小説版ネタのラブラブスケベニケクク。ヤキモチ勇者様とかいう激萌え燃料についムラムラと……。別人28号だけど、小説版基準のニケならこんなこともあるでしょう、きっと。原作ニケはヤキモチって焼かなそうな感じするけど……。(シュギ村のレイドへの牽制はヤキモチだったのだろうか?)ずっとニケククを汚せずにいたが晴れて解禁できたので好き放題するぞ。それはそれとしてコレの全年齢バージョンもやりたい。



「ステキな彼じゃない」

 いつも勇者様勇者様と慕い、ニコニコ後ろをついて来るククリが、スプーンを思わず落っことすほど他のカッコいい男の人に見惚れていたので、ニケは少しだけ嫉妬しました。

 そう、少しだけ……。

 ズプッ! ドチュッ♡♡ドチュドチュドチュ♡♡

「あっ♡♡やぁん♡♡ゆうしゃさま、勇者様ぁ♡♡♡」

 チャバイ村の人に用意してもらった藁葺き屋根の空き家いっぱいに、ククリの嬉しそうな嬌声が響きます。

 寝台は二つ用意されていましたが、そのうちの片方しか使われていません。見た目の印象通り、子犬みたいに四つん這いにさせられたククリのおしりの方にニケが膝立ちで座って、おちんちんを突き入れている形です。

 エッチの最中におしりを撫でる手つきも、ククリのお腹の奥を突くおちんちんの動きも、普段より乱暴でした。

「ゆ、勇者様ぁ……♡どうしたの?怒ってるの?」

 スケベでお調子者のニケのボケと奇行が普段目立ちますが、夢見がちなククリにも結構困ったちゃんなところがあります。にもかかわらず、ククリは勇者様に怒られた記憶がありません。なんだかんだと、ククリには優しい勇者様なのです。

「……別にぃ」
「あっ♡♡」

 髪をほどく暇もなく行為に入ったせいで、そのままだった三つ編みの片方を引っ張られて、ククリは軽くイッてしまいました。アッチ村で久しぶりに三つ編みにした時じゃれて来た時のように、むしろ引っ張られた根元がくすぐったいくらいの力加減だったのですが。そんな些細な意地悪もほとんどされたことがなかったククリには、強い刺激となって足の間にまで駆け抜けたのでした。

 中にあるおちんちんをキュッと締め付けたせいで、ニケも限界を迎えます。

「あっ……! で、出るっ……」
「いいよ♡勇者様ぁ♡♡来てぇ♡♡」

 ドビュ! ビュルル!!

「はあ……いっぱい出たね、勇者様……♡♡」

 余韻に浸っているククリをひっくり返し、仰向けになった少女の身体に、ニケの身体が被さりました。

「えっ、勇者様……? あ♡ああっ♡♡そんな、連続でぇ……♡♡」

 マーキングしたばかりの女の子の部分に、若く硬いままのおちんちんをもう一度突き入れて2回戦です。

 ククリはこうやって向かい合ってする正常位が好きなのですが、普段「押しつぶしそうで怖い」とニケがしたがらないのでとんだサプライズでした。

 ズチュ♡♡ぬぷっ♡♡ズチュ♡♡♡

(ああ……勇者様の身体が乗っかって……♡♡重い……♡♡♡)

 ニケは優しいので、ククリが、そう言ったらすぐ身体を離してしまうに違いありません。なのでククリは勇者様の重みの幸せは、心の中だけで留めました。女の子は、好きな人になら少しだけ、虐めて欲しい気分の時があるものです。少なくともククリは、対ニケにはそうでした。

「うっ、くッ……また射精る!!」

 ビュッ!ビュルル!!

「あっ♡勇者様♡♡ゆうしゃさまぁ♡♡♡好きぃ♡♡」

 勇者様の重みを感じながら、ククリはまたイってしまったのでした。

 ○

「ククリがアイツの事素敵って言ったの聞いたら、モヤモヤして腹が立ったんだ」
「えっ……」

 もう寝ようと髪をほどいていた手が止まるくらい、ククリはニケの言葉にビックリしてしまいました。

「乱暴してゴメン」
「乱暴なんてそんな……ククリ、気持ち良かったし……あっ」

 大好きな勇者様が嫉妬してくれた嬉しさで、ククリの口はつい軽くなってしまったようです。ククリは恐る恐るニケの顔を伺いましたが、勇者様も照れやらさっきの普段より乱暴なやり口のバツが悪いやらで顔を背けています。

「カラスの時も二人して仲良くてさ。お芝居とはいえ、マリオネードにもベタベタして……二人きりになったら止まんなくなった」
「い、良いのよ勇者様!」

 もう一度、ゴメン。と珍しくしおらしいニケに、ククリはすっかりメロメロです。妬かれたのが嬉しくてたまらないのです。

「マリオネードの事はお芝居だったし……結婚のシーンのセリフだって、黒子さんが勝手に言ったのよ! ククリは勇者様以外のところにお嫁さんに行くなんて嫌だし、それに……」

 ここまでは勢いでまくし立てられても、次の言葉は流石に恥ずかしかったのですが。いつも明るい勇者様に笑って欲しくて、ククリは頑張りました。

「あの人、勇者様に似てたの。お月さまみたいにキラキラの金髪で、切れ長の目がキリリとしてて……。勇者様が大人になったら、あんな風にもっともっとカッコよくなるんだろうな、って思ったら見とれちゃって……」
「ふーん……」

 そのままだった片側の三つ編みが、ニケの指先によって解かれて、ウェーブのかかった亜麻色の髪がフワフワと散らばりました。

「今のオレはカッコよくない?」

 面倒くさい内容の質問でしたが、その実、ニケの顔は晴れ晴れでした。

「もちろん今の勇者様もカッコいいわ」
「じゃあ、そのカッコいい勇者様のお願いを断ったりなんてしないよな?」

 もう一度寝台に押し倒されて、ククリの綺麗な髪が散らばります。いつになくドキドキしながら、ククリは答えました。

「はい♡勇者様♡♡」

【三回戦に突入した!】

               おしまい
2024/10/24(木) 20:07 グルグル小説 PERMALINK COM(0)