エロゲとかアニメの主題歌ボーカルとかも、
やたらいっぱいあるよりは作品全体をピシッと表す1曲~2曲のが印象が良い時って結構あるんだけど、こういうのもとにかくたくさん入れた方がエライ、みたくなっちゃうとこあるよね。そこら辺もアニメグルグルはすごく良かったなぁ……
4曲全部、音楽と絵が大好きな原作者と原作漫画の為に練りに練ったアニメーション付きボーカル作ったんだなって感じで。マジでこのアニメのOP曲とED曲ほど見てて飽きないやつがない。
エロゲのふたり(URAN)のボーカル曲とスタッフロールの上手さも、多分そういうピシッとした上手さだよね。シナリオライター自らが手掛けてたと思うあの歌の歌詞、少し切ないエンディングのキャラ攻略後だと、OPと同じ曲なのにガラッと印象が変化する感覚があった。スタッフロールも、あのゲームは確かヒロインの絵も流れない、下から上にスタッフロールが流れていく形式だったと思うんだけど、あれも手を抜いているとかじゃなくて、映画監督の物語だから、映画のシンプルなスタッフロールを多分意識した形式だし……。
私は単に脳死でゴチャゴチャ色んな要素入れるんじゃなくて、
必要ならゴチャゴチャ突っ込むのも大事だけど、毎回毎回、
各作品ごとに知恵を絞って、作るものを選別したり増やしたりするような、脳死でない感覚や体験をしたいんだよな……。
そういうのってどうでもいい人らは本当にどうでもいいから、一番重視されない事なんだろうけど。
今思うと、
Twitter(X)ってホントになんでも語彙力飛んだ……!とかで済ませて一人一人の感覚みたいなものも味わいにくいし、何も私が欲しいものと噛み合ってなかったな……。
なんであんな、脳死みたいな感覚ばっか喜ばれるんだろうな、Twitter(X)って。
オタクとしての感性もウザったいこだわりも全部死んじゃった、むしろ自分で殺しちゃったオタクなんて、存在価値がマジでないと思うんだけどな。
しかしアニメグルグル2017、
やっぱ創作姿勢がすごくカッコイイわ。ホントはあれもこれもどれもいっぱいやりたかった事合ったと思うんだ、その上でこの枠だとこれを最適にするしかないって色々知恵絞って、この枠組みで最高を仕上げて来たのが良すぎる……。
こういう感覚って多分、素人でもっていうか素人一次創作の自分こそ見習った方が良い奴なんだと思う。もちろん無念はあるとは思うんだけど、あの作品全体からポケモン風に言うと「ベストを尽くしたんだ、悔いはない!」って言葉が聞こえてくるような感じなんだよね。
幻聴だけど。最終的に、
ジュジュが「まるで打ち切りみたいね」って言い出すほど終盤は駆け足、それでもその
自虐すらギャグ作品として更に勢いを早めるブーストにしちゃうあの執念みたいなやり口、ホント素人こそ真似するべき情熱だと思う。
ちょっと
衛藤先生本人……っていうか代表作グルグルのみ?のイカレた創作姿勢は、色んな意味で常人が真似られないやつだしな……。読めば読むほど、ハマればハマるほどわかるんだよねそれが……。今なら言えるけど、
絶対、渡辺道明先生より真似したら大ヤケドするタイプの作家だと思う。後追いが不可能。
渡辺先生のがやってる事シンプルだから、もしかしたら後追いが出来る才能のある人もこの世にはいるのかもしれない。まあ私は
素人創作だろうともし知人が真似しようとしてたら一度は全力で止めるだろうし、
自分がやろうなどとは絶対に思わんがな、この人の芸風も。
なんかね、こういう
玄人しか出来ない技術真似しようとしてズッコケるってね、そもそも読む人ほとんどいなくても、後の自分が一番恥ずかしくて、それで何よりダメージ受ける感じなんだよね……。だからやめた方がいい。
というかその系譜で、クソラノベ一話一話読んでコメントくれてるカクヨムで付き合い長い人に、今正に
善意の羞恥プレイされてるっていうかね。やっぱり嫌いまではいかない憎めなさもあるけれど、ホントに下手だよね、あのラノベは……。