身内が私のメッチャクチャ好きなSFメルヘンロードムービーアニメぽぽたんにハマってくれてメチャクチャ嬉しいのと、コレとelfのリフレインブルーの読後感が似てるって話になったのでメモしておきたいのだが。

両者の似てる点は「想い」そのものに着目して、よくある「想いを踏まえた劇的な変化」にはシフトしないとこだよなって思う。物語の行きつくところも「想い」そのもの。方向性も描き方も物語も全然違うんだけど、そこら辺はかなり近いと思う。

それが王道ハッピーエンドにしろ最終的に別離だとしても、恋をして(或いは良き友に出会って)、彼らから色んな気持ちを受け取って、色々変わって成長しました!みたいなパターンが王道、黄金パターンとして物語にはあるわけだけど。リフレインブルーもぽぽたんも、出会いや思いやりは大切だけど、何かを劇的に変えられるわけじゃない。「その心遣いが嬉しい」ってそこに留まって、その嬉しいを掘り下げるような感じ。もし変わるとすれば……受け取った相手の心の持ちようなのかな。哲学の本当に柔らかくて大事な部分だけを苦くおいしく掬い取ったような感じ。

私もリフレインブルーとアニメぽぽたんはかなり好きだけど……これ、相当描く難易度高いよなぁ……。下手したら伝わらないかなんの変化も意味もない話になるよなぁ……。というかぽぽたんもリフレインブルーも良く出来てるけど、ある特定の人間だけを刺し殺す感じの作品で、合わない人との温度差が激しいし……。まーそれもしょうがないよな、この二作はわかる人にしかわからない話だと思う。リフレインブルーもアニメぽぽたんも私にとっては100点満点、或いはそれ以上の作品なんだけど、人によっては落第点、或いはわからなくても仕方がない。実際どっちも、有名な会社製作とか独り歩きしてるネタ(ぽぽたんのウマウマは原作ゲームネタだけど)の割にかなりマイナーだしなぁ。

まーどっちも私がブログでよく言ってる「誰も褒めない感じに上手い作品」なんだろうね。

私も歳だけは取ったからさぁ、わかるんだよな……こういうのがなんで私にはメチャクチャ刺さって。世間との温度差があるのかってさ……。ウケねぇよこれは、っていうかわからねぇよ大半の人は。センスが遠い親戚的な、刺さる人には刺さる心の話のグリムノーツが超万人受けに見えて来るレベルだもんな、この二作の感性。
2024/10/20(日) 23:33 雑記 PERMALINK COM(0)
グルグル2のテーマ的に流石に最後ニケからククリに好きって言ったりチューしたりとかはするんじゃないかなって思ってるが、その際なぜここまで何も出来なかったか?好きと言えなかったのか?についてこの際アホみたいな理由でも良いから触れてくれないと成仏が出来ないな……。多分作者もニケも恥ずかしいから言えなかったみたいなアレなんだろうけど(明かされるにしろ明かされないにしろ)

そして某所のスレ見てたら2017年版アニメを「ここから2に続けれられる」「いや、無理」って言ってる人らで真っ二つで笑ってしまった。何だこの作品は。

2017年アニメが2に繋げられないって話って、ニケが結構ハッキリアニメだと返事してるようなもん&ククリもニケ君って呼べていて2の1話に繋がらない、って事なんだろうけど、あそこから2に繋げるのはまあ普通に可能な気はするよね。結局恥ずかしくて進展できませんでした~みたいな感じで。

私は多分あの時点で2のアニメ予定がなかった&スタッフが2まで引きずってるニケククの微妙なすれ違いに気づいていたから、ああいう心通じ合ったラストをアニオリで入れてくれた……って思ってるんだけど。2序盤は特にすれ違ってるからなぁ……続編のために告白がスカに終わったのはさておき、何故アニメ最終話みたいな、「一緒に冒険に出かけたければ能力も肩書きも魔王も関係ない」って当たり前のことが原作だと出来ないのかって点はホントに悲しいんだよなぁ……。なんでって、アニメ最終話みたいにニケが言えてないからなんだろうけどさ……。

多分やろう思えば、企画があるなら可能なんだと思うけど(今更ないとかは置いといて)、こっからは2に繋げられないんじゃないか?って言った人らのが多分正解に近いよね。私は多分、2を少なくとも序盤までは読んだ上で、ぶっちゃけパラレルワールド的な、心が通じ合っている最終話のエピローグ作ったんだろうな、って思ってるから……。実際のところは知らないけど。全体的にアニメのが、「手をつなぐ」ってのが重要シチュとして強調されていて、最後のアラハビカでもしっかり手を繋げているから、気持ちが通じ合ってる感じするよね。この、原作の距離感を越えない形で(ファンが引かない感じで)原作より仲の良さを強調する発想、何気にどれだけ読み込めば出せるんだ?案件だよな。いやホント、原作ニケククは触れ合わな過ぎるんだよな……。特に勇者側からが緊急事態以外触れてこないから……。なんでや!!元ネタの一つのラピュタだってためらいなく抱きしめ合うくらいあったぞ!!!

でもグルグル2のアニメ化ってジョジョのアニメ化ばりにムズ過ぎねぇ?詳しい事情は知らんが、ジョジョのアニメ化が結構近年まで積極的に行われなかったのも、多分アレのアニメ化が色々な意味で難しかったからかなって思うんだけど……。表面上のややっこしさはさておき、根っこはわかりやすいジョジョ以上に難易度高いかも……。2は本当に何回読んでもよくわからないから、同じスタッフがもっと長い尺で解読解説みたいなアニメにしてくれたら最高だな、って妄想は毎日のようにしてるんだけど……。

衛藤先生は三期のアニメ企画来た時、2のアニメ化だと思ったらしいが……前のアニメ二作が未完&2の難解さを思うと無印を最初から最後まで、って企画だったのは納得だよなぁと思う。

日記でわめき散らかしてもよくわからなくて半分匙投げてるから、ホント読み込みがすごい同じスタッフで2アニメ化くれ案件だけど、多分完結しないと2のアニメって無理だよな……。
2024/10/20(日) 18:51 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
グリムノーツ、各世界ゲストキャラもなんか大切な女がいる王子様系ばっかりだし、タオが本当に面倒くさくてシェインにガチだし……でなくてもツンデレ風のクロヴィスでも女子に優しい感じするし……。良い意味でも売上的に厳しそうな意味でもソシャゲシナリオっぽくないな……。タオとシェイン、まあ両想い的なのは前提としても、兄貴分のタオのが絶対妹分のシェインに対して感情デカいよね……。なんだコイツ、嫉妬しまくりじゃんメンドクセェ……(歓喜)考えて見ればゴタゴタのトリガーだってシェインを助けるためだもんね。正直ソシャゲのメインストーリーで女子を男二人が取り合うようなの読めると思わなかったな。レイナとエクスは癖が少ない王道王子様とお姫様って感じだけど、タオとシェインのが過去も相まって気持ちも距離もべったりというか……。ヒョウタンからコマな萌えだな。

御伽草子の想区、全体的に萌える。浦島太郎×乙姫の甘い台詞に感動。鉄板で美しい男女カプに飢餓状態な身体に沁みる……。おとぎ話モチーフだけあって台詞回しも綺麗よねぇ。
コレ、たまに見かける少年誌で男性が描いてる女性向けくさい(※BLってわけでなく)ファンタジーだな?うーんこの中間向け、90年代くらいの古いガンガンくせぇ作風……コレは……売れない!!!(n回目)少なくともソシャゲでコレはウケないよな……。

逆ハーでもBLでもないけど絶妙に女性向けみたいなの、多分好きで好きでしょうがないんだろうな私……。だからグルグル大ハマりしてるんだろうし。面倒な性癖してやがる……。

なんか男性作家、でなくても男性向け分野で書かれた、乙女ゲーじゃないけど女子トキメキ要素があるものが好きなんだろうな。西村悠さんとか、これはガチの乙女ゲーライターでもあるが好きだったし。理想体の何かが、得意分野でもなければ自分が女である限りたどり着けない天然の何かがあるのがなんか……はがゆい。

単にスクエニ同士だからやりやすいってことだったんだろうけど、やっぱグリムノーツとグルグルコラボって本当にベストマッチだったんじゃないかなぁ?って思った。このド天然でどこか女性向けなメルヘンセンス、相当近い。あとタオとシェイン、エクスとレイナってニケククの要素を分割したような要素のあるコンビだしな。

BLでも逆ハーでもないが女性向けっぽいとしか言いようがないファンタジーを一言で説明する用語はないもんか……少女漫画風ファンタジーとか少女漫画的メルヘンとでも言えばいいのか?でも実際そっちで掲載したとしたらちょっと少年誌っぽいんだよなぁ、グリムノーツも。

あまりにグリムノーツのメインシナリオライターセンスが気に入り過ぎたので、ラノベのデビュー作らしいランジーン×コードとかいう作品の試し読みしたら、ガチで冒頭2pの時点でセンスがグリムノーツそのまんまで笑った。若干打ち切りくさいみたいだが、一応一区切りはついてる作品らしいので今度読んでみようかな。

プロデューサーが売り上げ落ちた時テコ入れよりもサ終を決めたのも、金を迫る、煽る構造にして無理に売り上げ伸ばして作品が嫌われるのも嫌(要約)みたいな、なんともソシャゲプロデューサーにしては業が深すぎる理由らしいし、なんというか、やっぱソシャゲとしては優しくて美し過ぎたんじゃないかなぁ、これをメインで作った人達もプロジェクト自体も。

ソシャゲって金に汚い(って言い方も良くないかもしれないけど)、課金欲を程よく煽らないとやっていけないジャンルだと思うしな。

グリムノーツのシナリオに向いてると思われる、のんびり分厚い本めくって、そこに書いてあるロマンティックな幻想物語にうっとりするような乙女チックなセンスの読者って、まあガンガンお金落とすようなタイプの客じゃないよね……私が今更こうやってオフライン版をのんびり読んでるように……。
2024/10/20(日) 07:19 作品感想 PERMALINK COM(0)
ギャグ以外のグルグル語りが読みたくて、数日前くらいから某所の衛藤ヒロユキスレの過去ログを数スレ分くらい見てたんだが、去年ちょうど50スレ目を最後に次スレが立てられず落ちてしまったようだ……。つらたん。15巻以降は流石に住民も脈絡のなさに盛り下がっていたようで悲しい。

でもまあ大体疑問点(無印のようなオムニバスでなく、小さいサブクエ集的でメインストーリーがふんわりしている事)と美点(キレの良いギャグとちょいちょいかなり上手い演出、流れがある)とか自分と思ってること同じな感じではあった。

「にせもののつき」の魔法陣がニケの危機やらおつきさま作りとかを踏まえた創作グルグルっぽい、って話は結構収穫かな。いや言われてみると当たり前やんなんだが、こういう創作魔法陣一つとってもやっぱ無印よりわかりにくくなっている、と思う。無印はわかりま千円みたいな失敗、ミウチャの服を着てうきうきからのすてきなおようふくとか、文脈と説明があって創作魔法陣作ってるが、「にせもののつき」だとそういうククリの心境を現したもんみたいな文脈説明がなくてかなりこっちから食い下がらないとわからん……。

いや確かにグルグル=ククリの心ってのは無印から散々やってる話なんだが、前はあった(2でも序盤の方はある)直前の文脈引っこ抜くだけでこんな一発でわからなくなってしまうものなんだな……。私の理解力がないだけかもしれんけど。

デビルククリにしろにせもののつきにしろ、説明入れるだけでかなりわかりやすくなるし、ここまで読んで来た感慨深さ出るのになんかすごいサラッと流すよな、2は……。わざとなんだろうけど。

グルグル2面白いけど全てが創作で真似したらいけないで出来てるような気がして来たな。こんな描き方してなんとなく楽しんで読む分になにも問題がない(むしろ流しているから読みやすい)ってのはやっぱ衛藤先生は漫画が上手いんだなって感じ。村上春樹とかもそうなんだけどわからんもんを描いてウケる人ってのはまず上手いんだな。

それはさておき、にせもののつきの能力はプチ惑星の守り特化みたいな感じで面白いな。昔より更に殺傷描写が減った2のノリだと、「パーティ全員月の中に入って自分達の身を守りつつ、敵の魔力を吸って無力化する」ってのは、同系統、親戚というよりは上位互換かもしれない。まあ2のグルグルは一回限りしか使わないから、コレ出て戦闘がおもろい的なアレにはならん気がするけど。勇者分身のグルグルは何回も出してイチャついて欲しいんですがね……テメーの二次創作でやれって?それはそう。
2024/10/20(日) 03:40 グルグル考察 PERMALINK COM(0)