基本的に一冊全部読み終わってから感想書いてたんだが、金色夜叉があまりにも濃くて展開がとんでもないから、この作品は残り3シリーズ分割するわ。例によって、面白い評価だけど罵倒と暴言の嵐です。閲覧注意。

冒頭、クソカス宮、貫一の親友荒尾にばったり会うの巻。荒尾に会うなり、貫一と自分のことをとりなしてとか頼むクソブス宮、安定のブス宮クオリティ。流石にコレには荒尾の兄ちゃんも「もう結婚して何年も経ってんのにそれって、富山の旦那だって可哀想やろ」というぐうの音も出ない正論。当たり前だよなぁ!? でもこの人もなんだかんだと宮を友達と思っていたらしく、口先ではそんな取り持ちなんか出来ねえと言いつつも、ちゃんと貫一に宮のことを話すのだった。いいね〜美人はさ。どんだけ性格ブスでも人生イージーモードだもんな。性格も顔もドブスの私から見ると本当に宮カスがうらやましいわ。

それはそれとして、荒尾の兄ちゃんと貫一、お互いもう親友じゃないもんね!フン!!とか言っても、
荒尾「この無血虫!」
貫一「言葉も返せんほど僕の身体は腐った」
荒尾「元からやろ」
とか口悪いやり取りしてても仲が良さそうで可愛い。前回の放火ババアの息子とその婚約者カップル除くと、今回唯一の癒やしポイントかもね。この後の展開が本当に酷いからね……。

宮カスが貫一に手紙何回も送りつけるようになって、貫一が「ええ、また寄越した!」とかエンガチョ挙動して読まずに燃やし続けてたのは草生えた。それでも送り続けたのは宮カスにしては多少健気かもしれんとか一瞬我ながら血迷っちゃったが、お手紙頑張ってて偉いなーって手紙用の道具一式プレゼントした旦那を「穢らわしい!」とか一蹴してたので、元々マイナス振り切ってた宮カスの好感度は、手紙を送る前より落ちたのだった。ま、しょうがねえわなぁ。宮カスの脳内では、今自分が不幸なのは富山のボンボンが金ちらつかせて私を惑わせたたせい!ってなってんだもんな。しょうがないわけあるかボケブス女が!!! コレ宮アンチの私が捏造した文章じゃなくて、本っ当に上巻、無印金色夜叉にそう書いてあるんだから救えねえよ! むしろ宮アンチの私が捏造した文章だったほうがマシだったよ!(頭痛を抑えながら)

宮カスが送って寄越した手紙でまた怒りを覚えてしまった貫一の長い口上がまたすごい。今更反省したって遅い、反省したから、許したからってそれがどうなる、それで二人の間にどんな影響がある、操の傷が言えて富山の事がない宮になるのか、とかほんそれ。

ここまではいいぞいいぞ貫一~!って読んでたんだけど、終盤の展開さぁ……満枝も押しかけて来た宮を今もラブラブな恋人と勘違いしてヤンデレ化して、「貫一、お前を殺してやりたい」とか言い出すし。「何です!?」って驚いてた貫一と、完全に気持ちがシンクロしてたわ。満枝はまぁ、親父より年上のヒヒじじいに手籠めにされて嫁にされたから憎んでる流れもわかんなくもないんだが……このぶっ壊れ方にはブルータスお前もかってなったよな。

最終的に満枝が宮カス殺そうぜ、とか言い出すんだけど、けしかけたのは満枝の方が先な感じなのに、満枝がもみ合いになって宮カスにサクッと殺されてしまったのは普通に可哀想になった。宮カスにあっさり殺されるほど悪い事したか???って思っちゃった。

宮カスさぁ……貫一に殺されたいとか言って無理矢理実行させたけどさぁ……愛する男に殺してもらったり看取ってもらえる女って、過ちがあったとしても一途に一人の男を愛し続けた、そういう女の人だけだと思うよ。宮カスにそんな資格ないでしょうよ。金に目くらんで富山と結婚するけど貫一の事を忘れないって言った、忘れなかったが一途だって?バカじゃねーの。

花守の竜の叙情詩の元凶が元凶なりに報われるのは、完全に狂ってしまっているのが解った上で、それでもなお愛する人への想いだけは変わらなかったから、他人の感想はどうあれ、なんでコイツが報われるのさなんて思わなかったよ。勇者アバンのオトギリ姫も敵対・監禁してきたヤベー女だったけどさ、アバン先生に「綺麗」って言ってもらえて、彼女の想いを必殺技命名の際リスペクトしてもらえるのは理解出来るし、なんなら部分的には正ヒロインのフローラ様以上に好きだよ。好きだって事はこの上なく伝わってきたし、自分が醜い事気にしてたし、貴方みたいな素敵な人を好きになれただけで嬉しいっていう淑女だしさ。宮ゴミクズカスまんこってそういうのあったっけ????

なんでこんなゴミ女が、急激ヒス起こして好きな男に殺してもらえるのさ。こういう女、一方通行のヤンデレでもむしろ好きな方なのに、こんな感想出たの生まれて初めてだよ。全部宮カスが宮カス過ぎるせいだよ。普通、貴方に殺してもらえて幸せなんて状況に追い詰められる女キャラって、自分の意志じゃどうしようもないとこまで追い詰められたり、もうコントロールが出来ないくらいに狂っっちまったりしてるけど、宮カスのそれってモラハラ、パワハラにしか見えねぇんだわ。前の巻の放火ババアくらい、もうダメだ、壊れちまってる&本当は優しくて愛情深い人ってのが伝わるくらい誰かを愛し抜いてイカレてから出直して来い、腐れマンコがよ。

ほんっとうやってくれたなぁ宮カスブスまんこって感じ。私がこんだけ蛇蝎どころかゲロうんこゴミカス級に宮カスの事嫌ったってさ、男の人はこんな美人に狂うほど愛されるのって(実際体験したいかは置いといて)そう満更でもないんでしょうしさ。コレが私の偏見だとしても、少なくとも貫一と宮カスは知らない仲じゃない、貫一は口先でどう言ってたって、何年もずっと宮カスの事引きずってて、今も好きなわけでしょ。でなきゃ元婚約者を何年も憎めるもんか。そこを利用して、宮カスの奴貫一の永遠になっちまいやがった。

こうなっちゃうとますます満枝さんに同情するよ。サクッと死んじゃって、全く貫一に振り向いてもらえることもなかった。当て馬女なりに報われる何かもなかった。事件が起きる直前、せめて満足できるような言葉をくださいって言ってたのも悲しくなってくるな。上巻で全く相手にされてないのコントみたいって笑っちゃって悪かったね。お前もお前で宮カスに「貫一に「腐れ付いて」(すげー表現だ……)」とか「淫乱の人非人、私だったらこんなのとっくに殺してる」とか言ったりしてたけど、実際宮カスってその通りだったしむしろ良く言ってくれた案件だったよな。満枝のこの発言群は、貫一と宮カスがラブラブだと思い込んでいたがゆえの嫉妬発言なはずなんだけど、宮カスへの表現はホント的確なんだよなー。これも女の勘かねぇ? 嫉妬ゆえの泥棒猫への悪口だけでなく、宮カスの薄汚い魂を見破ってたのはマジだったのかねぇ?

いやしかしコレ……ここで終わりでよかったんじゃね? 凄惨な焼け野原状態だけど、だからこそ綺麗に終わってると思うし。この後いったい何をやるっていうの? もうやる事全く残ってないように思うし、残りの部分の失速が心配になるな……。

いやホント、上巻以上に疲れる続編だった……。上巻読み終わった後の感想自分で読み返して、流石に宮に対して言い過ぎかなぁって思ったんだけど、ナナメ上の手前勝手の、カスクズブスムーヴ紗最後っ屁かましやがるとは……。最後までまんこって感じのブス女だったな。美少女設定でもお前はブスだよ。宮カスほど嫌いになる女キャラって今後いるかな?ってレベル。っていうかホントに死んだよな宮カス?頼むから奇跡的に生きてる展開だけはやめてくれよ? せめて大人しく死んでてくれよ? 本っ当に!!!!! 宮カスの辞書に「淑女」とか「誰かへの思いやり」って項目なさそう。(宮カスだけでなく、満枝さんもない気がするが)ナポレオンもションベンチビって逃げるくらいの傲慢なクズ悪。

コレ蚊帳の外な上憎まれてた富山の坊っちゃん普通に被害者やん。まぁコイツも鈍いし外で遊んでるぼんくらボンボン息子だけど、だからって宮カスのカスが薄まるわけもないし。っていうか唯継が外で遊ぶようになったのだって、宮が冷たいから的に作中で書いてあったし。貫一の「あんなボンボン最初しかお前を愛さねぇよ!何人も愛人作って遊ぶようなやつだよ!」みたいな予言はちょっと外れているというか、確かにそうかもしれんが、それって宮ブスカスまんこもだいぶ悪いわけで、ダイアモンド君はダイアモンド君なりには宮ブスを愛してたよなぁ。いくら宮カスもその中身のおぞましい悪鬼と違ってツラはいいからって、宮カスの顔見に帰っては来てたの律義なほうじゃね? 宮カスブスはそれに対してなーんの感謝も、罪悪感すらもなかったが。

ダイアモンド君の事嫌いにしても、世話になってるのに……みたいな罪悪感とか、お母さんとお父さんはここに嫁いで喜んでるのに……みたいな罪悪感くらいないもんかねぇ? エロ漫画とかエロゲの割とノリノリで寝取りチンポ突っ込まれて喘いでる人妻だって「あなたぁゴメンなさい!(要約)」くらいの心理描写は描かれると思うと、宮カスって本っ当まんことかま~ん(笑)としか言いようがない粗大ゴミ女って感じ。

宮カスの罵倒でふえるワカメ級に文字数の嵩が増していきそうなレベルだが、最後作中の貫一の魂の叫びを引用して強引にでも終わろう。

「一人で死ね!」
2023/08/21(月) 18:00 作品感想 PERMALINK COM(0)