ガンダムWは単体でカトル坊っちゃんが好き(あの電波っぽいとこもクレイジーなとこも)な感じで、自発的に腐った妄想したい感じではないが、トロワが優しく笑ったのがカトルで、豪快に笑ったのがヒイロっていう対比的な笑顔を見せた事に関しては視聴後何年経っても萌えるなって思った。

あとトレーズさんが死んだ部下の名前全部覚えてたり、ヒイロが間違って旅客機落として殺しちゃった人の遺族全員にごめんなさいしに行ったり、なんかそういうネチネチした真面目な律義さが男子勢にいっぱいあるとこが好き。五飛もずっと嫁のナタクナタク言ってるし。

ガンダムWのキャラ達の言動の電波くさい部分って全部キャラの過去エピソードが本編でポシャっちゃったせいで、エピソードゼロを読むとデュオの死神とか俺に関わったやつはみんな死んじまうぞとか過去の悲しい出来事からの自虐とわかるんだけど、本編見るだけだと「なんとなく筋の通ってそうな電波男達」みたいになっちゃうのが面白いとこでも残念なとこでもあるよな。

それにしたってカトル坊っちゃんの親衛隊みたいな連中のマグアナック隊のマグアナックが「家族」って意味だって事くらいは本編で触れても良かったんじゃないかなって今も時々思う。

笑っちゃいけないのはわかってるけどヒイロ君の真面目さはなんか笑えてしまうし教えてくれ五飛、は重いシーンなのにネタにされ過ぎなものの一つだよな。アレも同じようにネタにされているアーチャーの「別に、倒してしまっても構わんのだろう?」と「君みたいな勘のいいガキは嫌いだよ」くらい本来ネタにしちゃいけない感じのシーンだった気がする。

花京院の魂を賭けるシーンより、動物のお医者さんの「このカシオミニを賭けてもいい」の方が元ネタからして「クッソどうでもいいものを賭ける」って流れだからネタ引用として良いと思うんだが、やっぱり知名度的な問題が……。
2024/02/02(金) 04:44 作品感想 PERMALINK COM(0)