外国の小説って、名翻訳でも内容が面白くてもどうしても日本の小説より読むのが大変な気がする。翻訳文の綺麗でもなんか独特な言い回し、国や時代の感覚の違い、外国の小説特有のテンポ(気長に付き合うととても面白いんだが、大抵序盤が容赦なくつまらなかったり前置きが長い、単純に大長編小説も多い)とかなんか色んな要素が合わさって読むのがあんまサラサラ行かない感覚がある。最近外国の有名小説片っ端から読むのにハマってるからずっとそんな感じで読書してるんだが、たまに日本の小説読むとサラサラッと読めて驚いてしまう。

ファンタジー小説とかもそうなんだが、好きでも読むのが得意というわけじゃあないんだろうなぁ、多分……。でも読みたいのは外国の小説とかファンタジー小説なんだよなあ。

可能な限り読みやすい方が良いに決まってるんだが、読みやすいからと言って自分にすごく刺さるとは限らないからな……。

外国の小説は特に、SF系が鬼門というかなんか読みづらい……完走まで行けば何かしら面白い事も多いけど。

ちょっと読みづらくても気長に付き合って、ふとその小説の面白さに気づくのが読書の醍醐味なのは自分なりに色々読んできて感覚でわかってるが、好きだからと言ってサクサク読めるわけじゃないんだなと最近気づいて、ここら辺もうちょっと自分で融通がきけばいいのにな。とたまに思う。

ずーっと海外の古い長い小説ばっか読んでるから、面白くても疲れるのかもしれん。(名作がほとんどだが、どうしても感覚やテンポが古く、面白さがわかるまで気長に読む必要があるのがたまに疲れる)有名小説片っ端から読むにしても、外国の小説と日本の小説を交互にした方が良いかもしれん。ほっとくと気になるのがなんか外国の古い(しかも長い)小説ばっかになってしまうんだよな……。

逆に外国の人は日本の小説が(自国の翻訳を読んでいても)読みづらいと感じる事もあるのかなあ……。赤毛のアン級の時代や国を問わない名作でも、宗教っぽい話になるとどうにも感覚としてわからん時あったっけなぁ。

好きと得意は違う(好きこそものの~という言葉通り兼ねる事もあるけれど)、ってのはよく聞く話だが、それは読書のジャンルみたいな本当に個人的な事でもそうなんだなぁ……。
2023/12/10(日) 19:56 作品感想 PERMALINK COM(0)