グルグル2、多分もう最終決戦的な感じで、巻数で言ったらあと3、4巻以内に終わりそうな気がするんだが、デビルククリとかズックニィとかの龍化状態のニケの挙動がそのまんまククリへの愛の解答的になってるのだとしたら、まあこの辺りで纏めておくのは無難なのかなーという気がした。いや、その読みが合ってるのかわからないけど……。

あとやっと衛藤先生の好きな作品をちゃんとスマホメモ帳にメモした。遅い。これでパッと図書館で探せる。

うーん、衛藤先生が少女漫画好きってのはまあ有名なお話だと思うんだけど、多分あの独特の繊細な心理描写って、ただ少女漫画が好きだから……ではなくて、心理学とか哲学が好きだった影響デカいよなぁ……。素人目にも、そういう影響はやっぱ見える。多分、暗喩が好きなのも心理学が好きだから、ってのはあるよな。だから、多分この人の作品を本当に理解したいなら、そこら辺の読書も必須なんだろうけど……。ニーチェもフロイトも私のオツムだとお手上げだったんだよな……。

まあ稲垣足穂の詩辺りが特に、食費削って友達に借金してまでハマったらしいから、ここら辺からでいいか……。

単純に、心理学や哲学以外の作品は肌に合うから読書歴もっと教えてくれはある。読んでみた感じ、間違いなくH・Gウェルズは影響受けてんな~(マジックショップとか緑の塀の扉辺りが特に)って思ったが、これもグルグルランド+には載ってなくて、ふとグルグル2のカバーコメントで語ってただけだし……。ブラッドベリの、登場人物の距離が近くて遠いような感覚も、多分かなりあのもどかしい部分を形成する重要パーツになってるよな……。挙げていた霧笛は特に、「読んだことない話なのにコレを知っている」ってなったやつ。

魔法陣グルグルの深く読むと難解な部分は、多分哲学とメルヘンが複雑に相互関係にあるってのもあるんだろうな……。で、コレにギャグや詩までぶっこんでくるので更に難解になってる。せめてギャグがなければもう少しマシなんだろうが。真面目に理解しようと思うと、楽しかったギャグが邪魔に感じて来る(どうしてもそっちに目が行ってかく乱されるので)

ギャグって結構読んでる時かく乱されちゃうよね。まあ衛藤先生とか渡辺道明先生とか、なんか知らねーが滑らない人ならそれもアリだが、高クオリティだろうとかく乱はされてしまうよな。実際ハーメルンは、「ギャグが入るので理解が難しい」と言われているのを見たし、グルグルはそもそも、深い意味が入っているなどと思わない人も多いだろう。
2024/10/30(水) 01:37 グルグル考察 PERMALINK COM(0)