【若き義勇の振るう剣】帝国軍に仕える熱血兵士・ユーリが軍の非道を知って反旗を翻す王道話。なのだが、そのキッカケが軍がポセイドンを水道に使う計画なのでシリアスな笑いがすごい。
「ポセイドンはプライドが高いからこの計画でキレたらめっちゃヤバイ。島一個潰れる。(要約)」みたく計画書に書いてあるのも噴飯物でヤバイ。
プライドがどうとか星晶獣関係なく、誰だって無理やり水道にされたらキレるだろ。アンパンマンが自分の顔千切って与えるのが美しいのは、彼が自分から望んでやってるからだぞ。アレを民衆が勝手に千切ってたら、いくらジャムおじと材料があれば無限に再生可能でもホラーやぞ。
真面目に言うと、世界観的に水道は一般的じゃないから、楽に飲み水が確保出来る道があれば大勢を養う必要がある軍は大助かりだし、その辺の実験の為島一個潰れても良いという当時の帝国のクソさはなんとなく読んでりゃわかる。ユーリの親父さんも、最初この計画に賛成し発案したのはまさかポセイドンが激おこぷんぷん丸になるとは思わなかったからだろう。いやそこは思っとけよwwだが。
なし崩しに仲間になるのではなく、ユーリ自信の強い意志で主人公側に寝返るのはおバカなノリと熱血が混ざり合って気持ちいい。ユーリの同僚と上司は憎めない可愛さがあって良い奴ら。
前から思ってたけど、グラブルは有名な神話とかのキャラをクッソ雑に扱い過ぎだと思う。
多分1イベントに一つ星晶獣を出す縛りがあったっぽい初期は特に顕著で、この話なんかその典型。とどのつまり「無理やり水道にされたポセイドンきゅんが、このクッソ恥ずかしい黒歴史を跡形もなく消すため島滅ぼすどー!」ってなってるだけ(もっとグラブル特有の小難しい言い方だが )で、ポセイドンきゅん萌え不条理ギャグ感がすごい。急にキレ熱血芸かますユーリ(いや文脈はちゃんとわかるけど)も色んな意味で面白い。
こういう天然のお笑い要素があったのが昔のグラブルシナリオなんだよな、今はギャグもいい話も質が上がって普通に面白いのが困る&ちょっぴり寂しい。
このイベントは、当時低ランクで装備もキャラも何も揃ってない、救援も全然来ない何十苦かわからん状態で走っていたので思い出深いシナリオである。今はシェロカルテ道場でこの武器も配布という。
プライド高いっぽいのに、長い事サブ召喚石として使い倒してごめんねポセイドンきゅん。