ギャグ以外のグルグル語りが読みたくて、数日前くらいから某所の衛藤ヒロユキスレの過去ログを数スレ分くらい見てたんだが、去年ちょうど50スレ目を最後に次スレが立てられず落ちてしまったようだ……。つらたん。15巻以降は流石に住民も脈絡のなさに盛り下がっていたようで悲しい。
でもまあ大体疑問点(無印のようなオムニバスでなく、小さいサブクエ集的でメインストーリーがふんわりしている事)と美点(キレの良いギャグとちょいちょいかなり上手い演出、流れがある)とか自分と思ってること同じな感じではあった。
「にせもののつき」の魔法陣がニケの危機やらおつきさま作りとかを踏まえた創作グルグルっぽい、って話は結構収穫かな。いや言われてみると当たり前やんなんだが、こういう創作魔法陣一つとってもやっぱ無印よりわかりにくくなっている、と思う。無印はわかりま千円みたいな失敗、ミウチャの服を着てうきうきからのすてきなおようふくとか、文脈と説明があって創作魔法陣作ってるが、「にせもののつき」だとそういうククリの心境を現したもんみたいな文脈説明がなくてかなりこっちから食い下がらないとわからん……。
いや確かにグルグル=ククリの心ってのは無印から散々やってる話なんだが、前はあった(2でも序盤の方はある)直前の文脈引っこ抜くだけでこんな一発でわからなくなってしまうものなんだな……。私の理解力がないだけかもしれんけど。
デビルククリにしろにせもののつきにしろ、説明入れるだけでかなりわかりやすくなるし、ここまで読んで来た感慨深さ出るのになんかすごいサラッと流すよな、2は……。わざとなんだろうけど。
グルグル2面白いけど全てが創作で真似したらいけないで出来てるような気がして来たな。こんな描き方してなんとなく楽しんで読む分になにも問題がない(むしろ流しているから読みやすい)ってのはやっぱ衛藤先生は漫画が上手いんだなって感じ。村上春樹とかもそうなんだけどわからんもんを描いてウケる人ってのはまず上手いんだな。
それはさておき、にせもののつきの能力はプチ惑星の守り特化みたいな感じで面白いな。昔より更に殺傷描写が減った2のノリだと、「パーティ全員月の中に入って自分達の身を守りつつ、敵の魔力を吸って無力化する」ってのは、同系統、親戚というよりは上位互換かもしれない。まあ2のグルグルは一回限りしか使わないから、コレ出て戦闘がおもろい的なアレにはならん気がするけど。勇者分身のグルグルは何回も出してイチャついて欲しいんですがね……テメーの二次創作でやれって?それはそう。