気分転換に綺麗な短編の一つでも今月中に出しておきたいなぁ。しかし頼みの綱のカクヨム自主企画を眺めていても何も降りてこない。衛藤先生がこういうのを「天使待ち」ってロマンティックに呼んでたから今度から真似してそう言うか(ストーカー気質)。
2024/10/13(日) 17:53 雑記 PERMALINK COM(0)
タイトル通り、栗本薫氏が十代後半~二十歳、つまりご本人も後書きで言ってる通り学生時代に書いたものをまとめた作品。元カレと付き合って別れるまでの赤裸々ポエムみたいな作品まで収録されている。文豪の死後、勝手に重要資料として永久保存されちゃってるラブレターに近いものまで、本人公認で堂々と出してくれた作家は貴重であると思う。好きな作家程こういうの覗いてみたいけど、本人は恥ずかしいから隠しちゃうもんだからね。

栗本さんの遺稿を何でもかんでも出して来る遺族の姿勢には色々な意見もあるとは思うが、後からハマって好きな作品や作家の著作・関連作が入手困難で困ることが多々ある1オタクとしては、生前から合意で全てをさらけ出してくれる姿勢はありがたいなと思う。ほっとんど電子でも出されまくってるのを思うと、この作家にどっぷりハマれたらありがたいのではないか?と思う。私は良さそうなのを行儀悪くつまみ食いしてるだけだけど……。


続きを読む
2024/10/13(日) 14:52 作品感想 PERMALINK COM(0)
白馬の王子様症候群ってのがある。まあ簡単に言うと私をこの状況から助けてくれる王子様が来ると信じてるようなお花畑脳の事なんだが、どっちかというと女子ってのはそうやって救われるより、「助けに来てくれたのね、ありがとう!」って王子様をバキゴキ取り込んだ化け物になりたいんじゃないかなぁって。或いは悪い奴に連れ去られて自分も真っ黒に染まりたい。

白馬の王子様症候群は女性の一種の病気扱いだが、昔っから、ドラクエ1、いやもっともっと昔のそういうファンタジーから?捕らわれの姫を救う話は、実は男のドリームのように思うのだ。現に原作だとヒロインである女子をダークで痛快なヒーローに仕立て上げたノベライズ、ルーティのルールを描いた祭紀りゅーじ先生も「助ける男ありきで語られるヒロインに疑問がある」ということであのノベライズを書いたそうだし、今読んでる途中の栗本薫なんか、元カレの気を引きたい自伝で「めっちゃ良い感じの悪い男が私をさらうかもよ」などと言っていて、両者ともアプローチは違えど、典型的な白馬の王子様に救われるお姫様は疑問があるか、興味がないのがわかる。

女の人ってさ、この状況を変える人じゃなくて、一緒にズブズブする共犯者が欲しいんだよ。やたら女性向けBLとかで一緒に死体を埋めたがるのもそれだと思うね。っていうか共依存そのものが女性向けカテゴリという感じがするよね。「つまらない状況を変える」って事で、これらも白馬の王子様症候群の一種なのかもしれないが、なんというか言葉のイメージ連想より、もっとめんどくさくてキモイのが女子じゃないかなぁ、って感じがある。

白馬の王子様症候群を唱えたのは女性らしいんだけど、方向性は悪くないとしても、もう百歩くらい踏み込みが足りない説のような気がする。多分唱えた人は、メンヘラじゃないんだろうな。キリッと心が自立してる人が言うとるから女子のメンヘラ的側面に踏み込みが足らんのではないかな?ただの邪推だが。まあ私が喪だからなんも起こってないだけで、実はそういう素質があるだけかもしれんが、女のメンドクセー心理を掘り下げるってなると、やっぱ足りねえ理論じゃねえかな?って気がする。

うんまあ、私も女の端くれだから言いたい事はわかる、言いたい事はわかるんだけど……。やっぱこれを理想!素敵!って言われるとうわっキモッてなっちゃうめんどくさいとこがあるんだよな。キチ〇イカテゴリならいいんだけどさ。でも大体↑みたいなのが素敵!ってノリだよな、女性向けって……。
2024/10/13(日) 07:37 雑記 PERMALINK COM(0)
しかしグルグル無印最終巻を読み返してると、「勇者様ごめんね、ククリがもう少し強くなっていれば…」というギリ戦のククリに即太字で「それはちがう!」って返すニケ、ニケの集大成みたいな台詞だなと思う。いつでもククリが弱気になれば即フォローに回るのがニケの生き様だからな……。この時点でもう便意ヤベーんだろうなって思うと超複雑な気持ちになるけど。

読み返しても読み返しても粗が見えるどころか更なる光の狂気に気づいてしまうレベルなのだが、ニケはどうしてこう「ククリから見た勇者様」として完璧であれるのだろうか……。っていうか、読み返してて、他の女の子にデレデレっとするシーンはあれど、そこからもっと踏み込んでメチャクチャ親切ってククリにだけなんだよな。

それはどうしてか、ってまあ陳腐に言っちゃえば愛なんだけど、何故だかここの詳細が、グルグル無印最終話まで行ってもなーんかハッキリしない。いや言葉でなんか言ってるは言ってるんだが、どうもしっくりこない。おそらくこのしっくりこない感じは衛藤先生にもあって、それで続編を描いてニケの心を覗こうとしたんだろうと思ってるが、やっぱり続編でもよくわからない。

言ってしまえば簡単すぎるほど簡単なのに、アニメ最終話のエピローグで示したような、ニケからの求める気持ちが、どうも原作だと30年、一向に見えてこないのがここまでこの恋物語が伸びてしまった理由なんだろう。

がじぇっとのシュウ君もウサテレのイービィもわかりやすいのに、なんでニケだけこんな作者もククリもわからんみたいな話になるのか……。やっぱりモデルに他人が入っているからなのか……。

ファンブックのインタビューとか本編読んでても思うんだが、衛藤先生に近いのってどっちかっつーと多分ククリの方なんだよね。男の人だけど、ニケじゃなくて、ククリ。だからククリの心は作者にも読者にもわかりやすい。ニケはやっぱり元ネタのモデルの子も、描いている自分のキャラとしても憧れがあるような感じがする。だからこんなにも魅力的で、こんなにも底が見えない。

グルグル2の5巻で、やっと見えそうだったのにアレが限界だったのは、まあ作中でも自虐っている引き延ばしもあるだろうが、やっぱり作者がハッキリ見えなかったのではないか?そんな感じがする。

まあ作者もわからないから魅力的はわかるが、ほんま今度こそニケの心を覗きたいもんよな。
2024/10/13(日) 06:48 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
BL小説頑張って書こう思ってたがどうも乗れないからルビー文庫諦めよ。あー時間無駄にした。もう当分二次も一次もBLはいいかなー。書いてて違和感しかなくてなー。男女カプでよくね?みたいな。そんな感じで、書いててしっくりこないのが投げた原因か。

20年以上腐女子やって来て今更だが、BLの男が男に惚れるみたいな感覚って、萌えか何かで正気を失ってないと多分私書けねえんだわ。いやデリケートなリアル話ではなく、私の作るフィクションとしてな。「どうも私、男描くの得意じゃないなぁ?」と最近気づいてしまったのも手が止まってしまった理由の一つかも。そんな状況で出て来るキャラ全部男、全部BLカプはちょっと無理があったねぇ。

無理に受キャラをそこそこ青年にしてしまったのも書きながら違和感の原因だろうか? 一応理由付けはしたんだけど、書いてて攻に甘える感じが萌えどころか終始自分で違和感しかなくて……。かといって噛みついて来るようなキャラ描くの好きじゃないし……。

アオイが描いてても読んでてもなんとなくアリだったの、そこそこ有能+ショタでネコだから甘えてもおかしくはないみたいな空気が作れてたからなんだな……。いやお前が作ってたのになんでそこ気づかないんだよって感じだけど。最近全5作プレイし直して、なんでこんないい感じのキャラを作れたのか自分で不思議なんだよな……。

まあへっぽこアルジェンもキミのセカイを、ボクは行くもアイの黒もぜーんぶ現実逃避で作ってたから、強いつよーい逃避パワーで作ったやつは、自分でもよくわからない謎のエネルギーがあるのかも。キミの世界~は流石に出来が荒っぽすぎてアレだけど。でも一回はネットから全部消したやつだけど、最近読み返したらコレ、良くも悪くも二度と書けねえな……感あって割と面白いような気がして来た。あまりにも自分の頭の中だけで進み過ぎだが。まあ、もう12年くらい前の作品だしな……。アレは多分、当時の私にとってのアラハビカだから、一番下手くそであると共に、一番完璧な作品みたいなとこがある。

しかし癖が気持ち悪いのと似たようなものばかり作ってもな……って半端に弄ったら自分でもおそらく他人が見ても違和感しか出ないような産物になってしまったの、私の癖はキモいなりにバランスが取れていたのだなぁと気づく。方向性は悪くなかったと思うんだが、このプロットはやるならもっと練り直さないとダメだなこりゃ。
2024/10/13(日) 05:58 その他自創作絡み PERMALINK COM(0)