グルグルって夏夢夜話とか神樹の館とかよりムズいファンタジーだよな。夏夢夜話はファンブック読んだら読み違えてた箇所があったし、神樹の館も1ルートだけしか結局やってないが、当時難しい!って思いながらやってたけど、グルグルが一番難しい。いやまあ、どれもなんとなくで読めるから、オツムが弱い焼き肉ちゃんが謎や小ネタに挑まなきゃいいんだろうが……。

マジで誰かコレを研究してる国文漫画系教授とかいねえの?でなくても「磯野家の謎」みたいな謎シリーズがあったら良かったよなぁとか思った。アレもなんでだろ?ってツッコミで終わってるくらいの内容だった気がするが。謎シリーズ、魔法先生ネギま!が出てたのは見かけた(結局買ってないが)けど90年代ガンガン系となると……まあちょっと微妙すぎるラインよな。研究してる教授も多分全然おらん気がする。

グルグルランド3冊は割と興味深い事も書いてあったが、かってに改蔵ファンブックほどの解体新書じゃないからヒントのヒントって感じで……。どれも半分、衛藤先生の未収録作品の単行本状態だしな。(その割に細々した短編や短期連載は再収録の機会がなくて、ドラクエ四コマばっかっていう)

某所の作者スレはなかなか興味深い事が書いてあったが、かなり断片的な情報があちこちに散らばってるし、大昔のログを追うのってアドレスリンクがおかしくなってるっぽいこともちょいちょいあったりして、読むのが大変。
2024/10/25(金) 07:30 作品感想 PERMALINK COM(0)
神さまのいない日曜日のアニメ一回くらい見よう思うが、世界塔カットって時点でもう見る気がマイナスなのよね……。世界塔編ない神ないってグルグルで言ったらアラハビカカットみたいなもんやん……。って言ってもこれ全12話か。そりゃ無理だ。アニメグルグル24話だって割とムリゲーなのに。あ

アニメのグルグルはギャグマンガのいいところを見事に生かしてるというか、描いてる暇がないところをギャグで省略出来るギャグジャンルってのが強かったよな。1話の省略から最終話の綺麗な回収も兼ねた人間パチンコとか、最終話のここは俺達に任せて先に行け!からのゲーム画面風に走ってってギリのとこまで行くやつとか。

でもこういう「ギャグで省略」って他人がグルグルを限られた尺で描く羽目になったから出たものというか、衛藤先生あんまこういうタイプのギャグって実はやらん気がする。良い意味での勢い重視というか……。
2024/10/25(金) 06:40 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
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【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル2 12巻 82章 来た! エルプト大陸!】

なんでトマ君ここで言いよどむんですかね……。うん、まあいかがわしい事してるみたいに見えるって事なんだろうけど。

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(無印13巻 第114章 ふたたびふたり旅の該当部分を自分で描いた絵)

うん、まあ↑みたいなシーンをどうでもいいなどと言うな!!!と半分ネタでキレたのは私だけど、いざガチでどうでもよくないって描写されてるくさい公式描写見ると反応に困るな……。特に2のキラッキラのイケメン化したニケの作画でやられるとシャレになってないのでは……。

2って1にあったようなお色気要素もなくなったよなー、って思ってたけど、多分暗喩的にエロい意味、みたいな描写は増えたよな。深く考えたり気づいちゃったりすると割と反応に困るようなやつ……ニケをクローゼットに隠す描写、そっからヒントをククリが得たのであろうママ来たクローゼットのグルグルとか。

ニケがケベスベス回避で龍になった、夜は魔物になってククリの月を食べるってのも多分Hの暗喩なんだろうしな……。2の10巻でジミナ村に帰った時、昼は優しい勇者様がククリに会いに来て、夜は魔物になったニケがちょっとずつククリの月を食べてるってのも、多分見た目よりすごく親密でエロい描写なんじゃないかな。窓越しの会話だから一線は越えてないとか、ニケの願望とかなんかもっと意図があるのかもしれんが……。

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【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル2 12巻 82章 来た! エルプト大陸!】

ここの嫌って言ってるのになんかその後普通におっさんと寝てるのもなんかアレだよな……。

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【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル2 12巻 82章 来た! エルプト大陸!】

その直後のシーンでもおっさんに抱きついて寝てるし……。

前々から思ってた事だが、ニケって多分父性愛成分が足りてねぇんじゃねぇかな……。親父が勇者マニアの狂人だし。唯一まともな師匠&まともな父親要素があるスライとの再会も、龍×アヒルマン状態で双方の反応がわからんってのもまた変な描き方するよなぁ。あれも多分カオスなギャグってだけでなくスライとの親しい描写兼ねてたのかもしれんけど。

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【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル 4巻 27章 レイド】

ニケってお父さんの事普通にトラウマなんだよな。実家でつけてたのと同じバンダナ見るとそういうの思い出す程度には。(考えてみるとここの心理描写もやけにリアルだな……)

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【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル 1巻 3章 コーダイ城下町】

その割には言動なんかにお父さんの受け売りが見えたりして、わかりにくくファザコン拗らせてそうな気配あるんだよな……。まああんまりこの辺深く考えると勇者教育とかワロエナイアレになっちゃうけど。

しかし悲しいかな、旅先で出会うおやじはロクでもない奴ばっかで、父親のように甘えられる相手がいないのであった。上記のスライさんくらいしかおらんのだよな、まともな師匠とか父親ポジションが。もうちょっとでいいから、キタキタおやじがまともな人だったら良かったんだろうけど……。普通にククリと一緒に嫌がってるしな……。2でアヒルマンと龍でメチャクチャやったのは多分父親みたく思いっきり甘える、遊んでもらうような感じなんだろうが、あの辺がグルグル2あるあるの婉曲表現に隠されてるし二人とも覚えていないのがちょっと切ないですね。

自分で言い出しておいてアレなんだが、どこまで私の深読みか当たってるのか例によってわからん。

まあグルグル2って、サラッと読む分には問題なく面白いけど、本当の意味を全部把握してるのは作者と担当編集くらいしかこの世におらんのではないかなぁ?ってとこまで来ちゃってると思うしな……。そりゃグルグル以外の作品だって全部をわかるってことはないんだろうが、2はいきつくとこまでいきつき過ぎちゃってるなぁと思う事がしばしばある。

1の押し付けなさと裏の意図には感動したが、2は流石にひねくれすぎてると感じることがある。デビルククリやスライとの再会に対するニケの挙動の誤魔化し方辺りが特に。

グルグル2でみんながんー?って首傾げちゃうのって、上記のデビルククリとか師匠のスライとの再会とか、普通に描いたらわかりやすく続編らしい感慨があるようなくだりが、衛藤先生特有の暗喩全開でちょっと常人じゃわからねえカオスな事になっちゃってるせいもあると思う。そこは漫画が上手い人だから、確かにどっちも、普通に読んでもなんとなくロマンティックだったり笑えるカオスなギャグだったりして面白いんだけど……。多分外殻のカオスさに反して割と感動的意味合いが入っているのだとは思う。思うが、これをわかる人はあんまりこの世に存在しないと思う。

自分はそういうわけわからん部分も含めてハマり散らかしてるが、最終的に某所の作者スレでも匙を投げたような感想が描きこまれて、次スレが立たず沈黙しちゃったっぽかったり、レビューで「もう少し自分以外にもわかるように描いて欲しい」みたいにぼやかれるのも正直わかっちゃうんだよな……。私も普段ならここまでわけわからん作品なんかとっくに投げてると思うし……。

衛藤先生自身がそう描きたくて楽しそうに描いているであろうこの物語の方向性を止めたいとは思わないんだけど……作者と同じ理解度だったらなぁ……と思う事がしばしばあるな。
2024/10/25(金) 02:40 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
小説版ネタのラブラブスケベニケクク。ヤキモチ勇者様とかいう激萌え燃料についムラムラと……。別人28号だけど、小説版基準のニケならこんなこともあるでしょう、きっと。原作ニケはヤキモチって焼かなそうな感じするけど……。(シュギ村のレイドへの牽制はヤキモチだったのだろうか?)ずっとニケククを汚せずにいたが晴れて解禁できたので好き放題するぞ。それはそれとしてコレの全年齢バージョンもやりたい。




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2024/10/24(木) 20:07 グルグル小説 PERMALINK COM(0)
ネタの問題上だいぶ胸糞悪いから折りたたみ

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2024/10/24(木) 08:16 作品感想 PERMALINK COM(0)
グリム童話の想区、ネズの木が小ネタでなくバッチリ最高に使われてるやん。えっあのグリム童話の中でも最悪グロテスクな話を素敵なスパイスに!?センス良いなあ〜。まあ青ひげとジャンヌ・ダルクが重くも良い話に出来てる作品だしな……。グリム童話完走しようとして半分くらいで力尽きたけど、グリムノーツのお話の理解度が底上げ出来ただけでも読んだ甲斐があったなー。もう一回完走まで頑張ってみようかな……。マジでこのライター、読書量半端ないし、まず一読者としてネタにした作品群が好きなんだろうな……。

ヘンゼルとグレーテルとネズの木をかけ合わせたセンスもだが、ヘンゼル〜のハッピーエンドに疑問を持った切り込み方も良いと思う。物語展開に反して、「起こったことはなかったことにならない(誰かの心の中には生きている)」というテーマを持った、グリムノーツらしいセンス。

グリムノーツの登場人物って、自分の過去を踏まえた上で能動的に動くよね。正義側にしろ悪側にしろ。クロヴィスがふとした時に「この青薔薇に誓って」とか言い出すだけでホロリ。エクスがレイナの王子様だっていうのも、レイナがエクスのお姫様だっていうのも、二人のキャラ背景鑑みるとそれだけで泣ける。

改めて、不幸な設定はそれをエンタメにするのではなく、キャラの次に、生き方に活かすことが肝要なんだなって思う。胸糞インパクトだけで終わってる作品って、すっごい多いよね……。お前の悪趣味露出狂癖を読者で満たすなっつーの。

しかしまっすぐなキャラクター達で中和されてるけど、結構悲しい話ではあるし、第二部で主人公達変わっちゃうし、終わり方がどうなるのかは心配だ……。
2024/10/24(木) 07:29 作品感想 PERMALINK COM(0)