仲良し男女混合大人グループが、仲良く銀行強盗する話。(クソ雑あらすじ)
伊坂幸太郎さん、前に「重力ピエロ」を読んだら絶望的なほど合わなくて、でも有名な作家だしもう一冊くらいは試してみよう、って思って読んだらこれは面白かった。この人真面目な犯罪モノ描くより、このくらいの軽い娯楽犯罪小説みたいなの書く方が上手いと思う。ヘンテコ男子勢がみんな面白いし、成瀬さんは聡明だし、ダメ父って感じの人が二人ほど出てくるけどなんか憎めない可愛さがあるし(地道さんは本当にどうしようもない人だけど、エピローグの彼は少しほのぼのとしてしまった)、慎一君は可愛い。同級生男子とベーコンレタスフラグまで立っている。
二冊目試してコレもダメだったらもうやめておこう、って思ったけどこの作品は続編もあるらしいし読みたいなぁ。
最後の最後、気持ちよく騙されたのと各パート冒頭ごとにある辞書風の用語解説演出が良かった。
