やきにく亭
～キャベツを添えて～

【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル１０巻　第８７章　アラハビカ空中戦】

ここのプリンセスククリちゃん、文句なしに可愛いけど、参上って言い方ちょっとククリちゃんが言わなそうなやつだなぁ、って思ったが、


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル１巻　第２章　コーダイ城】

もしかして、初めてお城に行った時ニケに教えてもらった落書きの思い出から？とか深読み。

実際ニケのトラウマに関しては、１巻第１章の伏線を１０巻アラハビカで回収してるから、これも可能性としてはあり得る……？

アラハビカ編は二人の恋の一つの区切りかつ旅の集大成、ここで終わりでもおかしくない話だし、こういう細かい思い出まで拾われていたなら素敵だなぁ。という願望というか思い込み。

２巻でサイコ妖精に足止め喰らってたのも決してただの回り道じゃなくて、ここでククリちゃんがお料理が上手くなったから、後ににけやで弁当を売れたり、お料理教える代わりに盗賊に弟子入り出来たり、ハッキリとした伏線がかなり細かい作品ではあるんだよな……。

３期アニメスタッフもそういうの気づいてないわけがないんだが、なにぶん尺がないから、おそらく苦肉の策で魔法オババに教えてもらった設定になってたよな……。

オババに教えてもらって、旅に出る前に料理覚えてたなら、ニケと一緒にドン引きして捨ててた聖なるおナベの価値に気づきそうだよなぁ……みたいに、ギャグの疑問が出てしまうくらいは、この漫画結構伏線や辻褄合わせが細かいんだよな……。やっぱりアニメグルグルはもっと長い尺でやるべき作品だったんや……。

男女カプもの読んでると男性向け〜女性向けと幅広く見かける、

1．異様な量の買い物をして、連れの男に大量に持たせて女子は手ぶら

２．めちゃくちゃ迷いまくりな、服屋での女子の洋服選び（彼氏ポジションは退屈そうだったり褒めたり寝てしまったりと手持ち無沙汰）

みたいなシチュはなんなんだろうな。いやいつもの嫌いとかじゃないんだが、純粋に謎だなって。

確かにコレがクリア出来る男は最低限モテるに納得出来る描写だとは思うが……（女子のワガママを聞いてあげられる忍耐があるって事で）

現実でもあるあるな男女デートの光景だったりするのだろうか？わからん……。何にしても片方だけが用がある感じの、ボリューム多い買い物デート、ネズミーランドより恋人初心者向けじゃない気がするが、何故か友達以上恋人未満男女のがやりがちなのも謎だ……。

１.は特に謎。夫婦エッセイのインド夫婦茶碗みたいに、「夫婦二人きりで出かけたら、お互いお土産とか色々買っちゃって帰りは二人で手荷物パンッパン」みたいなシチュならわかるけど、大体恋人未満の男だけ荷物持たされてるからほんま謎。

ただの２次元テンプレならテンプレで、初出がどこなのか例によって気になる謎シチュ。結局のところただのノロケ文脈なのかもしれんが……。

久々にがじぇっと開いたら読むの止まらん。女の子を宇宙人に例えたり、暗闇の中の機械の光を宇宙船と言ったり、思ったことが素直に言えなかったり、委員長の片恋だったり……ジュブナイルの達人作家や……全ての物語パーツが美しいんや……。

グルグル永久に読みたいけど、ニケとククリはいい加減ハッキリ結ばれて欲しいし、また別作品のファンタジーやジュブナイルも読みたい矛盾。

がじぇっともグルグル２も男の子が女の子にリンゴプレゼントするくだりがあるんだが……怪しい……絶対に何かある……。でも心理学や哲学はお手上げ。

久々に読み返すと主人公シュウ君の親友ポジションのケイタ君素敵。こういうチャラ男に弱い。幼馴染女子のケイちゃんに結局捕まっちゃうのも良い。責任取りな。なんだかんだ怪しい勧誘からケイタ君がケイちゃん守るの可愛い〜！！

タレちゃんとの仲直りのくだりのがじぇっとセンス好きぃ〜！「ごめんね　とりがくん」「やった　手つないだ」

結局全部通しで読んでしまった……。寂しくて、しかしまたいつか何かがあるんだろうと感じるラスト。やっぱりコレは隠れた良作ジュブナイル。そして何気にサブカップルがおにロリ。でもハイジ×歌はなんか応援したくなっちゃうよな。

「夏が来ればぼくらは」委員長の続きが再生出来ない音楽の１フレーズだが、夏が来ればぼくらはがじぇっとを読み返したくなる。