死生観という概念が好きって最近気づいた。


生前は奥さんを愛してはいたが普通に愛人もいたし、死を恐れていて独自の死生観(死んでも天国でみんな再会して暮らせるよ的な)を唱えてそれで一本映画を作ったレベルだったけど、奥さんが亡くなられたらものすごい号泣して独自の思想を語る事もパッタリなくなった、とかいう芸能人の濃ゆ過ぎるエピソードだけ記憶に残ってるんだが、テレビを見なさすぎて芸能人に興味なさ過ぎて肝心の名前が思い出せない。

独自の思想も実際に起きる悲劇の前では本人の心を救わなかったのかな、と思うと切ない話だな。思想とかそういうのって精神のお守りや予防薬みたいなものにもなってると思うし。

現実の自分の身近に起きる悲劇を前にした時、止めるか進むかが普通の人と教祖の境目なのかも。

教科書にも載ってるザビエルみたいなのの裏で、立ち入り禁止の島に行って危険な現地人にコロされちゃった自称宗教家みたいなのの屍が、多分今までプレイヤーがコロしたマリオの数かそれ以上くらいいると思うんだよな。

そんな人は偉人ではなく異人、ただの変な人だから基本的に記録に残らんというだけで。ベタなファンタジーとかでおじいさんとかが「あそこの迷いの森に入って帰って来た人はおらんよ……」とか言うけど、この手のテキストのヤバイとこ行ったけど普通にタヒんで帰ってこなかった人にあたる人。
2024/03/01(金) 07:12 雑記 PERMALINK COM(0)