オラァあれだな、ニケだの2409回目の初恋の周くんだの神ないのアリスだの狂四郎だのカッコいいの男のラインだったらやっぱ、等身大さも見える献身的な愛が見たいのかなぁ。己の意志で人生ごと捧げてしまうようなアレが見たいんだよなみたいな。なんだその微妙にハードルが高い奴。神坂一せんせーとかも何気に上手いやつ。

ちょうど昨日22周年迎えたらしいEver17とか、主人公カッコイイっていうけどそういう等身大さというか人間らしさがホント欠けてんだよな、アレ……。仕掛けがスゴイはまだしも(まああの作品の何が面白いのか、私には全く分からないタイプのミステリー?だけど)アレがイケメン主人公で挙がるの納得いかねぇ~。アレ系はヘタレよりダメかもしれない、ただ挙動だけが一応イケメンみたいな……。中身が伴わな過ぎ。

ONE2の主人公好きなの多分私がああいう男が好み過ぎるってだけなんだよなぁ……知ってた。

赤松先生の著作も同じ現象が起きてるというか、一番カッコいいと描かれていない(彼に惚れているヒロイン勢すらカッコイイなどとはほとんど言わない)AI止まのひとしくんのが時々カッコイイし泣かせるとかいうアレ。ネギまのネギとか、どんどんそこら辺の描き方が滑った男子ドリームで見ていられなくなっていったからな……。

いやあ当時20巻くらいはそこそこ楽しんだ覚えがあるが、今思うと10歳の少年に中学生女子、それ以上の年齢が次々ドキィ♡とかホラーだなぁ。同じショタコン女から見てもホラーだなぁ。いや雪広あやかみたいなショタコンならわかるが……。ネギくんこそAIとまひとしくんみたいな文脈で描くべきショタだったと思うんだけど……。なんかよりによってネギにカッコイイ男にドキドキミ☆みたいな文脈突っ込むから「この世界みんなショタコンかよ?」みたいな変な事になってたよな中盤以降……。いやギャグなら全然いいんだけどそうでもなくなっていったから余計に……。

例によって私だけが言ってるのかもしれないけど、今見てもひとしくんの等身大の男の子っぷりってハーレム主人公として良いと思うけどな……。至らない点含めて時々ステキって思うし……。

なんかカッコいい、も天才同様ハードルが上がりやすい気がする……。このカッコイイ概念すらギャグにしてしまった衛藤ヒロユキ先生はやっぱり天才で奇才なんだな……。

意外と女性向けの定番にないよな、等身大の男の献身的な愛みたいなアレ……。やっぱ男性向けの天然ものを探すしか……クソっ見つかりにくい!

ヘタレ男だとひとし君が理想かもしれないけど多分かなり理想値が高いやつだな?(専門分野だとカッコいいし……)しかしパソコンもスマホも普及した今だと、ひとし君のカッコよさはやや伝わりにくいかもなぁ……いやひとしくんがやってるプログラミングまで行くとそら今でも専門分野だが……。やっぱりコレを1994~1997年辺りに描いてた赤松先生はすごいと思う。
2024/08/30(金) 05:51 作品感想 PERMALINK COM(0)
カプ萌えを拗らせるたび「ラブラブ和姦ならええやろ」精神でスケベを書き続けて来た私もニケククだけはなかなか汚す踏ん切りがつかない。別に私はショタコンでロリコンも併発してるというか今時のマッチョ、おっさんブームがイマイチ興味出ないレベルだからなんかそういう抵抗じゃない(っていうかそういう抵抗があったら9歳差のおにショタなんぞ手間暇かけて作らない)


なんかもっとこう……あまりに純過ぎて妄想でもやりづらいみたいな何かが……。

やっぱニケがスケベ心描かれる割にそういう空気がなさ過ぎなのかな……。似た系統の魔王学校のヒロとかAIとまのひとしでももう少しなんか……自分から彼女をどうにかしたいみたいなアレとか抱きしめるようなアレとかあるよな……。直球でスケベなニケのが、同作者のシュウ君とかイービィよりなんか手を出すようなアレが想像しにくいのがすごい不思議なんだけど……。

ニケ→ククリはちゃんと作中で描かれてるんだけど、別に両想いなら普通に描かれるような自分からの接触願望すら何故かほとんど描かれないからなぁニケ。グルグル2でお姫様抱っこするのも突き詰めて考えるとククリの命令的なアレで、しかも正気じゃない竜モードだけだし……。

衝動的に抱きしめるとか守るために抱きしめるみたいなアレすら記憶にない(アニメでも緊急時に突き飛ばす程度)だからなぁ……。どうもこの距離感はアニメでもかなり厳密に守られているくさいんだよな……。

衛藤作品のピュアッピュア範囲とはいえ、シュウ君とイービィが割と男の子の触りたい願望やら好きな子をどうにかしたい願望やらを表現出来て、ニケが出来ないのはまぁなんか……わかるんだけど。

多分シュウ君とイービィ範囲でも描かれてたら、ニケはきっとククリの理想の王子様や、読者の楽しいギャグヒーローでいられない。(言うてシュウ君とイービィだって両想い相手に手つなぎたいとかチューしたい程度なんだが……)勇者って辛いねぇ……控えめ過ぎるニケって呼んで願望も、2で結局達成されてないし……。

まあシナリオ展開的に恋人は引っ張るのはしゃーないにしても、もうちょっと名前呼びは掘り下げて頑張って欲しかった感はあるな。ククリとニケのキャラクター性にも関わるからココをいじるのが難しいのもわかるが……。単純にククリの勇者様呼び可愛すぎて弄れねぇのもわかる。

ニケの「勇者なんてほんとは嫌だけどククリの為なら勇者していい」みたいな感じと、ククリの「ニケを勇者様と盲目的に信じているけれど、それは誰でも良いわけじゃなくてニケだから」みたいな感じなんとなく一生噛み合っていないような感覚があるんだよなぁ……。

グルグル2の1巻のおしゃべりなアサガオ回で多少かみ合わせ良くなった印象もあるが、でも考えてみるとアレもはっきり心を通じ合わせたわけじゃない。ククリの方は、能力がなくなってもニケを勇者様と思ってる事が伝わったという事を知らない……。2の名言通り、好きな人でも半分はわからないままでいいとは思うのだが、なんというか一度は心が100%120%重なり合ったような瞬間を目撃してぇよなぁ……。

ニケククほど、瞬間、心が完全に重なった感覚がないカップルを知らない……。悲恋でもそうそうない。だからこんなに発狂するんだね。似た系統の魔王学校に俺だけ勇者でも、アレは周り全員敵のコミカルなロミジュリなので、二人の心はなんだかんだと通じ合っているし……。

よくよく突き詰めるとニケククは無印の告白すらなんかすれ違ってるわけなんだよなぁ、うんこギャグでそんな事言ってるの私だけだろうが……。結構真面目な話で、無印の告白時点で、ククリうんこ!って言える感じのカップルだったら私も安心できたとこある。2ではうんこうんこ言いまくってククリの前で屁こきまくってるのはやっぱ成長描写なのか?

ニケこそウサギテレビでやってた「キモイとこを嫁の前で読み上げ」とかいう羞恥プレイが欲しい(アレすごい個人的な性癖に刺さった)けど多分ニケの心は一生全部はわからないんだろうな……。
2024/08/30(金) 01:30 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
別に熱心に読まれんだろうから低みとかほざいたけどあったぞ、私の作品あるある。下ネタが多い。(ちょいちょい指摘される)下ネタが小学生のうんこちんこからなんかヤった的表現まで好き、というか自然に「在る」ものとして全部出てしまう……。読んだ後五秒くらいで忘れる感じの作風の癖にそこだけネチョッとしてるので、無理!と言われなくもないのが悲しいですね。(ガチで自業自得)合意~両想いなら下ネタ入れていいと思ってるようなところがある、けど正直このラインが一番賛否出るよな……。

いっそ大長編で全編下ネタ書きまくればいいのでは?って思ったけどカクヨムさんに怒られるのやだなぁ。

中身のある男が描けないのが悩みなんだけど男子が考えそうな下ネタだけはなんか解像度高いっぽくて嫌。(ここは上手い的にちょくちょく言われる……)

多分下ネタの元データが男性向けばっかだからなんだろうけど……。女の人の描く下ネタ……というかお色気表現ってなんかなんとなく綺麗な事のが多いよな。花守の竜の叙情詩1巻で、ヒロインの水浴び覗いちゃうくだりみたいなやつ。アレはエロいというよりファンタジックで美しいレベルだったが、逆にああいう美しい色気描くのは下手だと思う。夏緑先生が男性向けと女性向けの中間というのだろうか、どこか微笑ましいお色気~女性の美しさに見とれるような表現の両方が何気に上手。

アレだな、なんというか普段食ってるもんってモロに出るんやろな……。
2024/08/30(金) 00:30 その他自創作絡み PERMALINK COM(0)
一人の作家の作品を可能なら全部~読めるだけ読んでみると成長や作風の変化、迷走、傾向が見えたりして面白いけど、なんというか私の読書の楽しみ方は手間が無駄にかかり過ぎると思う。趣味が悪いと言えばそうだし……。

小説書きとか特に、本人は気づいてなさそうなよくやってる比喩表現があったりして面白い。夏緑先生が使いがちな洗濯機にまわされる表現に、先生の(おそらく出してた著作とかも鑑みると)主婦的側面が見える。私も多分やってるけど別にそこまで熱心に読まれた事はないから低みの見物である。

夏緑先生の洗濯機うんぬん表現、覚えてるだけでも暗黒魔王、ぷいぷい1巻、魔王学校5・10巻と結構ある。やけに生活感ある表現が上手いのが夏緑文。デビュー作のガルフストリームはもっと自然にうんちくとかが入って来て、こういう自然体の文章もまた体験したい気はする。コレ以降、ほとんどコメディ系の人なんだけど。(良い意味であんま根本が変わってない人だから別に不満もないけど)読んでないラノベも読みたくなって来たけど魔王学校再読してヒロとリュウナに萌え転がるのに忙しい。あと主にAmazonKindleで買ってるんだが、あそこの検索が終わってて探しづらい。

好きな作品でも、特に難解に描かれてない作品でも最低2周しないと気づけない事って多いな……。ホントは全部そのくらい丁寧に読みたいけど、読みたい作品多いからなぁ……。
2024/08/30(金) 00:17 雑記 PERMALINK COM(0)
竜歌の巫女と二度目の誓い、そういえばもう続刊でないのかなぁ……。ラノベ買うの面倒になったというか、ここ数年買ってたラノベも大半続刊出なかったのを思うともう無理にリアタイで買わなくていいか。漫画なら最悪でも打ち切りアナウンスくらいあるんだけど、ラノベはその辺の事情が色々込み入ってるからな……。

それはさておき竜歌の巫女は1巻だけ読む分には最高に重くて美しい死に戻りファンタジーではある。2巻もまあ別に読んだってかまわんと思うけど(伏線は残ってるが、単体エピソードで展開してそこは一応閉じてくれてるから)

全部、起こってしまった後、終わってしまった後の赦しの話というのがいいよな。過去回想が全部、終わった後だってわかってるから泣けるみたいな……文章力もあるが、アレは構成の勝利だな。作者公認の出オチのプロローグの文章も良い。ポケットモンスターココの上映時間までの暇つぶしにガストで開いて、思ってた以上に激重でぶっ刺さったのでだいぶ困った覚えが……。え、こんなの読んだ後にまたココみたいな約束された感動系見るのみたいな。外でうっかり泣けるレベルの小説読むと困るよね。初見予測が不可能だし……私が小説読むの大体外なのでホント困る。
2024/08/29(木) 23:48 作品感想 PERMALINK COM(0)
再読。この巻が一番当時好きだったがこの不動のお気に入りは変わらないかも。学生の帰省という日常の範囲で「離れていても想い合う二人」を描く手腕、素晴らしい。ここに魔王と勇者という難しい立場であること、「夢の中で会う」という儚いシチュエーションが加わって、コメディなのに泣けてくる。微笑ましい恋心描かせたら天下一品だわ、夏緑先生。



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2024/08/29(木) 08:27 作品感想 PERMALINK COM(0)