしてた展開は全部消された。良かった、最低のおとたんはいなかったんだね! 仲間達の為にギャンブルで稼ぎ続け(乗り込んだ船が地獄なので、それしかまともに稼ぐ方法がない)、その重責から船長のイカサマに乗せられ最終的にスッてしまうという妥当な流れに。ただし声優が亡くなっていたり、後に手を入れた形なので、描写は良くも悪くもグラブルにしてはあっさりになっている。元ネタもそんな感じだし題材が題材だしでちょうどいいとは思うけど。
っていうか元の蟹工船だって修正前アギエルバのようなネッチャリした方向性の不快感はなかったはずだから(元ネタは淡々と船上の地獄とささやかな反乱を書いている)、元ネタのせいではなく純粋にライターの悪乗りが酷かったんだなというのが良くわかる。ここら辺の不快な描写の取り扱いに関しては元ネタと比べるのも失礼というか、古典として長く残っている作品はやっぱ違うなと感じる。下手くそがやる不快なネタって、生兵法なんだよな。実際このシナリオに関しては私だけがキレてるとかじゃなく、当時としてもワースト級にユーザーから大不評で、こうして修正入っちゃったわけでな。不快感ぶっ飛ばすほどの爽快感(それでしか描けない美しい人間描写や、純粋に面白いと感じるシナリオ構成、理屈でなく単純に面白いなど)が書けねえなら最初から手出しちゃいけない領域なんだよ。実際カイオラに関しては、不快な描写全部消してシナリオになんの差しさわりもないんだから草も生えねえ。
私が狂四郎2030のアルカディア編をあんなに大絶賛してるのは、単体エピソードとしても作品全体のテーマとしてもやる意義があって、悲しい人間の業も描かれていたからであって、なんなら狂四郎だって熱心な作品と作者のファンが「アルカディア編だけは納得出来ない」って言ってるのを見たくらいなんだよ。そしてそういう感想が出るのは当然の内容なんだよ、ああいう話ってのは。面白半分でそういう胸糞を組み込んで、当然めっちゃくちゃ読者に怒られて修正するってのは一番ダッッッセエんだわ。
なまじ元の蟹工船を読んだのもあって、修正前シナリオへの愚痴が止まらなくなっちゃったけど、修正後のシナリオは理不尽を仲間達と力を合わせて乗り越えるいつものグラブルで普通に読める。使われているボーカルのアホっぽいソイヤとも合わせて、楽しいグラブル流蟹工船が読めるだろう。
【どうして空は蒼いのかpart3】劇場版グラブル完結編。part1でやってた自暴自棄BLサンダルの羽集めが非常に熱い展開に生かされていて、ラストのコーヒータイムも含め切ない男同士の濃厚な主従友情物語に仕上がっている。ちょいちょいサンダルフォンの悪行が主人公にネタにされてるのほんま草生える。ベリアルが普通に優しさを見せたのも意外。まあサリエルから毒素を抜いたのは助けるためってだけじゃなくて、純粋に力を味わいたいってのも絶対あったと思うけどww
【プレガント・コーラス】グラブルの音楽を担当している人らがゲストとして出て来て(声優も本人)、召喚石としてももらえるイベント。よく出来てるけど、「こくう、しんしん」同様、題材がそもそも重いのでなかなか感想が難しいところ。「災害が起きた芸術の街で、芸術の意味はあるのか?」って感じの難しいテーマを真面目に扱っていて好感は持てるんだけど。どっかのカイオラ(修正前)も見習ってほしい。ゲストキャラのカロも、モブの不器用な父親芸術家もいい人達だし、続編もあるらしいんだけど、このシナリオ単体だと少し苦い味わいの感動かな。初めてのイベントではおどおどしていたエルタが、相方のセレフィラを励まして自分に出来る事をしながら葛藤しているその成長ぶりはとても感慨深い。ぶっちゃけるとそもそもあまり好きな題材ではないけど(取り扱いがムズ過ぎる)、ファンタジーというオブラートに優しく包まれていて、私も素直にいい話と言ってあげたくなる温か苦い話。というかラストは普通にちょっと泣きました。
「グラブルのシナリオライターってパロディ系シナリオやると大体下手くそ」ってのを見てあ、確かに……ってなった。キャラは神話系まみれでそいつらのキャラ付けは良いのだけど、何故かストーリーに起こすとロクでもない。ロミジュリイベ第二部とか……。
2024/05/11(土)
02:36
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