カシバトル、面白い。チョコレートアンダーグラウンドを大真面目にボーボボ風バトル漫画にした感じの、ありそうでなかった感じのやつ。主人公がチョコだから恩人がチャーリーなわけな。なるほどなるほど……。ウィリー・ウォンカポジションもそのうち出てきたりする?やっぱり色んな本読んでた方が元ネタがパッとわかって楽しいから、有名な小説読むの再開したいな~。なお、自分が創作にパクリやクソみたいなパロディにならず上手に生かすのは、ほとんどさっぱり上手くいかない模様。

今まったく小説読む気しなくて、暇な時間はずっと魔法陣グルグルをグルグル周回してるからな……。カシバトル面白いけど、流石に19日までに全話読むのはキツイ。大人しく単行本買った方がいいかな~。民衆心理を逆手に取った奴隷労働みたいな話だったり、化け物級のボスだったりよく考えると怖いんだけど、お菓子がベースになってるおかげでなんか程よくバカらしくなってるのが笑えて楽しい。作者とキャラ達は大真面目なんだけど、お菓子に500万とかお菓子にされるモブとか、どうしても笑ってしまう。ゴクオーくんはリアル思考過ぎて、子ども向けでもちょっと怖い時あったもんな。お菓子だけにおかしいってそのギャグもうこの作品が第一話でやってっから。敵キャラが言ってる通り、別にこの世界食い物自体に飢えてるとかじゃないっぽいんだよな……。だからほどよくバカらしいっていうか……。(同時にその緊急性がない娯楽こそが大切だってメッセージ性もわかる)

っていうかヒロインのぽた子さん(17)と主人公チョコくん(13)のおねショタがメチャクチャかわいいんだが!?めっちゃチョコくんが憧れ惚れ散らかしてるの最高過ぎだろ……。この人の描く女子と男女カプ可愛すぎるよな……。っていうか吉もと先生ってメッセージ性は直球でわかりやすいのに、恋心の遠まわしな描き方(好きって言葉を使わないって意味で)すっごく上手いな!?そういう性癖かな???



グルグル、最新話をガンガンオンラインで読んだらレイド様が順調にキモイ事になってて、お前はどこに行く気なんだ……って意味でニケククの恋の行方より気になってきた。アニメでレイドを綺麗に描き切ったのと正反対に、多分わざと?迷走しまくってる気がする2のレイド様。読み返して細かい事思い出したけど、原作無印で彼が出て来たの、花の国編まででそれっきりだったのね……。まさかチクリ魔とかカヤより早く作品からフェードアウトしてたとは。アニメ版でオリジナル展開でレイド様描き切ったのは英断だったな。オリジ展開入れないと恋のライバルとして出て来たアイツなんだったの、状態になっちゃう。

原作も最終決戦にくらいレイド様出て来ても良かったと思うんだけど、なんであのままフェードアウトしちまったんだろうな?謎。2は普通に他に好きな子出来てククリの事はいつの間にか忘れる路線かと思ったら、なんかよくわからん事になってるよな……。今更ニケククに第三者突っ込んでなんかするのもどうかという話なのか、レイド様昔みたいにちょっかい役にすらなってない気がするが、前より出番と重症っぷりは増えて上がっているとかいうよくわからん状況。

ニケがククリを大切な守りたい女の子として想うようになっていったのは原作読んでりゃよーくわかるけど、レイド様がずっとククリに執着する理由はなんなのだろう……ってくらい全く相手にされてねぇと思うんだが、リアル時間で30年、レイド様もよーやるわなぁ……。多少なりとも彼が報われる日は来るのだろうか?失恋をはっきり描くにしてもアニメは越えられるのか?(今のグルグルノリならしっとり方向でいけそう)、彼の動向に乞うご期待!

そういやニケが勇者らしくなっていった理由って、結構王道に「一緒にいる女の子を守りたいから」なんだな。すさまじいギャグでかく乱されまくってわかりにくくなってるが……。そもそも別にすごく正義感が強いってわけじゃないしなぁ。(結局お人よしとはいえ)。アレでうざったい三流ラノベ主人公っぽくならないの不思議だけど、ノリの良さとアホっぽさと純な田舎少年風のククリへの愛が斜に構えさせないのか。



昔のラノベでたまーに見たような劣化キョンみたいな斜に構えたラノベ主人公、ラブコメの劣化るーみっくくらいキツイよな(酷い事を言うな)。これに劣化銀魂みたいなgdgdノリツッコミを備え付けて三大キツイオタク創作に出来そう(最近見ないけど)。全部本家は別にそんな痛くないのもミソ。むかーしのるーみっくみたいなノリ、多分他所で見たら嫌いなものの一つ。

意外と村上春樹フォロワーというか、村上春樹の切ない部分がわかってて上手く消化出来てる感じの人は結構合うのに最近気づいたけど、消化しきれてないとあのノリも大概でキッツイな。っていうか村上春樹の世界の終りとハードボイルドワンダーランドに影響受けてる作家って結構多いよな。面白さとか踏まえても、村上春樹で一つ長編読むんだったらアレだけでいいまであるかもしれない。アレと羊をめぐる冒険だけでいいんじゃね(暴言?)

村上春樹、知名度が高いノルウェイの森いきなり読んで嫌いになる人が多そうでアレよな。ハードボイルドワンダーランドのが絶対おもしろいし、アレが創作のベースになってるくさい有名作家も多いと思うのに。だーまえとか新海誠とか。ONE輝く季節への永遠の世界も、雲のむこう、約束の場所のヒロインの設定も、多分だーまえ流、新海誠流ハードボイルドワンダーランドよね。とか書きながら、両者もっと有名な代表作があるのに、ここら辺が一番個人的に気に入ってる理由がなんとなくわかったような気がする。まあ色んな意味で、オタクが村上春樹の長編一作だけ読むならハードボイルドワンダーランド一択だよ(※個人の感想です)。
2024/06/18(火) 01:07 作品感想 PERMALINK COM(0)