グラブルのメインストーリー読んだり狂四郎読んだりカクヨムで小説読んだりしてたら桜もう散ってて堪能するヒマがなかった。

代わりに樹木花だとミモザとかコブシとか、低木だとツツジなんかも咲き始めてて綺麗。あっちこっちでナガミヒナゲシも見れるようになったし……。

私にとって春の風物詩の代表はナガミヒナゲシ。困った外来種だけど、園芸でも可愛いからOKしちゃう人も珍しくないらしいし可愛いは正義よね。っていうかヒロインの名前がヒナゲシの花守の竜の叙情詩の影響なんだが。このラノベを読んで気に入ると、春が来てヒナゲシを見るたびテオとアマポーラ思い出してホロリとする魔法にかかるから、ファンタジーボーイミーツガール好きは是非読んで魔法にかかって欲しい。1巻だけでも綺麗に終わってるし。

やっぱりね、読者を永遠の魔法にかけるなら桜より他の花ですよ。夏の花も可能ならヒマワリとアサガオ以外にすると良いと思う。月下美人とかコスモスとかツユクサ持ってきたリフレインブルーみたく。夏が舞台の園芸好きヒロイン出して、頑なにヒマワリとアサガオ避けたの、マジで地味にすげぇなって思うんだが同じ感想を見ない。

それまで月下美人の話とか、笑ゥせぇるすまんで月下美人の花喰っちゃって胃から発芽するシュールギャグホラーしか浮かばなかったから個人的にはちょっとした革命だったんだけどな……。(喪黒いわく、天ぷらにすると美味いらしい)

月下美人の花と共にリフレインブルーの由織さんも永遠になったが、残念ながら月下美人はレア過ぎてヒナゲシほど見かけない。というか私も実物を見たことが無い。同じく小道具として活躍したコスモスやアスターで代用しろ、って話だが、やっぱりストーリー上で一番美しいのが月下美人のくだりだし……。発売から25年経っても美しく見惚れる、今は亡き老舗エロゲメーカーのすんばらしい演出は必見や(急にめぐみちゃんのような関西弁化するオタク)。

題材が身近かつ案外ネタにされないって問題で、やっぱり花を小道具に読者を一生の魔法にかけるって意味では、未だに花守の竜の叙情詩最強なんだよな……。

別れる男には花の名前の一つでも教えとけという慣用句?格言?があるそうだが、多分作品でもそれは変わらない。キャラクターと物語越しに、読者として美しい花束や一輪の花をもらう物語がおそらく性癖。読みてえ書きてえ。
2024/04/17(水) 07:13 雑記 PERMALINK COM(0)