NG騎士ラムネ&40見始めたけどダ・サイダー様可愛い。私は本当こういうダサい二枚目(三枚目)が好きだな……。まあグルグルでレイド様可愛くてもその前にニケとニケククが好き過ぎて当時あまり眼中になかったんだが。
グルグルブーム来ちゃって困る。日本アニメーション版のアニメも見てみたいのだが、今DVD買うくらいしか見る方法なさそうなのよね……。昔はアマプラとかにもあったっぽいのだが、別会社のリメイクアニメ来たら配信もなくなっちゃったっぽい? 2017年版もとても素敵なアニメだったが、それはそれとして旧アニメも見たいな……まあ原作続編先に読むか。グルグル2、もう全作の巻数とっくに越えちゃってんのね。
グルグルはやっぱり私にも特別な作品だなとアニメ見て感じたが、それはそれとしてグルグル以外のギャグ控えめの衛藤ヒロユキワールドもまた見たいとこだよな……picopicoもやや駆け足だけど綺麗に終わっていた。まとめ方が上手い構成だなあと感心したが、ある意味こうやって終わるんかい!?な衝撃のラスト? グルグル以外の作品も面白いし綺麗にまとまってるんだが短命なのがな。がじぇっとはやりたい事大体やり切ってると思うが、衛星ウサギテレビはやっぱ短い。でも終盤いばら姫とかモチーフに持って来る辺り、やっぱこの人のメルヘンセンス大好きだわ~。(そもそも主人公達もググリム戦士だし)。がじぇっとはグルグルより刺さった部分もかなりあるんだが(序盤の委員長女子のエピソードとか)、やっぱ世間はグルグルを求めてしまうのだろうな……。
グルグル以外の著作は実は結構SFだよな、衛藤ヒロユキ先生。SFメルヘンって感じで堅苦しくないけど。私の理想のSFってこういう感じなのかも。
ニケはもちろんだが、がじぇっとのシュウ君とかウサテレのイービィ王子とかどの主人公も昔の素朴な少女漫画のヒーローみたいな可愛さあってみんな素敵なんだよな……。
っていうか我慢できなくなってグルグル2手持ちのアマプラポイントで買えるだけ買っちゃったんだけど、ギャグノリがそのままで草生えるしニケククの微笑ましい恋愛もパワーアップしてる感じがする。めちゃくちゃ楽しいやん……なんで今まで買わなかったのかしら。詩的でクソ恥ずかしい(褒めてる)センスも一切変わっていない衛藤ヒロユキ先生の感性にクソビビる。すげぇ。っていうか普通にファンタジーとして構成力が高くてビビる。てかグルグルの世界って「地球」なんだな。
独特の感性とギャグは健在だけど、一方で「大人になっても子供なまま何かを成し遂げる人もいるが、難しい」なんて台詞が出たり、魔法を信じたくても大きくなったら上手く出来なくなった女の子が出て来る辺りは、作者の葛藤も感じなくもないかも。2のククリちゃんが進む道はそのまま、歳を取っても少年漫画家を続けている、とある作家の葛藤というか……。グルグルで衛藤先生だから、深刻さとか説教クサさはないんだけど。1作目よりテーマが明確に、すこーし真面目になったような感じはするな。3巻まで読んだ感想としては。続編あるあるなガッカリとかじゃなくて、ノリはそのまんまで熟成したような味わいがある。
っていうか新たな旅立ちの時の、ニケが言ったククリの髪の形容……。なんでそんなファンタジックかつ男の子の褒め言葉っぽい、美しい発想が出るの?????? 衛藤ヒロユキの感性、据え置きで綺麗過ぎて逆に怖っ……。読み返したら、風に揺れるククリの髪が、ちゃんとそんな風に印象付けるようなコマ割で描かれてるんだよな……。直後のニケの台詞も、いつものクサい扱いのギャグかと思ったら……という構成力もニクい。なんなら構成力に関してはグルグル2のが高いような気がする。ククリの幼少時代から繋げて来る重要イベント二つとか。(元々実は構成力の高い作品だが)
アニメグルグル2017年版は本当に素敵な作品だし、アニオリも一切違和感がなかったが……23話と最終話のニケの台詞はニケなら言うだろうと感じるやつなんだが……2の1巻のニケの褒め言葉一つであ、原作の感性に誰も勝てない。ってなる。マジでアレ何?オチを上手い構成のギャグにしたところで中和出来てないよ……あっそこは元からか。失敗魔法を感動的なククリとニケのイベントに持って行ったりとか、ギャグばっか言われるがそもそも漫画が上手いな、衛藤先生……。何食ったらこんな感性身につくんだろ???って思ったけど少女漫画元々好きらしくてなるほど。
グルグル初期から実は創作のブレインみたいな奥さんがいるって今wiki見て知ってビビったけど、なんかニケククがウブなのに関係性が夫婦みたいなのも、私がキモイほど傾倒するのも、女性心理が上手すぎなのも納得でワロス。まあそらそうだろうな。少女漫画好きって一点のみで男性作家があんな奥行きのある女子群描けるならすごすぎる。ククリも見た目はわかりやすくオタク向けっぽいが、内面結構めんどくせぇもんな。良い子だけど。私、少年みたいな感性の愛妻系旦那系作家の作品啜る妖怪かなんかか? 実際妖怪みたいな生態と容姿だけどさ。
我ながら本っ当に自分がキモくなって来た……。自己嫌悪がすごい……。
コレは己の腹を滅多刺しにする自傷行為なんだけどさあ、そういうものを無意識に啜って好むの、そういう人じゃないと創作越しでも優しくしてもらえないと本能的にわかって狙ってるような気持ち悪さが自分であるというかさぁ……。気持ち悪いババアが優しそうな若者捕まえて、その優しさにかこつけてババアの長話聞かせるのを合法的にやってるみたいな……。全然違うし誰に迷惑をかけるわけではないが、ニュアンスとしてそういう自己嫌悪が自分に対してある。
でもさあ……男性作家の場合、マジで旦那系ロマンティスト作家の作品以外で超ドハマりした記憶があんまないんだよな……。そら例外もいるけど。覆面作家に近い作家まではわからんけど……その辺も実は全員ラブラブ夫婦してたらヤダな。何がって自分のクッソ気持ち悪い方向性の嗅覚が。まあでも自分より年上の人らってなると、なんだかんだと既婚者の割合が多くなるだろうからそうなるだけか?そうであって欲しいな、ホントに!!!
衛藤ヒロユキとさんが夫婦エッセイ描いたら多分どんなにギャグっぽくやっても天然で爆散して死ぬだろうけど、私生活面がほぼ覆面に近いタイプだから多分一生やらないやつだな……。(そしてそれが正解だとは思う)