【亡国の四騎士】大体の腐女子が囚われ鎖ボロボロランちゃんしか覚えてないと思われるイベント(自己紹介)。読み返してもボロボロ守られランちゃん以外何も覚えてなかったので驚いた。イザベラと百合ってる謎の姉ちゃんとか濃厚なBL百合イベ。そういう寒い感想は置いておいても、ジークンマンが万能すぎて笑うしビビる。カール国王、気のいいおじさんなのは伝わるんだが本当王としてはアホだし無能。そこら辺はハッキリ狙っていて、パーさんにもツッコミ入れられるし、本人にも自覚があるんだが。政治能力はないけど人柄が良いから支持者は多い、みたいな人物像は割と好きだけど。そこら辺の民衆支持からパーさんもちょっと影響される流れは良い。

【荒るる旻天、帛裂く調べ】タイトル変換に苦労する復刻イベント。コウ達とスイの交流は素直に微笑ましいと思ったし、ここら辺の交流からの終盤の展開はちょっと泣いたくらい。でもやっぱヒトデナシ関連と幕間の描写が胸くそ悪過ぎかな……。ヒトデナシが胸くそ悪過ぎて、最後こっちまで心の救済される必要はあるのか?(普通に悪役に徹してくれた方が良かったなぁ)って思ったけど、コレはスイの心に影響された、って感想を見てなるほど。後は親父さんの救済も兼ねてるのかな。素直にいい話だなーしたいのに、なんかややっこしい設定と胸糞さが惜しい感じ。親父さんの内心複雑な心理描写は結構好みだった。このイベントのお陰でウーフとレニーとかいう赤ずきんモチーフの萌えキャラコンビを知れた。
2024/05/20(月) 02:07 作品感想 PERMALINK COM(0)
原作者がネーム何度も描き直したらしい、お気に入りかつ苦心回の珠実ちゃん回。アニメでもいい話だった……。流れる雲と一緒に夕日と青空が綺麗に表現されている。やっぱこのアニメ、穏やかだしヌメヌメ動かすわけでもないが、映像美があるよなあ……。原作もそんな感じなんだが、アニメはまた違う美しさがある。今回ばかりは白鳥くんも珠実ちゃん、女の友情には勝てない。それでいいと思う。マジで毎回優しい気持ちでホロリとしている。

アニメも原作も、映像の作り方が映画みたいな作品だよなあ。実際主人公が絵本作家、サブキャラにも映画監督見習いが出て来るからそういうのは意識してるのかもしれないが。

2024/05/19(日) 19:38 作品感想 PERMALINK COM(0)
ここら辺はアニオリイベントも多いな。でもそこら辺かなり自然で、全く違和感がない……。そして棗ちゃん出て来たけど、アニメでも登場遅いな~。全26話、15話でやっととは。棗ちゃんの優しさが、アニメだと元の人格通り植物を愛でる子である事、交流の流れも彼女の手品に理解を示すものになっていてまた違う良さがある。家庭訪問の流れも多分結構アニオリというか原作をいろいろ再構成した話だと思うのだが、これがまたまほらばらしいほのぼのになっている。白鳥くんの優しさもさりげなく出ているし言う事がない……。

めちゃくちゃいいアニメだなあ……。原作よりほのぼの推しになってるのに、数話ごとにホロリとしているような……。

私の好きな作中作「ハル」も、違った流れだけど美しい語られ方をしていてすばらしい。柔らかい絵本タッチでの描き分けがすばらしい。妙にゴチャゴチャ動くわけでも、今風の絵柄なわけでもないんだが(そらまあ十年以上前の作品だしね)、こういう絵柄のタッチの描き分けといい、棗ちゃんの手品の動きの良さといい、何気に作画も綺麗だよなあ……。

楽しいんだけど見たいアニメ多すぎてはよ全部見て次行きたくなってる。魔探偵ロキは各話有料かあ……とりあえず後回しだな。

リフレンブルーのアニメ、原作気に入った人間としてはとりあえず各話有料でも見ときたい気もするけど全3話じゃあんなのまとまる気がしないし……。っていうか原作エロゲをしょっちゅうやってるセールで買うよりアニメレンタルして見る方が高いの草生えるんだよな。中古でDVD買った方がいいか?そこまでしなくてもいいかな~。あんな綺麗な感性と文章と独特の構成を全三話アニメで表現とか最初から不可能の気配しかしないし……。

っていうか構成的にエロゲのアニメって基本的に無理があるよな。テーマ以外別物として再構成したぽぽたん(まほらばと同じ監督)は良かったけど。っていうか情報の圧縮の難易度とかの問題で文章作品→映像化が自体が無理があると思ってる。上手い作品もあるけど、映像で心理描写って難しいし。小説やエロゲなんて好きな人しか読まねーやらねーから、映像化が必要ってのはわかるけど。
2024/05/18(土) 21:55 作品感想 PERMALINK COM(0)
原作フリーゲームのページ(ノベルゲームコレクションに飛びます)

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セリフをちょっと直した。


久々にお絵かきしたくなって、そしたら妙に手間暇かけたギル虐欲がついムラムラと……。ギル虐もなにも、惨状に関しては本編をほぼそのまま写し取っただけなんだが……。ハムスター扱いは言いがかりだけど。

私の悪趣味はさておいて、10月32日のハロウィンは灰色工房作品でも特によく出来てる作品だと思います。ここのサークルは全作面白いのですが、特にハロウィンに関してはトップクラスに全ての構成と要素が上手い。読み返すと全ての要素に一切のムダがなく意味があり、何度読んでも最後の母子のくだりが泣ける。客観的に見たらものすごいダメ母なんだけど、そのダメ母が最後にアレを自分から申し出るのが泣かせるんだよな。

そして何度読んでもギルベルトさんの言動ほぼ全てが最悪でビビる。頭の中で突っつきまわしては、流石に頭の中で誇張しすぎじゃないか?そんなわけないだろ。って思って原作読み返すとマジで記憶より最悪なモラハラ親父でビビる。ガチで初手から終わってる。「女子プレイヤーでギルさん好きって人、焼き肉さんくらいかもしれない」的な事言われただけはある。なんでこんな奴好きなんだろう??? 別にイケメンだからとかは関係ない。何故ならマイナス100にプラス1したところで、マイナス99の負債はどうにもならないからだ。 子供までいる公式カプ夫婦なのに非公式カプ状態で全く気がないディートリントさんより、まだ私のがギルさん好きなんじゃないか??? まあ仮にディートリントさんからあげると言われたとしても、私もギルさんはお付き合いしたくないけど……。ダメ男としてはとても好きだけど。そしてそういう悪夢みたいな部分全てに意味があるから良作なんだけど。

とにかく同サークルの「私は貴方の神様です(DLsiteの販売ページに飛びます)」が出るまでは、単純な面白さで言えばトップクラスであり、同時に悪夢度もトップクラスだったのが10月32日のハロウィンだと思う。単純な面白さで言うと有料の私神、フリゲのハロウィンって個人的には思ってるんだけど、二大初手でオススメ出来ない作品でもあるのが悩ましいところ。すごく面白いんだけど、自分も初見プレイ時は心が崩れ落ちたり精神がバッドステートで蝕まれたりした作品をいきなり勧めるのはどうかなって……。サークル中級者以上向けかな。

サークル初心者さんなら手のひらの蝶(ノベルゲームコレクションに飛びます)が一番オススメかな。1000文字でサークルのメイン傾向と構成力がわかるのでお試しにちょうどいいと思う。1000文字詐欺ゲー(それ以上の密度があるように思う)と呼んでる。
2024/05/18(土) 10:46 作品感想 PERMALINK COM(0)
『夏色セレブレーション』小早川雫香という魔王を巡る物語・蹂躙編

令和に夏色セレブレーションやってる人、この世で数人いればいい方じゃね? この人多芸な上に全部上手いし変な人だな。

ちゃんと三角関係ルートで久美子ちゃんエンドあるから頑張ってほしい。前も言った通り、私がプレイした時世話になった攻略サイトは逝ってしまってて何も手助けできないが……。

そうそうこのゲーム、立ち絵が多彩なんだよな。浴衣と水着、両方立ち絵差分があるギャルゲーって案外思いつかないわ。

「12年間想いを育ててきたのは、私自身なんです」この台詞覚えてるなぁ。この記事だと魔王扱いされてるけど、カメラマンの彩ちゃんいなかったら私この子が一番好きまであったよ。

このゲーム、雫香ちゃん選ぶと久美子とはキッチリ疎遠になったって描写もあるんだよね。そらそうだ。設定はバカゲーとしか言いようがないゲームなんだが、大切な女一人選んで愛を貫けみたいなとこは妙に真面目なんだよなぁ。

まあメガネっ娘ルート(貼った記事にも出て来る緑髪の子)とかロリっ子&アイドルルートとかあの辺シナリオメチャクチャなんだけどな(面白いことは面白い)

懐かしくなって彩ルートのプレイ動画ちょっと覗いてみたけど、照れ顔立ち絵がめちゃくちゃ可愛い……。声も可愛い……。ハンバーガー好物で立ち絵でも食ってるのが可愛い。お前が夏セレのMVPだ……。一番可愛い。コレで主人公より年上ってのがツボだったなぁ。

しかし彩ルートの雫香ちゃん切ないなぁ……良い子だなぁ……。まあこのゲーム、両取りハーレムエンドなんてものは一切存在しないゲームだからしょうがないね……。雫香ちゃん、親の影響で会った事もない主人公に恋をしているが、別に電波とかそういう事は一切ないんだよな。自分の箱入りとか変な部分にはちゃんと自覚があるし、ルートによってキャラが変貌するとかもない。

Q.バカゲーなのにハーレムエンドとかのご都合主義はないんですか?
A.一切存在しません。結婚前提で、ただ一人の女を選ぶのがメインテーマでもあります。全体的なシナリオ構成を鑑みると、なんなら二者択一もテーマとして組み込まれているかも?
2024/05/17(金) 23:05 作品感想 PERMALINK COM(0)
Kindleで安く買った、江戸川乱歩の明智小五郎全集を図書館の本消化する隙間の時間にチマッチマッチマッチマ読んでるんだが、蜘蛛男の話になってから読むのが鈍牛の歩みになってしまって我ながら正直。犬夜叉の奈落ばりに犯人が逃げまくっててダレる。

Kindle全集の編集者が前書きで「作者本人も悩んでいましたが、長編が苦手な作家です。読む時は短編から入りましょう」っていってただけあるなー。

そして江戸川乱歩級の作家でも長編が苦手でしくじることもあるってのは、ちょっと励まされる気がする。あんま性格の良い励まされ方じゃないけど。その分短編はどれも抜群に面白いんだけど。

江戸川乱歩で私が一番好きなのは「押絵と旅する男」です。(我ながら好みがわかりやすーい!)その次に人間椅子。

幻想譚書いてくれる作家は大抵幻想譚要素強い作風のが好きかなあ、村上春樹とかも。

泉鏡花も花散峪山人考(っていうかライターの希さんが?)影響受けてるというから一度じっくり挑戦してみたいんだが、文体が古風過ぎてとっつきにくく、挫折している。

その理論だと多分花散もかなり読みづらい文体のはずなんだが、アレは取り憑かれたように短期間で読み切っちゃった謎。

青空文庫とかじゃなくて図書館で借りてとにかく一冊読んでみようかなあ。とりあえず千一夜物語読み切ってからだな……。
2024/05/17(金) 11:39 作品感想 PERMALINK COM(0)