昔読んだ「死人にシナチク」ってラノベでパロられてたやつ。今日でアマプラ終了と聞いて駆け込みで見てみた。10年以上前に小説版?を読んだ記憶はあるんだが、流石にもう忘れた。



作画は聞いてた通り最高。天野喜孝のバタくさい線の細かい美少女とイケメンが綺麗に動画で再現されてるし、ファンタジックて退廃的な背景も良いし、今見ても全く古くないんじゃないかなぁ。

ストーリーはシリアスな時の押井守って感じでよくわからん。わからんけど雰囲気は最高だし、意外とフランクな喋りの少年(っていうか青年?)と少女が可愛い。最初は「ついてこないで!」とか言ってた少女が、「どこかへ行ってしまうの?」とか寂しげに尋ねたり、腰に抱きついたり、いつの間にか仲良くなってるのが可愛い。

まぁ最終的には少年は少女の大事な卵を容赦なく割って、間接的に少女を殺してしまうわけだけど、それまでのやり取りは結構微笑ましくてカワイイ。謎にストーキングしてくる少年とか、雨の中、そっと外套の中に入るように勧めてくる少年とか、寝る時少女を姫抱っこする少年とか色々。

思ったよりは楽しめたけど、正直コレも作品よりwikiに載ってる作品の逸話のが面白いな……。こんなわけわからんもん作ったせいでわけわからんもん作る監督ってレッテル貼られて、押井守にしばらく仕事来なくなったとか、プロデューサーが視聴一回目寝ちゃったとか、カーチャンにも「もう客が来なくなるんじゃないか」って心配されたとか、作った本人も通して見ると疲れるとか色々。

雰囲気アニメとしては決して悪くないというか、そこまでボロッカスに言われるほどかなぁ……wwwって思うけど。80年代、エヴァとかセカイ系もまだない・ジャンルとしてあまり確立もしていないような時代に、こういう雰囲気アニメはそもそも受け入れられる土壌もなかったのかな、多分。

毎度「押井さんはコメディはともかく真面目な作風は全然合わない」って思ってたけど(別に考察系や難解な作品は嫌いじゃないが、ピンポイントで押井さんのその作風が合わない)、コレは良かった。意味はわからんけど。wikiの解説読んでやっとへーってなる感じ。
2023/12/14(木) 19:44 作品感想 PERMALINK COM(0)