やっぱり名作はすごいな〜。
すごい面白かった。アンの語る言葉や景色の綺麗なこと綺麗なこと。でも一番の萌えキャラはマリラだよな。本当はアンが可愛くて可愛くてしかたないのに素直に言葉に出来なくて。
こどもの日頃大人に言われた容姿の悪口ってずっと覚えてるよな。あるある。こういうのにマリラもちょっと共感しちゃうんだよな〜。わかる分かる。んでそういう悪口が恋愛相手のギルバートと長く長く対立する最悪のキッカケになるのが、なかなかアンも頑固でおもしれー女。
「アンは愛情も深いけど憎しみもすごい」という本文の語りはそのとおりだなあと。でもまたこじれた後のギルバートの健気な愛情が可愛いんだよな。最後の方のアンを思って引いたとことか、マシュウおじさんのことで読者もアンも落ち込んでたとこだからまた沁み渡る愛だわ〜。和解のキッカケにマリラの昔話が少し関わってるのも良い。
でもさあ、少年時代のギルバート君はさあ、アンにめっちゃキレられてもしょうがねえと思うわ。皆より年嵩で、背が高くて、田舎の中では顔面偏差値めっちゃ高くて勉強も出来るもんだからさ、女の子に今まで意地悪しててもキャーキャー言われて許してもらってたんでしょ、本文を纏めるとそんな感じでしょ。もちろんかなり長い事絶交してたアンもちょっとばかりガンコが過ぎると思うけど、いい薬だったと思うなあ。そんなにつれなくされちゃっても一途に想い続けてたっぽいのがまた可愛いよねギルバート。
ダイアナと一度別れるところでは二人と一緒に淋しくなり、アンの成長にはマリラと一緒に感慨深くなり……。色あせない名作を堪能した。続きも読もう……。