ダイ、空裂斬＆アバンストラッシュ習得～姫救出まで。
ばくだん岩のメガンテのくだりが削られてるな。いやまあ、このくだりはあってもなくてもマジでどっちでもいいやつだが……。この作品のメガンテで唯一死んだやつ、って意味では貴重だけど。
ヒュンケルが暗黒剣士ゆえに成し遂げられなかった、師アバンの空裂斬＆アバンストラッシュを、ダイがヒュンケルの手助けを得て習得する重要なバトル回。ここら辺は少年誌の王道で、純粋に熱い！ ポップが最後哀れに感じた通り、生まれたばかりの自分に歴史と栄光がないがゆえに手柄へ取りつかれていたフレイザードは少し哀れ。私も某有名ドラクエ事典サイトでやっと気づいたんだが、なんかポップって怖がりだけどモンスターだから、化け物だからで差別みたいな事は弱かった時代からないんだよな(モンスターだらけのデルムリン島にも普通に馴染んでいたっぽい)。そんな敵を憐れんで墓でも作ってやるか？と提案する心優しきポップに、あのメダルこそが墓標だと言うヒュンケルもまたカッコイイ。
フレイザードを倒したことで、氷漬けの姫の氷も解けるはずが、時間がかかり過ぎてもう姫には禁呪法を破る体力が残っていなかった。そこでマァムが魔弾に更に魔法を詰める提案をするんだけど、ここでポップが弾丸に弾を込めようとして魔力が尽きるシーンも、原作だとぶっ倒れて不可抗力って流れでマァムに膝枕してもらってたんだが、ここも規制入っちゃってて残念だな……ｗｗ(原作も流石のポップも太ももを堪能してる暇もなく、何とか魔法を使おうとしてるシリアスなシーンではあるが)。ポップに代わって、大切なお姫様を救うため、初めて怒りに頼らず紋章を発動させて魔法を使うダイのくだりはやっぱり感動的。
姫を救うため、無茶な使い方をした事で魔弾銃は壊れてしまうわけだけど、戦いの最中壊れるのではなく、人命救助の為壊れたというのが、なんともマァムらしい感動的な愛用武器との別れだと思う。
父ちゃん殺されたのに、ヒュンケルに正義として生きろと言えるレオナはホントマトリフ師匠の言う通り器のデッケエ女だと思う。そしてここからヒュンケルの身体を張りまくった贖罪のための戦いが改めて始めるんだよなぁ……。
一人で飲んでるクロコダインのおっちゃんのとこに、バダックさん達が来るくだりやっぱいいな～。バダックさんとクロコダインの絡み大好き。
若干巻いてる感じはするんだけど、やっぱり面白いし見入っちゃう作品だな～。バラン父ちゃんにとうとうダイの紋章の事がバレて、以下次回に続く。
