やっぱりコレ、超くだらんけど私にとっては萌えるし感動出来るしで名作だな。と思った。
読み返すと勇者の設定が黒い黒い黒い!魔王が裏社会、ブラック企業とかを牛耳ってるってのはわかるけど、
勇者も勇者で、国連や警察組織のエリートはみんな勇者で固まってるし一般人は絶対上の位にはいけない、っての、
正直魔王より酷くねーか?いや
現実もそんなもんだとは思うんだけどさ……。
しかし
作者が後書きで言ってたように「スチャラカした話」ではあるが、やっぱり勇者ものとして感動できる部分はある。唯一の心の支えにしていた親友に裏切られても、周り全部敵ばっかでも、絶対にあきらめない志絶望しないヒロはまさに勇者ヒーローと言えるし、
そんなヒロの心の強さに惚れたリュウナの恋心もなんともいじらしいじゃないか、って思う。まあ
一巻のオチはズコーって感じではあるけどさ。
やっぱり
夏緑先生が書く「諦めないヒーローの姿」ってのはすげーくだらん話の中でも輝いていて綺麗だな、と再読三回目だけど思った。
しかし
フリト、1巻だとホントクズで終わってるな。
ちゃんと理由があって2巻で和解するとはいえ……。
ヒロがメロメロな、イケメン親友BL数歩手前の様子ばかりが印象深いから、1巻のクソっぷりにビビる
。一巻なんか半分失恋BL状態だしな。