【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル2 12巻 82章 来た! エルプト大陸!】なんでトマ君ここで言いよどむんですかね……。うん、
まあいかがわしい事してるみたいに見えるって事なんだろうけど。(無印13巻 第114章 ふたたびふたり旅の該当部分を自分で描いた絵)うん、まあ↑みたいなシーンをどうでもいいなどと言うな!!!と半分ネタでキレたのは私だけど、
いざガチでどうでもよくないって描写されてるくさい公式描写見ると反応に困るな……。特に
2のキラッキラのイケメン化したニケの作画でやられるとシャレになってないのでは……。
2って1にあったようなお色気要素もなくなったよなー、って思ってたけど、多分暗喩的にエロい意味、みたいな描写は増えたよな。
深く考えたり気づいちゃったりすると割と反応に困るようなやつ……ニケをクローゼットに隠す描写、そっからヒントをククリが得たのであろうママ来たクローゼットのグルグルとか。
ニケがケベスベス回避で龍になった、夜は魔物になってククリの月を食べるってのも多分Hの暗喩なんだろうしな……。2の10巻でジミナ村に帰った時、昼は優しい勇者様がククリに会いに来て、夜は魔物になったニケがちょっとずつククリの月を食べてるってのも、
多分見た目よりすごく親密でエロい描写なんじゃないかな。窓越しの会話だから一線は越えてないとか、ニケの願望とかなんかもっと意図があるのかもしれんが……。
【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル2 12巻 82章 来た! エルプト大陸!】ここの嫌って言ってるのになんかその後普通におっさんと寝てるのもなんかアレだよな……。
【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル2 12巻 82章 来た! エルプト大陸!】その直後のシーンでもおっさんに抱きついて寝てるし……。
前々から思ってた事だが、
ニケって多分父性愛成分が足りてねぇんじゃねぇかな……。親父が勇者マニアの狂人だし。唯一まともな師匠&まともな父親要素があるスライとの再会も、龍×アヒルマン状態で双方の反応がわからんってのもまた変な描き方するよなぁ。あれも多分カオスなギャグってだけでなくスライとの親しい描写兼ねてたのかもしれんけど。
【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル 4巻 27章 レイド】ニケってお父さんの事普通にトラウマなんだよな。実家でつけてたのと同じバンダナ見るとそういうの思い出す程度には。(考えてみるとここの心理描写もやけにリアルだな……)
【出典 スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル 1巻 3章 コーダイ城下町】その割には言動なんかにお父さんの受け売りが見えたりして、わかりにくくファザコン拗らせてそうな気配あるんだよな……。まああんまりこの辺深く考えると勇者教育とかワロエナイアレになっちゃうけど。
しかし悲しいかな、旅先で出会うおやじはロクでもない奴ばっかで、父親のように甘えられる相手がいないのであった。上記のスライさんくらいしかおらんのだよな、まともな師匠とか父親ポジションが。もうちょっとでいいから、キタキタおやじがまともな人だったら良かったんだろうけど……。普通にククリと一緒に嫌がってるしな……。
2でアヒルマンと龍でメチャクチャやったのは多分父親みたく思いっきり甘える、遊んでもらうような感じなんだろうが、あの辺がグルグル2あるあるの婉曲表現に隠されてるし二人とも覚えていないのがちょっと切ないですね。
自分で言い出しておいてアレなんだが、どこまで私の深読みか当たってるのか例によってわからん。まあグルグル2って、サラッと読む分には問題なく面白いけど、本当の意味を全部把握してるのは作者と担当編集くらいしかこの世におらんのではないかなぁ?ってとこまで来ちゃってると思うしな……。そりゃグルグル以外の作品だって全部をわかるってことはないんだろうが、2はいきつくとこまでいきつき過ぎちゃってるなぁと思う事がしばしばある。
1の押し付けなさと裏の意図には感動したが、2は流石にひねくれすぎてると感じることがある。デビルククリやスライとの再会に対するニケの挙動の誤魔化し方辺りが特に。グルグル2でみんながんー?って首傾げちゃうのって、上記のデビルククリとか師匠のスライとの再会とか、普通に描いたらわかりやすく続編らしい感慨があるようなくだりが、衛藤先生特有の暗喩全開でちょっと常人じゃわからねえカオスな事になっちゃってるせいもあると思う。そこは漫画が上手い人だから、確かにどっちも、普通に読んでもなんとなくロマンティックだったり笑えるカオスなギャグだったりして面白いんだけど……。多分外殻のカオスさに反して割と感動的意味合いが入っているのだとは思う。思うが、これをわかる人はあんまりこの世に存在しないと思う。
自分はそういうわけわからん部分も含めてハマり散らかしてるが、最終的に某所の作者スレでも匙を投げたような感想が描きこまれて、次スレが立たず沈黙しちゃったっぽかったり、レビューで「もう少し自分以外にもわかるように描いて欲しい」みたいにぼやかれるのも正直わかっちゃうんだよな……。
私も普段ならここまでわけわからん作品なんかとっくに投げてると思うし……。
衛藤先生自身がそう描きたくて楽しそうに描いているであろうこの物語の方向性を止めたいとは思わないんだけど……作者と同じ理解度だったらなぁ……と思う事がしばしばあるな。