※二次元前提の話です。長編ってなると物語の先陣を切って死ぬキャラというのが大抵存在する。それは両親だったり、きょうだいだったり、親友だったり、恋人だったりと様々だが、やっぱり一番無難なポジションにいるのはジジイといえる。ババアだとあんまり無力で可哀想だし、若いのが死ぬと大抵はファンもいるし、そうでなくても若い命が散るのはやっぱり可哀想なのである。
ジジイなら「もう既にだいぶ長いこと生きた
(なんならキャラ本人がこんなようなセリフを言う事もある)」ので、
なんか物語が誰か先陣切って死ねよ、みたいな空気になった時、消去法で死ぬのにちょうどいいのである。
師匠キャラなら「次世代に今後を託す」という点がより強調されるのでなおよし。ロト紋も正直、
老師タルキンがメガンテして死んじゃった事より、若い女でアルス達の姉ちゃんポジションのルナフレアの死の方が悲惨だし印象には残ってしまうのである。(後に手に入れた船の命名もルナフレア号だし)。実際、ルナフレアの父が、アルス達相手には冷静に娘の死を受け入れたように見せかけながら、夜中一人で娘の親不孝に泣いているくだりは切ない。
まああんまり露骨だと問題だと思うけど、みんなのうっすらとした共通認識を突いた高等テクの範囲にあるような気がするな、ジジイキャラ死亡イベント。