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【出典】株式会社スクエア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル3巻/第24章/第三の封印より 


あ、ここで浮いてるニケとククリ、もしかしなくても思いっきりラピュタパロだったりする??? ククリの髪型とかまんまシータなのに、20年後何度も読み返してやっと気づいたわ。飛行石みたいなペンダントまでしてるってのにな。

なんでそこまで気づかなかったかって、ボスの股間ごと浮くとか狂ったギャグやるからだよ!!!!ウニョラー!!!!トッピロキー!!!!!!

だから!!!!村上春樹の難解さに解答なしのひぐらしぶち込んで伏線として機能するボボボーボ・ボーボボまでぶち込むのやめろって言ってんだろが!!!!!!キキ―!!!!そのせいで卒論が村上春樹だった私でも素の読解じゃ足りなくて、他のオタク人生全部引っ張り出して解かないといけない謎解き状態になっちまってんだよ、こんなアホギャグシーンすら!!!!!

はあ、はあ……(ホントに深呼吸してる)。でもシナリオ的には、魔法陣グルグル的ラピュタ部分はやっぱりアラハビカだよな。確かにアラハビカのワクワクとハッピーエンドなのに感じる少しの寂しさって、ラピュタが結構似てるかも……。

衛藤先生、ぜってぇラピュタ大好きだもんな……。

私も私なりのラピュタは絶対作ってみたいもんなぁ……。

いやフォーソルティアの風みたいな痛い作品じゃなくてね……(コレ本当にほぼ全てのシーンがラピュタデジャヴて痛々し過ぎたな……設定はちゃんと独自のものになってるのに、どうしてここまでデジャヴ作れちゃうのさ……ってくらい)

多分当たってると思うんだけど、衛藤先生なりのラピュタがアラハビカだとしたら、やっぱ一流の作家のアレンジ力ってすごいんだなぁ……。全然違うものになってるのもそうだけど、元ネタに素敵さで負けてないもん、アラハビカ。

私の場合、ホントに好きな作家ってボンヤリ元ネタ見えた瞬間のが、その人の作家性にますます惚れ惚れしちゃうんだよな……いやあホントカッコイイなぁ……。

魔法陣グルグル2、こっちのが好きなくらいの部分はあるんだけど、1でいうところのアラハビカみたいな、恋物語としてはこれで一つの区切りと言っていいような凄みのある回がないまま終わりそうなのは少し残念かな……。多分お友達召喚拒否の意味が恋の区切りにあたるのだろうし、あれはすごく刺さったが、ちょっと小粒な感じかな……。

別に前作アラハビカみたいにすれ違わせなくても、多分出来ると思うんだけどね、2でもアラハビカみたいな強烈な恋の区切りみたいな話。あれだけ冒険を一緒に重ね続けてきた二人なら。まあ友達以上恋人未満のイチャイチャものとしては最高だから大きな不満もないけど。

しかし、ラピュタをリスペクトするならアラハビカ級のを出さないと痛いだけでフォーソルティアの風と化すって思うとなかなか難易度高いな。まあちょっとラピュタは有名過ぎるから、上手くない真似方したら大火傷するよね……あっ、別にフラクタルさんの悪口なんて、全然、ホントに……(記事はここで途切れている)

っていうかアレじゃない?ククリの三つ編みは赤毛のアンらしいけど(ネコジタ谷でそのものズバリらしきコスプレをするコマさえある)、やっぱパロる前のベースとしてシータも入ってるんじゃない?だってククリという少女のルーツをたどる旅っての、ラピュタじゃん。

ああ、だからニケってのは基本的に迷いがないしカッコいいのかな。ラピュタで言ったらニケはパズーに当たるから。

「ファンタジーのあるところには、どこでも行こう」グルグルランド+で衛藤先生が言ってたことだけど、実際グルグルにはたくさんの、衛藤先生が歩いたファンタジーが詰まってるんだなぁ。この人、塊からファンタジー作家なんだな。あ、いけね、魂と間違えたわ。
2024/07/13(土) 00:03 グルグル考察 PERMALINK COM(0)