急にメルヘンなモードに入るけど、「月に腰かける」とか「月のハンモック」とか、いかにも童話チックな演出というか発想好きだなと思った。グルグルアニメ版で、プリンセスククリのブランコが、おそらく本物のククリが寝ていた部屋の飾りをモデルに月の形に改変されてたが、ああいうのいいよな。グルグルというと、やっぱり太陽より月のイメージが強いんだよなぁ。くまたいようとか重要な要素に太陽も使われていたりするけど、やっぱりククリルクといい、アラハビカでククリが眠る部屋といい、そして2の序盤のストーリーといい、グルグルといえば月。一瞬だけど、ニケも月に例えられたりしたもんな2で。
PS1のシスプリのED曲で、大好きなお兄ちゃんと月の揺りかごに座って囁き合った夢を見る、みたいな歌詞のくだりがあるんだが、アレすごくたまらないセンスだなぁって思う。イスでもなくベッドでもなく、揺りかごっていうのも歌全体に溢れている、女の子の幼さが端的に表現されてるよな。
好きなカップルには、月に二人で腰かけてナイショ話とかして欲しいよな……。
ところで
太陽に腰かけるって発想は聞かないよな。やっぱり三日月がいかにもベッドや腰かけるにちょうどよさそうってのもあるのかな。月に住むウサギとかかぐや姫なんて発想は昔からあるのに、太陽の住民ってのも聞かないよな。やっぱり昔の人からしても、直視も不可能な太陽は誰かが住んでいる、童話の住民の休憩所なんて発想にならなかったのだろうか?まあ、あんなとことてもメルヘンでも住めそうにないのは同意だけど……。
穏やかに見上げる事が出来る月には、多分ずっと昔から夢を見てメルヘンを住まわせる隙間が昔から存在したんだろうな。
太陽ってなると、だいぶ昔からイカロスが目指して落ちて死んでるもんな。やっぱり太陽ってなるとメルヘンが住むのも困難なんだろう。