男描くの好きな割に致命的に下手過ぎて、大人しく百合でも書いてた方が多分マシなんだと思うが、正直そこまで百合に創作捧げるほどはやっぱ百合って好きじゃないんだよなぁ……。

やっぱ私が一番恋愛もの読んでて好きな部分って、男側の好きな人とそうでない人との反応の差だからなぁ。だから下手でもなんでも男側がヒロイン以外の女お断りみたいなシーン入れりゃあいいんだな、なんか今まで抜け落ちがちだったけど。そういうの、やっぱ読者にもわかりやすいし。

百合って大抵男女問わずフワッと人気高いから苦手寄り、って言いづらいし、別に私も書くは書くからなぁ……。好きな作者の百合くらいは別に気にせず楽しむし……。

でも作品読む時男同士が苦手な人多いの、男同士というよりBL構文全般が苦手、って人、私と某カピさん以外にも潜在的には多そうだな……。ホントに型通りの動きしかしなくて、単純に恋愛ドラマどころか人間ドラマとしてつまんねぇの多いもんな……。

百合は↑ほど極端な事にならないと思うんだけど、なんでBLって妙にパターン決まり切っててつまらんのだろうな……。

性癖的に好きなのはBLなんだけど、BLの王道パターンやカップリングの組み合わせがすごい嫌いなのばっかで、それなら全然性癖じゃない百合のが恋愛物として面白い事多いからそっちのが楽しくて、多分男の子の反応が楽しいのはやっぱり異性で別の生き物の女相手の男女カプのが良い……。いやもうこんがらがり過ぎてて知らねぇよ!!!って自分でなっちゃったわ。

百合で本当に何もかもつまらなかった、って事は一度もないんだがBLで本当に何もかもつまんなかった事は山ほどあるんだよな……。へっぽこアルジェンの頓挫ゲーはいつかなんとかしたいが、当分やる気もないし、しばらくは男女カプの女子主人公とか、自分に合ってる違う文章の書き方とか模索したいなぁ。

なんだろう、百合はそれこそ女の子同士で花嫁同士にも片方が王子にも小さな子供にもなれる可能性でいっぱいだけど、BLだとBLになった瞬間攻と受とリバにしかならないっていうか……。ホントに面白くないジャンルだな……。そら恋愛物として面白いわけないわ。

でもやっぱり百合も百合で、アレも年下攻が多いからちょっと好みとはズレるんだよなぁ。空に欠けた旋律も、幽霊列車とこんぺい糖も、世界の終り、素晴らしき日々よりも全部アレ、年下女子攻ものだと思うし……。いやなんか百合はその辺曖昧な事が多いけど、そうだと思う。うーん、やっぱ百合でも年下受って御法度なんだな……。ここら辺の作品自体は結構好きだったんだけど……。逆に年上×年下百合なら私も楽しんで書ける?そこはちょっと考えて見てもいいな。ふんわり考えてる話もあるし。

しかしまあ、そこそこ上手く行ってるへっぽこアルジェンとかはさて置き、ホントなんでこんな男描くの下手なんだろう。

でもへっぽこアルジェンも実はアレ全部百合のが面白くなる奴な気がする。アルジェンって相当女々しいし。私の性癖以外で男同士にする意義がやっぱないんだよな、あの作品……。

男同士にする意義、そういうのって別に禁忌とか弾圧とか萌えてるわけでもなさそうなのに入ってるしょーもない暗いだけのネタじゃなくて、男女と違ってなんかあったら本気で殴り合えるとか、仕事モードの時での相棒感や阿吽の呼吸が描きやすいとか、なんかそういうのだと思うんだけど、自分含めてあんまそういう感じの作品ってないんだよな……。いや多分目指したのはそういうブロマンスの熱い友情も含めた恋なんだろうが、全く全然違う話になっちゃってるよね。

っていうか弟分を守る兄貴分って、外殻や挙動はホントにそのまま、古い男女ヒロイックと変わらないし……。多分兄貴分と弟分好きなのって、こっちが主じゃなくて、ベタな護衛騎士とお姫様とか、勇者とお姫様とか、戦える王子とお姫様とか、そういう、自分の好きな古いヒロイックと近いからなんだろうしな……。うーん、ますますBLとか自分で作る意味がないな……。

っていうか元から確かに騎士×姫とか勇者×姫とか王子×姫とか魔王×姫とか大好きだったが、ここまで重症患者級の性癖と気づいてなかったな、そもそも初めて書いた長編ラノベだって、王子×姫なのに。

というか私、お姫様受が死ぬほど好きなんだな???うわぁ……。

自分を掘っても掘っても自分の恥ずかしくて意味不明な性癖が終わらねぇ……キッツ。

この性癖の原点どこから来ちゃったのかな……やっぱ前世からの王子×姫のセーラームーンかな……。後は小学生の頃GBでやったドラクエ1とか……。

うーんでも、ここまでコテコテなヒロイックって、需要自体は今もあるけど、あまりに恥ずかしいからか、女性向けでも逆にないんだよな……。三条陸先生とか、渡辺道明先生とか、衛藤ヒロユキ先生とか、良い意味でちょっと男女観が古風そうなファンタジー作家探す方が早い。

あとこういうのを言うと、自分がなりたい願望みたいに思われるのもすごく嫌っていうか……。私がなりたいのはどっちかというと、カボチャの馬車とドレスとガラスの靴を出してくれる魔法使いとか、お姫様の恋物語を特等席で眺められるメイドとか、そういうポジションなんだよな……。

口に出した瞬間嫌な人間にバカにされる性癖ばっか抱えてるのも、なんか人と話すのが、自分の事話すのが嫌になった理由の一つかも。考えてみたら、ネットやるまで、文芸サークル入るまで、自分のコッテコテの趣味とか褒めてもらった記憶ねぇもん。バカにされるばっかで。セーラームーンとかもダサいって言われた記憶しかないし……。昔は言語化出来なかったけど、あれやっぱ自分なりに酷く傷ついていたんだな……。

こんなつまらない記事書くくらいなら楽しい小説書きたいのに、30年以上溜まってたゲロが本当に止まらない……。

とりあえずBL二次創作の呪縛から逃れるために、10年分のログ全部ゴミ箱に捨てて消した。すっきりした。

衛藤先生、自分の好きな自作カップルに何回も何回も王子様とお姫様的シチュやらせてて、自分の好きに迷いがなくてすごいよなぁ……。いい意味で男子のがセンスが乙女チックな事多いと思うけど、それにしてもやっぱ衛藤先生のセンスはずば抜けてるな……少年漫画読んで育った私と比べても、まだ私のが男子センスあるんじゃねーの(繰り返し言ってるように、下手だけど)ってくらいコテコテ男女ヒロイックセンスっていうか……。

考えて見ると、文芸サークルで「もっともっと綺麗な表現を出した方が焼き肉さんの作品は良くなるよ」って先輩に言ってもらわなかったら、創作の中ですら自分の綺麗なものを信じられなかったかも……。下手でもそこら辺誤魔化さなくなったの、どう考えても文芸サークル入りたての頃、初っ端でそれ言ってくれた先輩のおかげだな……。向こうは私の事なんて忘れてるだろうし、こっちも先輩の顔も忘れてしまっている薄情者だが、そこは本当感謝だな……。
2024/07/18(木) 03:13 その他自創作絡み PERMALINK COM(0)