マァム離脱~ベンガーナデパートで買い物まで。





マァム送ってく時、ルーラの時肩組むポップ、レオナの言う通りなかなかやるぅ。この作品ではどこか身体に触れてないとルーラが出来ないって設定があったと思うから、いちおう下心だけじゃないんだけどね。

ルーラの時、思わずマァムと初めて出会った場所を思い浮かべちゃったポップ、これドラクエの魔法使いの「愛してる」表現として甘酸っぱくて秀逸だよな~!!! ほんと三条陸先生ってこういうセンスが美し過ぎ!!

師匠との修行の時の、勇者だけの武器、勇気について。ここら辺は全話見た上で考えると読者の騙しも兼ねているような気がする。ポップの「勇気……そりゃオレにはねえもんだ」という発言と合わせて。実際のダイとポップの魂の力ってここのくだりを鑑みるとなんか噛み合わないもんな。ポップの隠れた力の騙し兼、ダイの生き様的にある種の真実って感じかな……。

クロコダイン戦から見たらずいぶん精神的に強くなったポップ。マァムの為なら命を捨てられる、それをちゃんと行動で示しもしたのに勇気がない判定はなかなかアバンのしるしも厳しいと思う。まぁここら辺見てれば十分納得なんだけどね。実際強くても、マァムやダイに認めてもらっても、ポップ自身がポップをキチンと認めてやれなかったのはわかる。告白が出来なかったというのは、後のしるしが光るトリガーを鑑みても、彼の勇気のなさ、コンプレックスの象徴だったんだろうなあ……。頑張れ、頑張れポップ……;;;;;(もうアニメ見て何回コレ言ったか思ったかわからん)当初の予定通りにポップが離脱してたら、ここマジでほろ苦いシーンになってしまってたんだろうな。それはそれで見たいけど見たくねぇな。(矛盾塊)

この後の、ダイの正体に気づいても何も言わず、ただポップに「ダイの支えになってやれ」という師匠のくだり、味わい深いよな。実際ポップはこの後、何度も何度もダイの精神的支えになるわけで……。はよこの後のポップの泣ける活躍がアニメでも見たい!!!!

ベンガーナのデパート買い物回は原作以上に遊びが増えてて楽しい。ポップが師匠のベルトのバックルがダセェから外そうとするくだり、わざわざ改変してまでネタが増えてたのは草ww流石に危ない水着はアニメで規制されてしまいました、残念。レオナファッションショー自体は可愛いから良しかな。

ポップが姫さん姫さんって呼んでほどよい距離感の友人してるイメージが強かったけど、この辺りだとまだポップもレオナもお互いの事全然認めてなくて、気に喰わない人達でも助けようと提案するレオナの姫らしい主張でやっとポップがレオナの事を認めるくだりがあって、なんか新鮮な気持ちでおさらいした。このくだりいいなあ。

マァムも結構強烈な女だと思うんだが、レオナはどうも(可愛いとは思ってるだろうが)ポップ的にグッと来ないっぽいの、わかるよーなわからんような。「マァムより性格キツイ」というダイの証言通り、マァムのがおしとやかな部分があって優しい子ってのはわかる(そこにポップもグッと来てるわけだしね)。昔はレオナのが好きだったんだが、今見ると確かにレオナのがキツイはキツイかなって思う。もちろん彼女なりの思いやりは、ヒュンケルの処遇や今回の住民避難などで十分わかるんだが、苛烈さや凛々しさでマァムとキャラクターの描きわけがなされていると思う。(そこはまさに正義の使徒って感じかね)

そしてとうとうメルル初登場! ポップはマァムに夢中な男で、メルルの恋心もずっと気づけないニブチンであるが、メルルとの初邂逅の印象は「結構綺麗な子」で良い感じだったんだなぁ。出会いが彼女のが早かったら話は早かったのかもしれない。例え無力で何も出来なくても、占いで災いを予知して自分達だけ逃げる生活はもう嫌だと言うメルル、やっぱり素敵な子だ。彼女がポップの事を好きになったのは、ポップがコンプレックスを抱えて頑張る、ちょっと弱いところがあるのに共感があったのかな。(そんなような事は後に言ってたような記憶がある)ポップがタイプ的に似てるのはどっちかというとマァムよりはメルルかなぁと思う。

なまじ推しの愛した女を自分も愛せるようになったせいで、推しがどっちの女とくっつくべきか悩ましくなっちゃったよな……。どっちか選べ言われたらやっぱメルルを個人的には応援したいが……。冒険王ビィトがちょっとガチガチ過ぎやしないか? ってくらい男女カプがガッチガチなの、絶対ダイ大でやり過ぎたせいがあると思っている(月刊誌(今は季刊か)だからそこまで人間関係広げられなかったのもあるんだろうけど)

ポップが買い物について来たのに、「せっかくダイ君と二人きりの冒険が出来ると思ったのに」って言うレオナ可愛い。ここアニオリだっけ?
2023/09/09(土) 08:08 作品感想 PERMALINK COM(0)