一人の作家の作品を可能なら全部~読めるだけ読んでみると成長や作風の変化、迷走、傾向が見えたりして面白いけど、なんというか私の読書の楽しみ方は手間が無駄にかかり過ぎると思う。
趣味が悪いと言えばそうだし……。
小説書きとか特に、本人は気づいてなさそうなよくやってる比喩表現があったりして面白い。夏緑先生が使いがちな洗濯機にまわされる表現に、先生の(おそらく出してた著作とかも鑑みると)主婦的側面が見える。私も多分やってるけど別にそこまで熱心に読まれた事はないから低みの見物である。
夏緑先生の洗濯機うんぬん表現、覚えてるだけでも暗黒魔王、ぷいぷい1巻、魔王学校5・10巻と結構ある。
やけに生活感ある表現が上手いのが夏緑文。デビュー作のガルフストリームはもっと自然にうんちくとかが入って来て、こういう自然体の文章もまた体験したい気はする。コレ以降、ほとんどコメディ系の人なんだけど。(良い意味であんま根本が変わってない人だから別に不満もないけど)読んでないラノベも読みたくなって来たけど魔王学校再読してヒロとリュウナに萌え転がるのに忙しい。あと主にAmazonKindleで買ってるんだが、あそこの検索が終わってて探しづらい。
好きな作品でも、特に難解に描かれてない作品でも最低2周しないと気づけない事って多いな……。ホントは全部そのくらい丁寧に読みたいけど、読みたい作品多いからなぁ……。