やきにく亭
～キャベツを添えて～

霧雨〜に「ことりおばけと村のクソみたいな風習の設定をろくでもないエロゲにした方が面白そう」とかクソみたいな感想しか出ないの、普通に最悪だなって思うけどそういう感想しか出ない。ああいうろくでもない、やたら凝った設定は直球でエロ作で見たいけど、なんか知らんが全年齢の嫌な感じのスパイスばっかなんだよな。エロゲとか成人向けだと案外ああいうろくでもないのありそうでなかったり……。なんか普通にひたすら林間学校（婉曲表現）になっちゃうからダメかぁ。

あの作品、まあ↑みたいな理由でことりおばけがめちゃくちゃしつこくて根深い亡霊なのはわかるんだが、「あの男」があれだけ執着してて亡霊化しなかったのはなんでやろ。いや、なってたら話がややこしくなりすぎるが、好きな女の人生メッチャクチャに出来たからあっちは満足なんかね（言語化すると胸糞すぎるな）。しかし「生涯触れる事はなかった」とかいう謎のプラトニックラブもよーわからん。本当にクソみたいな感想でもうしわけないが、そこの詳細をもう少し頼む。やったら胸糞過ぎるか。多分これも女の人生壊せた＆ろくでもないエロゲみたいな光景見るだけで満足だったんだろうが。多分「あの男」は寝取られ性癖だったんじゃないかな。メインヒロインが寝取られてやっとインポが治った男をエロ同人ゲームで見た事あるし。

一目ぼれして愛に悶えて狂った男が、執着した女の人生をメチャクチャに……みたいなアレはわかるんだが、そういう狂気と、↑の謎の寝取られ性癖(と、推測出来る)がどうも自分の感覚として謎過ぎるんだよな。どんな方法であれ、自分のものにするみたいなアレならわかるんだが。相手に執着する狂人と寝取られ男性癖って相性悪い気がする。なんか狂人にしてはおとなしくなっちゃうというか……。でも多分ここで（狂人にしては）おとなしい寝取られ性癖男(邪推)にしてワンクッション置いたのが人気作になれた秘訣な気はする。

ことりおばけもまあ普通に悲惨だし、そりゃ化けて出るしつこい化け物になるとは思うんだが、彼女もやった事がデカすぎてあんまり同情は出来ない気がする。トゥルー手前の、自業自得(って切り捨てるのも冷たいけど)で潰される？くらいがちょうどいい気がする。言ってしまえばことりおばけと「あの男」の最悪な劇の「とばっちり」である須賀とシオリ（因縁があるいうても彼らの預かり知らぬ要素なわけだし）はもちろん報われるエンディングがあってしかるべきだが、ことりおばけまで救ってやる必要ってあるのか？という酷い感想も正直ある。別にそこまで罪人が救われる事が嫌いなわけじゃないんだけど、ことりおばけは構図的には悪役側だし、その辺の心理の掘り下げがあんまない(全年齢だし、やりようがない)からあんま救ってあげて……！って熱血が出来ない。熱くなれないならそれはそれで、救いを素直に受け入れてやるべきなのかもしれないが。

夜中にホントにクソみたいな考察してるな。いや考察ググってもここら辺の考察がないので自分で書いた。(最悪の自給自足)。

あの作品のメインカップル当時ものすごい人気だったけど、↑のエロゲみたいな設定のが印象に残っちゃって二人のあれやこれやがあんまり印象に残らんかった。少年少女恋愛ものやボーイミーツガールってどこにでも転がってるけど、変なノイズがない、自分に刺さるようなカップル探すってなるとクソ難しいんだよな……。霧雨の作者さん、これのメインカップルがすごいヒットしたし、多分本人もそういう恋愛未満の男女純愛作るの好きなんだろうけど、ことりおばけみたいなろくでもないの掘り下げた方が、いかにも同人ゲーム的な作風に化けそうな気はするな。作者もファンも誰も望んでないやつだとは思うが……。