ブラッドベリ短編集。短編の天才って感じ。どの作品も表現が豊かで鮮やか。ただ、ざっと一巡だとちょっと上手く解釈しきれないものも多かったかも。この作家学生時代にハマってたらしい衛藤先生すげーな、私多分学生時代だったらこんだけ文章力ある作家でももっとわかんなかったと思う(バカ丸出し)

お気に入りは人生に一度きりの淡い恋を書いた表題作、「二人がここにいる不思議」、幽霊と老婆の恋を書いた「オリエント急行、北へ」、宇宙人男子の恋の始まりを書いた「恋心」。

話として面白かったのは離婚する夫婦が本を分け合う「気長な分割」。冷めた夫婦のやり取りもだが、オチが上手いと思う。

「恋心」と「オリエント急行、西へ」は続きが読みたくなる。(ここで終わりな意図は私もわかるけど)

2024/08/25(日) 07:54 作品感想 PERMALINK COM(0)