無事グルグルを見終わってしまったので(自分で思ってた以上にメチャクチャ寂しい……)月光仮面くんに戻るか、って思ったけどムシキング森の民の伝説とかヴァンガードとかも見てみたい。

ムシキング、かなり鬱アニメとは聞いてるけどなんか気になるんだよな昔から……。ヴァンガは……アイチきゅんとやらを見物してみたくて。

重い話は好きだが必要以上に胸糞いのがどうも無理になってきたというか、とりあえずキャラがエグめの虐待とかされてて誰かとの出会いで救われて……みたいなのが特に無理になって来てしまったな。なんかいい話とか最高の出会いと言うより作者のマッチポンプに見えてしまうというか……。いやまあある程度キャラに重さを背負わせないと物語にならねえってのもわかるんだが……。誰かとの出会いがその人の心を救うってのもわかるんだが……。なんだろうなこの、重い話全般がダメなわけではないが説明しにくい気持ち悪さ。

なんかとりあえずインスタントに冒頭悲惨で上がっていくのが今風の流行り(昔からあったけど、今は特に露骨な感じ)なんだろうけど、正直初手で胸糞読まされる以上の報酬に感じねえんだよな、この型の話……。そりゃあそこまでハナクソ肥溜めの中にいたら後は上がるだけだろうよ、みたいな。多分環境をテラフォーミングしていく快感みたいなもんがあるんだと思うけど。牧場物語とかで、荒れた農地を綺麗にしてくのが一番楽しいみたいな……。

なんか……そこまで胸糞な境遇じゃないと読者も感情移入出来なければシナリオも作れないもんなのかな?胸糞読まされる以上の報酬があればいいのだが、そこまで感じられない事も正直多いので読むのが辛い。長編はまあ色々ドラマがないと厳しいのもわかるんだけど、読み切り漫画とか、漫画作るの詳しいわけじゃないけどそこまで悲惨な境遇じゃないと間が持たないもんなのか?とにかく没入する前に疑問が勝ってしまう。

っていうかそんな悲惨な境遇にいる人をスッと救えるもんなのか? 心だけだとしても。支え切れるものなのか?友情にしても、ずっと? まほらば(原作)の桃野の彼氏とか白鳥くんみたく病んでる女を生涯支える前提で構ってるならわかるけど。とか書いてたらやっと梢ちゃんの親友の珠実ちゃんがレズな理由が十数年越しにちゃんとわかった。ごく普通の友情じゃ、ちょっとしたショックで人格が切り替わる多重人格なんて病気の子、支え切れるわけないんだわ。ガチの愛じゃないと親友としても梢ちゃんのそばにいられないんだわ。私も改めてアニメで見返して、原作よりもマイルドに、コメディチックになっているにも関わらず、あの豹変っぷり普通に怖いな……ってちょっと思っちゃったし。そもそも原作者すらファンブックで、恋人にするなら誰?みたいな質問で解答に詰まってたしな……だいぶ困った人らばっかだから、どの人も恋人とかにしたら大変だと思うみたいに応えてたはず。白鳥辺りがオススメとは言ってたが、あの漫画で唯一普通(※ただし多重人格ヒロインに引かないメンタルはアリ)なので消去法みたいな文脈だった気がするし。私も白鳥以外を恋人にしたいかというと……。みんな真面目な一途だから真剣に交際するなら幸せかもしれないけど。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

グルグルみたいにほぼ鬱展開に頼らないけど盛り上がる型の話ってものすごい貴重品だよな……(衛藤ヒロユキさんが他の著作も含めそんな感じなんだが)いくらギャグ漫画とはいえ、ファンタジー冒険ものでここまで基本ほのぼのを保てるのはすごい。普通もうちょっと重くなってしまうと思う。メルヘンやギャグ過ぎると子どもっぽくなりすぎたり、軽くなり過ぎたりするけどグルグルってそういう感じではない。っていうか今見ても普通にオシャレだよな、服飾デザインとか……。アニメスタッフも上手いが、元の原作もセンスの塊みたいな漫画なんやな……改めて。

アニメグルグルは、ニケククの邂逅がグルグルらしさを損なわない流れでよりロマンティックに改変されているのが素晴らしいと思った。最終話エピローグも美しい。改変&それ含めた圧縮が上手いアニメだよな……グルグルっぽさってあんまりヒロイックに行き過ぎてもちょっと真面目過ぎるし、かといってギャグでなんでも済ますとそれはそれでただ陳腐だし。
2024/06/08(土) 21:37 作品感想 PERMALINK COM(0)
ラストまで日記に実況しながら見るのでリアタイで文章が増えるよ!

20話レフ島、まさかの一話圧縮wwまあいわゆるグルグル版エンドレスエイト(グルグルのが先だが)でテンポが良い話ではないので、一話圧縮くらいのがいい回ではあるのかな……。

ファンの間でもあんまり評価が高い話ではない気がするが、私としては結構好きな話だったり。ククリの今が楽しくて前に進みたくない気持ちが時間を止めていたってのなんか子供らしい思春期ループじゃない。あと雰囲気が良い。「ページをめくらなければ、いつまでも幸せなままなのに」、という台詞結構好きなんだよな。それでも読者はページをめくるしかないし、ミウチャみたいな作る人は針を進めるしかないんだ。グルグルアニメもあと四話しかないんだ。

21話、爺ファンタジーとかいうスクエニ系列漫画ならではのギャグ。ここの一発屋親父達に尺&気合い割き過ぎwww髪フワフワククリちゃん可愛いな~。腋毛とか乳毛で戦おうと、ニケが心の中でふわふわ髪ククリを「天使みたい」って形容したのを私は見逃さないんだからな。

22話、すごい詰め込みっぷりwwwニケが勇者の拳手に入れて風の剣手に入れてククリ以外が石化して一発ネタと思ってた爺ファンタジー大活躍で、しまいにはジュジュが「打ち切り展開」とツッコミ入れて来たwwククリちゃんのおっぱいもちょっと大きくなってるぞ! 真面目に序盤は敵一人倒すにも怖くて泣いてたニケ達が、後半だと自分から困ってる人を助けに行くようになってたりして、ささいな描写だけど感慨深いよな……。記録係の天使もここで出て来る。詰め込み過ぎ太郎な一話にニケククのニヤニヤラブコメもキチンと入っており、終わりの準備は万端である。

23話、アニオリ。女子便所と男子便所が入り口なので(草生えた)、女子と男子で分散して、カヤとレイドとホントに最後の決戦に。恋のライバルとして出てきたレイド様だが、原作後半だといつの間にか消えちゃったので、このアニオリは非常に熱い。魔王ギリにはお前たちも勝てないから、ここで必ず勝ってククリを手に入れて彼女を助ける!と言い切ったレイドは、呪文がダサくてもカッコイイ。グルグルらしい笑いを忘れずに男と男の勝負をやり切って、最後仲の良いニケとククリの共同作業を見て、本当の本当に失恋してしまうのが切ないね……。カヤの「よく我慢しましたな」で私も泣いちゃった……。レイド様、続編だと普通に彼女みたいな子出て来るらしいんだが、それはそれでいいとしても、ククリへの恋心をしっかり終わらせずに終わっちゃった感あるのは寂しいところなので、終始尺のなさにあえいでいただろうに、レイド様の恋の終わりを描いてくれたこのアニメには本当に感謝しかない。ニケククには入り込めぬだろうし、相変わらず呪文はダサイし(笑)、それでも羞恥を捨てて好きな女の為に挑んだレイド様本当カッコよかったよ……。甘酸っぱいねえ……。このアニオリが一番見たくてこのアニメを見たと言っても過言ではない。(他もすごく良かったけど)。ギャグ介入のない、ニケのククリへの本当の気持ちと叫びが見れたのも良かったね。

最終話。今まで出会った奴らが駆け付けるのってアニオリだったっけ。流れは絶対変わってるよね。盗賊親分が来てくれて嬉しそうな闇のおねーさん可愛い。なんにしてもやっぱ冒険の最後は全員がかけつけてくるアレが一番良い。二人きりの最終決戦、最後も諦めたようにみせて全然諦めてなかったニケはやっぱりイケメン。多分旧アニメのボーカルも使われている豪華仕様。世界中のみんなが映るシーンでレイド様が泣いてるの切ないな……。もちろんうんこ我慢も再現(笑)。

エピローグのニケの台詞が素敵過ぎる、思わず泣いたしこれはグルグル2メチャクチャ読みたくなってしまう奴……。もう買っちゃおうかな……。

原作をうまく24話に圧縮し、グルグルがだんだん独自のファンタジーを形成していくにつれ、なくなってしまったRPGあるあるギャグ&演出も最後まで詰めて作り直した良作アニメだった。尺は足りないが愛情と密度でカバーできている。原作好きは見るべきアニメ。前期後期のOP&ED曲、ボーカル4曲全部好き。

やっぱグルグル、ギャグも楽しいが恋愛冒険ファンタジーとしても素晴らしい作品なんだよなぁ……。トマはあんまニケのメンタルは成長してない、というがちゃんと成長してると思う。妙にイケメンにはならないけど。ていうかやっぱニケ素敵な男だよなあ、なんでだろ、こんな適当でアホでスケベなのにwwマジでカッコイイから困る。ククリがベタぼれなのスゴイ理解出来るんだよな……。やっぱグルグルで一番好きなのニケかもしれんな。

全部見終わっちゃってめちゃくちゃ寂しい……。ここんとこの楽しみだったからな……。喪失感がヤバイ。もっとアニメで見たかった。他のアニメに移る気になれない……グルグルロス……やっぱもう原作続編買うか……。

しかしニケって直球の告白はしてないんだなそういえば……。まあ見てればどう見てもククリが好きなのは丸わかりだし、正直最終話エピローグとか23話とか、普通に告白するより恥ずかしい事言ってると思うが。
2024/06/08(土) 13:37 作品感想 PERMALINK COM(0)
もう19話!?あと5話しかなくて寂しいよ。ここら辺流石に記憶が薄れてるな。ニケククが夫婦みたいに子育てなんておいしい回なのに。ククリがドラゴンになったレイドにさらわれるなんて王道展開もあるし。

地の剣の話、きりなしの塔の日記とも繋がって普通にいい話だよな。ニケとククリみたいな主人公格と違って、志半ばで尽きた冒険者は世界観的にはやっぱりいるわけで、そういう人の心の救いにニケたちがなっているってのが冒険ものとして素敵だ。

バトーハの塔、発端がブリの照り焼きとかいうアホっぽさで中和されてるが、偶発的な魔法の事故で時間ごと引き裂かれた悲恋は普通に重い話ではあると思う。コメディ話だけど、一貫して恋が協力で恐ろしいものという点は一貫してるんだよなぁ。かわいいポーズなんてものは作中でも魔法として存在しないけど、(光魔法でカッコイイポーズってのはあるが)まさしくククリに恋の魔法にかけられてしまっているレイドには効いた、ってのがまた上手い構成というか……。

夫婦みたいに、と言えばネコジタ谷あたり?で足止めの罠食らってニケとククリがギップルのテントに夫婦みたいに住むくだりは流石にカットだったな……。うーん残念!あのくだり好きだったのに。いや次回予告で作中クソゲー、ゲソックの森まで再現してる辺り、苦渋の取捨選択だったのはわかるんだが……旧アニメみたいに30話以上あったらな~。とても上手く再構成されてる良アニメ化なのは大前提として、小ネタの多い作品なのでそれでも尺が足りないと感じる。贅沢とはわかっているが……。究極的にはアニメで懐かしくなったら原作を読み返せ、って感じなんだと思うけど、良アニメなのでアニメ再現でも見たかったってのが正直なところ。

原作グルグル1・2と舞勇伝キタキタと新ターちゃんと魔王学校に俺だけ勇者!?を電子書籍で全巻買いたい&買い直したい。好みの恋愛ものいっぱい読みたいし読み返したい。まだ旧ターちゃんも読み切れてないが。まあ金ないしそもそもそんな一度に買っても読み切れないしDMMTVでアニメ見るのに忙しいからだいぶ後になると思うけど。
2024/06/08(土) 12:47 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
アラハビカ終わりまでグルグルアニメ見終わった。終盤のミュージカルのくだり、気合い入ってるなぁ。そしてやっぱりこの話の終盤のキモはハートを持った上でのチュウによるお姫様の目覚めである。ちゃんと妖怪チュウも再現されている(笑)ここだとレイド様、「オオカミと七匹の子ヤギ」のオオカミやってんだけど、やっぱりレイド様はあの物置の中でもオオカミになるはずだったのね! ケダモノ!(お前の発想のキモさのがケダモノだよ!)

ニケのプレゼントの色鉛筆で塔を守っていたって構成がまた泣かせるよな……。っていうかアラハビカ編、構成も展開も劇場版映画でやるような話だな、今思うと。

そして今見ると、アラハビカ編でのストーリーの導き手であるデリダがすごくいいキャラしてるなと思う。お顔独特だけどw最後のククリとの会話とかすごく良い。

ニケククの関係性の発展途上っぷりが魔王ギリを倒すまでにはまだ至らなかった、というのもなんというかやっぱラブファンタジーとして構成が上手いというか……。ククリの心の成長が主題なので、彼女の心の自信のなさ中心に語られているが、ほっぺにチュウ(それも天使たちに促されてやっと)しか出来なかったニケのウブさも理由の一つだと思う。

ここでニケがククリの好きです!って告白をガッチリ受け止めて力強く良い返事が出来るような男だったら、自信のなかったお姫様、ククリも恋するハートをここで完成出来たんじゃないかな。って個人的には思う。スケベな割にウブなのがニケの可愛いところ良いところなんだけどな。まあそういうのがすぐ出来ねーから恋と冒険は楽しいのさ……。

いいアニメなんだけど、やっぱりアラハビカを語る尺が無さ過ぎて、アラハビカの正体を知ってククリが悲しむ流れは原作のが上手いと思う。アラハビカジュースとかアニメでは飲めなかったしな……。青とうがらしとかはあったけど。おっぱいも回収されたwwwwでも次回予告のレトロ演出とか普通に泣かせてくるんだよなあ……。良かったなあククリちゃん……。アラハビカのことククリちゃん大好きだったもんなあ……。っていうか次回予告のファミコンドラクエ風の演出良すぎるんだよな。ちなみに前の話でギンギー料理はしっかり出て来るので、このアニメは取捨選択をよくわかっている。

めちゃくちゃグルグル2が読みたくなって来たけど、まあアニメ一通り片づけてからでいいか……。
2024/06/08(土) 05:03 作品感想 PERMALINK COM(0)
アラハビカ編中盤辺りまで見た。アラハビカ編はグルグルのラブファンタジー部分として一番良く出来た話だと思う。ニケとククリの恋愛に関して深く切り込んでくるし、最強魔法を習得する話でもある。実際作品としても節目みたいなポジションの話だと思うんだけど。悪魔化ククリは当時の少年達の性癖を壊していったと思うんだが、運命の女神の「好きが強くなっていくにつれ、裏切られる不安も大きくなる」、魔境の魔法使いによる「抑え過ぎて爆発してしまった」などの解説も含め、可愛いククリちゃんの怖い側面をしっかり描けている。

個人的に、アラハビカのちょっと儚く切ない設定も好き。このエピソードの前に「劇は複数ある」というミグミグ劇場がちゃんと登場しているし、ニケが指摘した地理関係なども含め、ファンタジーミステリーとしての構成力も高いよな。ラストでちゃんと救いもあるし。

しかしまあ、グルグルをおさらいしていたらグルグルがそもそも心の魔法だとか、最強魔法も恋するハートだとかでこれも心の物語なんだよな……。(子どもにしか使えない魔法、というのもまたノスタルジックである)本当私はこういうネタ抜きで恥ずかしい話が好きなんだな。

やっぱりさあ、抑えられるヤンデレってヤンデレじゃねえよな……。事実ククリちゃんは、根はとても良い子なのに、運命の女神の介入によって起きた激しい嫉妬を抑えられなかった。己の中の悪魔を止められなかった。抑えられるヤンデレって、ただの知能犯DVのゴミくそ野郎やねん、それ。おい、聞いてるか昨日読んだラノベ。っていうかヤンデレ男なら、ヒロインに降りかかる災いのゴミを殺して始末くらいやってみせろや。ヒロイン監禁くらいしてみせろや。そこら辺のわかりやすいインパクトすらねえから、インスタントヤンデレとしても楽しめないねん。

やっぱ中途半端な女性向け読むよりは、肌に合う澄んだ感性の男性作家作で浄化されてぇ。(コレはコレで当たりはずれもあるが)ハズレの女性向けや恋愛もの、冗談抜きでこち亀の両さんとかアンパンマンよりときめかないんだもん。分類としては恋愛物じゃないしわかりやすくイケメンでもない作品にときめきで負けるのってすごく情けないというか恥ずかしいよな。知名度とか実力はともかく、そこの情熱で負けたらアカンと思う。

女性向けヤンデレの当たり、セラヴィー先生しか思い浮かばねぇな。やっぱりハズレのシリアスより大当たりのギャグだよ。

こういうこと言ったらいけないってわかってんだけど……やっぱ合わない作品って作者の語りとかエッセイ的な文章からもう合わないな……。
2024/06/08(土) 02:17 作品感想 PERMALINK COM(0)