なんか夢で群像劇的な話を見て、これ作品のネタに使えるかもしれんとメモったけど、私群像劇に村焼かれてるくらい嫌いなんじゃなかったのかと自分にツッコミを入れた。

中でも小説の群像劇が嫌いというか多分コレとコレ作った作者未来永劫大嫌いだろうなみたいな作品も群像劇だったんだが、この前自分で書いた話も群像劇だし読みたくないくせに実は書きたいのかもしれん。

小説の群像劇がクソ嫌い(特にラノベ、薄くなるばかりで何もおもんない事が多い)って言ったけど終わりのクロニクル(マジで全キャラガチガチに書いて毎巻アホほど分厚くなり、最終巻は厚さが辞書と化した群像劇複数世界SF厨二バトルストーリー)くらいまでやってくれるなら大好き。

群像劇が嫌いというかアホほど要素が入りまくって薄い話が嫌い?アンナカレーニナも赤毛のアンも群像劇的な話だけど濃い人間ドラマで大好きだったしな……。

多分普通に量が多い定食を食べに来たのに、ちんまいお子様ランチ(しかもまずい)を寄こされるのが嫌なんだろうな。ハンバーグ食ったから次は大盛りカツ丼食えよな、みたいなイカレフルコースの終わりのクロニクルとか、毎回美味しい日替わりランチくれるアンナカレーニナや赤毛のアンみたいなクオリティと量だったら文句ないわけだ。

白夜行はメイン二人視点の最終章的なもんがあったらな……って思ったけどまあアレも文句というほどではないしな。(元々作者はそういうの想定してなくて私は読ませたい読者じゃなかったんだろうし)おいしい前菜大盛りだけで終わった感じがするけど前菜が美味しかったからいいや。(やっぱ上手い作家は自分の味方になってくれなさそうなクソ読者もそこそこ読ませるのが上手いな)

昔マジでクソつまらない上にクソ不愉快な群像劇で拒絶反応を起こし過ぎたのがトラウマになり過ぎてたのかな……。頭の中の読書の思い出を挙げていくと、面白い小説いっぱい読んでるのに良い印象がない……。

あ、霧笛荘夜話みたいな一話完結形式の群像劇は最初から好きです。っていうか浅田次郎さんの短編集が大好きです。
2024/02/17(土) 09:23 作品感想 PERMALINK COM(0)