やきにく亭
～キャベツを添えて～

表題作が有名な中編３作が収録された連作集。一つ一つの話は独立しているけれど、同じ世界で起こった三つの出来事をエイリアンのカップルが見る、という体で書かれた作品なので、一応繋がりはある。

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疲れた……メルヘンなファンタジーが読みてえなぁ……別になろうも本格的ファンタジーもライトファンタジーも好きなんだけど、もうちょっと童話、絵本的な美しいファンタジー読みてぇなあ……ジャンルとして刺さるのはここら辺って最近やっと気づいたんで。ポポロクロイスが気に入ってたのも多分アレがメルヘンファンタジーな感じだったからだと思う。人間の王子のとこに竜の姫が嫁いでくるパウロ×サニアさまとかアレは分類するならやっぱメルヘンだと思うんだよなあ。奥深いハイファンタジー的な世界観も見えるけど、根っこはそこだよな。母を訪ねて三千里的な話だし（初代は）多分私が描きたいのもここら辺のメルヘンファンタジーなんだよな。

でもメルヘンファンタジーってどう掘ればいいんだ？ 昔の名作児童書とか掘ればいいのか。ハーメルンのバイオリン弾きとかグルグルみたいな、根っこがメルヘンって感じの作品も大好きなんだが、こういうギャグやハードさに隠れていても根っこがメルヘンみたいなのは、作者も半分天然なんだろうし（特にハーメルン）、読者もメルヘンとしてオススメとはあまり言わないだろうし、結局探しにくいよなぁ。グルグルのギャグじゃなくてメルヘンな部分をどっちかというと気に入ってた、って最近気づいた事だしな……なまじギャグが面白いから気づかなかった。がじぇっとがグルグル以上にぶっ刺さったから間違いなく根底が好きだったんだな……。

千一夜物語読んでる最中だろ、って話だけど、アレは意外とメルヘンって感じではないというか。いやまあ、要素としてはあると思うんだけど、現実離れしている部分もあるんだけど、どっちかというと、当時の時代をリアルに感じる事の方が多いというか。誇張部分に関しても。

ポポロとかグルグルとかハーメルンみたいな、強烈な美しい愛のメルヘンで浄化されたいんだよな（朝っぱらからんなこと言ってて恥ずかしくならんのか？）

公式配信、マジで午前０時とか深夜帯の更新なのね。もちろんバレだらけだぞ。
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