参加イベントページカクヨムの個人企画の「渾身の駄作を読ませろ。新作禁止」ってやつにうんこ我慢勇者で参加したが、惜しくも受賞を逃した。「読みたくねえ」までは言ってもらったのだが、惜しかった。即興ではなくつまんなすぎて非公開にした長編クソ小説なら狙えたと思うが、アレを引っ張り出す勇気はなかった。クソ方面でも突き抜けるのは難しい。
せっかくだからざっと参加作冷やかしたが、そこまで駄作って感じのはねえというか、むしろ好みのがゴロゴロしてた。せいぜい「この作者の作品としては多分面白くない分類なんだろうな」程度かな。
まあ作品、特に小説ってよっぽど日本語おかしいとかじゃなきゃ、作者と波長合うかどうかしかねえしな。
クソ映画分類されてるけど私も実写キャシャーンとか大好きだし。でもキャシャーンってクソ映画っていうか賛否両論分類な気がするな。「テメー好みの面倒な一途犬系旦那キャラが3人も出て来るから、物量で評価激甘になってるだけだろ」って言われたら返す言葉もないが。
「カップルで見に行って、彼氏が絶賛してた(彼女側は面白くなかった、後に別れた)」って感想見かけたけど、アレが刺さるタイプの彼氏の感性、素敵だと思うがなあ。っていうか女子のが刺さると思ってたが、面倒くさそうなタイプの女じゃないとダメか。面倒なタイプの女、ある種のロマンティスト男だけがあの映画のマインドが刺さる。復讐ものではないが、花散系統の旦那系セカイ系映画だから。原作知ってる必要はないと言うか、原作知らねー自分からしても多分コレは原作ぶち壊し映画だな?ってわかるからあの雰囲気中二マインドが刺さるかどうか。
実写キャシャーン、大量のカップルや夫婦に見せて反応を見たいな。カップルの相性測定機として機能しちゃうんじゃないか?それで気まずくなっても責任が持てないけど……。なんか実験系ヒカ○ンみたいなユーチューバーが代わりにデータ集めてくんないかな。
でもラストシーンの主人公のセリフとか切なくて、いい意味でヒーローっぽさなくてやっぱり好きな映画なんだよなあ。ストーリーはなんとなくしかわからん(っていうかwiki読んでやっとわかったレベル)けどセンスが好き過ぎる。合わない人からは本編は主題歌のオマケみたいな扱いされてるのが切ないんだが……。宇多田ヒカルの歌唱力と誰かの願いが叶うころの曲の完成度がスゴすぎる上、本編で言いたいことをわかりやすく数分でまとめてしまっていると言われたらそうだが、本編だって良かっただろ!
そもそもある程度自覚があるものって、その作品が持つ欠点や胸糞度合いが良くも悪くも緩和されてしまうから、こういう企画に集まった時点でそこまで酷い物は出て来ないってジレンマがあるよね。