アーサー王の想区(最終章一個前)までメインストーリー第一部読み終わった。ソシャゲシナリオにしてはやっぱコレだいぶ異色だよな……。いや泣いたけど……。
その後も出てはくるらしいけど、第一部できっぱりエクス達の旅は一度終わりらしい事も含め、なんというかソシャゲ的制約をあまり感じないシナリオなんだよな……。そんな数読んでるわけじゃないんだけど……。なーんかぜってーハーレムしないとダメ、主人公接待しないとダメみたいなアレがない。みんな直球で真実の恋をして生き方を全うして、出会い別れる的な……。多少屁理屈気味の作中理論みたいなのも見えるは見えるけど。
でも主人公変わっちゃった辺りはやっぱり賛否両論のようだったし……。やっぱこの形式はソシャゲだとちょっとなぁ、って形式だよなぁ……。
でも多分単にテコ入れ的なつもりとかじゃなくて、シナリオライターの頭の中の構想に、多分主人公が変わっていくようなやつはあった感じがする。そもそも「空白の書」持ちってのは、異端ではあるけど主人公達しか持ちえない力ってわけではなくて、他にも旅人がいるみたいな話はちょっと出て来たし。各想区、世界においては、あくまでそこに生きる人たちを綴る事が主軸であって、エクス達が主人公ってわけではないのも、そんな感じ。
うーんなんだろう……そうだな、
全然違うけど、童話でやるジョジョみたいな……。一応企画としては生きてるみたいだけど、グリムノーツそのものがが生き残って続いていたら、メインストーリーはそんな感じの大長編になっていったのかもしれないな。大まかな設定とか舞台は地続きで、でも主役は変わっていくみたいな。全く、何も掠ってないんだけど、シナリオライタージョジョ好きなんじゃないかな?ってふと思った。いや、各キャラクターの信念みたいなものや割と容赦ない重さが感覚として近いかなって……。仮にこの邪推が当たっているとして、リフレインブルーとジョジョくらいの関係性しかないが。(こっちは作中でジョジョネタがあるので、全く違うけどキャラの描き方のベースになっているのはおそらく当たっている)
意識してるかは置いといても、多分、ジョジョみたいな形式で許されるような漫画、あるいは川上稔さんがやってるような壮大な小説世界企画だったら良かったんだな。ただコレを綴っていけるような環境って漫画も小説もあんまりないと思うけど。というかそれっぽいネタがそもそもラノベデビュー作で、打ち切られてるみたいだし……。
気力的にも、売れて続けられることが稀という意味でも、ジョジョとか川上稔みたいな、壮大なファンタジー創作的なアレをそれ以外の人らがやるのって多分厳しいんだよなぁ……。この手の創作って未完の途中放棄もメチャクチャ多いだろうしな。いや、私はグリムノーツのセンスのが刺さる部分はあるんだけど……。