10話。アニメまほらばは素敵なオリジナル展開がある、と聞いていたが、予想以上に良かった……。穏やかな回想シーンが追加されてるだけなのに、流れが美しすぎて泣いてしまった……。原作のドタバタスケッチ回をこんな感動的に仕上げて来るとか……。やっぱこの監督さんの作品は素敵だなぁ……。ぽぽたんといいまほらばといい、変えて来てもちゃんとその作品なんだよなあ。根っこをちゃんと理解した上でいじってるのが良くわかる。ちっちゃな雪使い妖精シュガーもこの監督だっけ、DMM配信もあることだし見るぞ。かりんも今から見るのが楽しみだな~。こういうスタッフに好きな作品アニメにしてもらえる幸せ。

ED曲の「僕のスピードで」もムービーの絵本風演出も曲も素敵過ぎるんだよなあ。

見たいアニメ多すぎる、やっぱグラブルやめようかな……アニメ見たい。明日からの復刻イベントシナリオ読んだら後はログインだけにしとくか。
2024/05/14(火) 20:28 作品感想 PERMALINK COM(0)
白馬の王子様症候群という言葉がある。シンデレラシンドロームってのが正式名称?らしいけど、とにかくコレのお姫様側じゃなくて王子様の方になりたい、なれるみたいな、男側の王子様側症候群現象って多分あるよな。とかふと思った。

ここら辺は別に私が唱えたわけじゃなくて、インターネットで散々山ほど言われてると思うんだが、何故かシンデレラコンプレックスのヒロイン側のように概念として定着しないよな。これも今時外で言うと怒られるけど、世の中に山ほどある「男がやると、与太話範囲の最低限娯楽としてすら成立しないから、概念定着化されない」事象の一つなんだろうと思うけど。

どうしてもそういうのってある。男がやると厳しい奴。私がバチバチににらみ合ってる攻二人の真ん中で「???」ってキョトン顔のヒロインを、女ならギリギリ許せるがBLの受だと火炎放射器で焼き払いたくなるように。(※女でもあんま好きじゃないです)というか男を翻弄する女は好きだけど、男を翻弄する男はあんま好きじゃないんだと思う。腐女子の癖にね。なんなrBLのがデフォルトに近いから以下略。

「キモォ~ww」って笑い飛ばすのすら厳しいキモい現象、概念として定着しているものとタメが張れるくらい数として存在していたとしても、多分一生概念定着化されないやつ。

正義の味方症候群のがどっちかというと白馬の王子様の王子側症候群っぽいだろうか?セカイ系症候群みたいな事言ってる人も見たな、人間関係経験値が少なくて目の前の子くらいなら救える気がしてしまう感じのやつ。

実際は一国の王子どころか、目の前の人一人を救えるだけの王子のも相当なスペックが要求されてしまうわけだが……。二次元主人公の場合は、大抵世界を救うまでが当たり前なので、このタイプは過小評価されがちだが……。狂四郎2030の狂四郎とか、エロゲのゆきのかなたの主人公とか。私は好きな子一人をやっと、救えるか救えないかみたいな主人公のが好きっぽいと最近気づいた。まあウケ悪いけど……。多分あんま新海誠作品で天気の子が一番好きって人がいないように。サイカノがウケたのは実は珍しい例じゃないかなぁ?って思う。ただの主観だけど。

サイカノはアレだなぁ、「起こってる規模はデケーけど、コレは少年少女のミニマムな文脈です」って伝えるのが他のセカイ系に比べて多分かなり上手いんだと思う。誤解されにくい。他のセカイ系よりそういう誤読される事はなさそうな感じ。

サイカノの上手さは多分、シュウちゃんがただのシュウちゃんで世界に対する抵抗力が一切ないのが上手いんだと思う。他のセカイ系は、展開上主人公は銃を持ち剣を取り、ある程度世界の理不尽に抵抗する。結果、対価として大切な人を守れる。

対してシュウちゃんは一般人主人公枠で考えても、かなり珍しいくらい殺傷力がない。

最終兵器彼女のタイトル通り、戦闘力を持つのはヒロインの方。大切な人を故郷ごと守り続けるのもちせの方。

シュウちゃんはせいぜい、たまに戻って来るちせを出来る限り愛でて大切にしてあげて、彼女の心の支えになってあげることしか出来ない。役割分担がかなりハッキリしているし、どっちかというと古典的なヒロインなのはシュウちゃんの方。多分そこら辺が誤読をかなり少なくしてて、わかりやすいんだと思う。

他のセカイ系は、どうしてもなんかワンチャンがあるんじゃないか、と思わされやすいと思う。主人公が武器を持って抵抗するから。実際は武器を持ってなお、時に血で手を染めてなお、好きな女一人守れるかどうかという文脈の話なんだが。

でもサイカノほど役割分担がハッキリしてるかつ主人公に好感持てる作品もかなり珍しいから、全部がサイカノほど傍観者であるべきとは思わない。

観客するにしても、大抵の人はどうせならサマウォの友人ポジションで世界を救うのを見届けたい。コレはしゃーない。王子様、シンデレラ症候群のように問題にされない、当然になるけど、観客も大抵は英雄譚の一部になりたい症候群なのである。
2024/05/14(火) 04:20 雑記 PERMALINK COM(0)
この二作で一番上手いとこって「ほぼ毎回引きで終わるところ」と「とにかく勢いはある」ところだと思う。これは脚本家さんというよりは谷口監督の作風なのかな?そこら辺はわからんけど。ツッコミどころは山のようにあるけど、週刊少年誌みたいな感じでついつい見てしまう。でも視聴後、色々ツッコミ入れたくなる。

味平の作者がユーチューバーとのコラボ動画で「自分の漫画はデタラメばっか描いてあるけど、漫画はとにかく最後まで読ませるのが大事」みたいな事言ってたけど、その理論で言うとこの作品って優等生なんだろうな。

でも満遍なく評価が高いスクライド見てもうーん?ってなったらこの監督のはやめといた方がいいのかな……。ライジンオーまでは見たいんだけど。
2024/05/14(火) 03:57 作品感想 PERMALINK COM(0)