白馬の王子様症候群ってのがある。まあ
簡単に言うと私をこの状況から助けてくれる王子様が来ると信じてるようなお花畑脳の事なんだが、どっちかというと
女子ってのはそうやって救われるより、「助けに来てくれたのね、ありがとう!」って王子様をバキゴキ取り込んだ化け物になりたいんじゃないかなぁって。
或いは悪い奴に連れ去られて自分も真っ黒に染まりたい。白馬の王子様症候群は女性の一種の病気扱いだが、昔っから、
ドラクエ1、いやもっともっと昔のそういうファンタジーから?捕らわれの姫を救う話は、実は男のドリームのように思うのだ。現に原作だとヒロインである女子をダークで痛快なヒーローに仕立て上げたノベライズ、ルーティのルールを描いた祭紀りゅーじ先生も「助ける男ありきで語られるヒロインに疑問がある」ということであのノベライズを書いたそうだし、今読んでる途中の栗本薫なんか、元カレの気を引きたい自伝で「めっちゃ良い感じの悪い男が私をさらうかもよ」などと言っていて、
両者ともアプローチは違えど、典型的な白馬の王子様に救われるお姫様は疑問があるか、興味がないのがわかる。女の人ってさ、この状況を変える人じゃなくて、一緒にズブズブする共犯者が欲しいんだよ。
やたら女性向けBLとかで一緒に死体を埋めたがるのもそれだと思うね。っていうか
共依存そのものが女性向けカテゴリという感じがするよね。「つまらない状況を変える」って事で、これらも白馬の王子様症候群の一種なのかもしれないが、なんというか
言葉のイメージ連想より、もっとめんどくさくてキモイのが女子じゃないかなぁ、って感じがある。
白馬の王子様症候群を唱えたのは女性らしいんだけど、
方向性は悪くないとしても、もう百歩くらい踏み込みが足りない説のような気がする。多分唱えた人は、メンヘラじゃないんだろうな。キリッと心が自立してる人が言うとるから女子のメンヘラ的側面に踏み込みが足らんのではないかな?ただの邪推だが。まあ私が喪だからなんも起こってないだけで、実はそういう素質があるだけかもしれんが、女のメンドクセー心理を掘り下げるってなると、やっぱ足りねえ理論じゃねえかな?って気がする。
うんまあ、私も女の端くれだから言いたい事はわかる、言いたい事はわかるんだけど……。
やっぱこれを理想!素敵!って言われるとうわっキモッてなっちゃうめんどくさいとこがあるんだよな。キチ〇イカテゴリならいいんだけどさ。でも大体↑みたいなのが素敵!ってノリだよな、女性向けって……。