カクヨムで読まれている黒歴史長編メルヘンがそろそろ完走してもらえそうだから先んじて全部残りを読み返したけど、割と悪くない気がして来た。
道中のキメ台詞でド天然寒いギャグは本当に擁護出来ないが……。いやホント、
ダジャレと紙一重の感動ってある特定の男性作家以外無理だと思うな、アレは読み返して寒すぎて死ぬかと思った。二度とやらないでほしい
(やったの私)劣化奈須きのこみたいなのやり切ってたら笑うも楽しむもやりやすいだろうに、
アレも実は設定の時点で結構難しくて、完走はもっと厳しいからなぁ……。やっぱきのこ姫は信者でもないのに尊敬するとこあるんだよな。ああいう厨二をキャラの綺麗な心でもってやり切れる人って、実はそう多くないから。
奈須きのこって大嫌いか大好きか極端だから、この感覚(真性信者までいけないけど尊敬する)を共有できる人がいないんだけど……。空の境界がアニメも原作も真剣に試してダメで、fateだけ面白かったんだが、こういう変な評価してるからなんかどっちにも入れない。厨二も一回くらいやってみたいなぁ、
でもこういうセンスってどう磨けばいいの?って考えてる時点で一切向いてなさそう……。
なんせツクールの特技名すら困ってたから……。こういう人達ってもう「最初から、そう」だよね。(そら書き始めはセンス粗削りだろうけど)
今ラノベもチートが主流だから奈須きのこ系の厨二バトルラノベって下火よね。需要がねぇ、っていうよりそもそもコレをちゃんと書ける人が案外いないってのがあると思うけど。チートと厨二、交わるような部分も多いが、やっぱちょっと違うんだよな……。
あまり上手じゃないメルヘンはなんというか、自分でも他人でも笑いづらい。笑ったら壊れるような感じというか、お触り厳禁というか……。実際怒鳴られながら総菜詰めつつコレ作ってたからなんか……そういうアレとか思い出しちゃって他人にはわからない発作が起こるというか。
徹夜でこんなもんを珍しく買ったCDの君の銀の庭とか聴きながら書いてた思い出が浮かんで来てしまうというか。他人が読んだら最悪でも「ただのつまんないラノベ」好意的に読めば「割といい話」くらいでそんな壊滅的に酷い話ではないんだけど。書き方が上手くないというだけで、やりたい事は素直過ぎるほど素直だし。
私はコレの舞台裏というか製作秘話(苦笑)を知ってるからどうしてもなんか色々……キモイ。他人が作っていたら、多分私も出来はさておき自分は好きと褒めている部類の作品ではある。