二次元と結婚した人みたいな概念が今あるけど、そもそも私の好きな男子キャラ全員自分が結婚とかお付き合いはしたくないな。とかふと思った。
よそで腐った二次萌えしてるキャラ以外、そもそも奥さんや恋人がシナリオ開始時からいるような男が大半やし。「既に大切な女がいる男」という概念自体に萌えるみたいなアレが例によって微妙にマニアックで説明が難しいな。二次元に限った話だが、死別したら私が入り込むチャンス！とかではなく「そのまんま、愛したもういない女と魂ごと心中してほしい」というのが願望かつ理想体の一つだからなぁ。敢えて言うなら今やってるソシャゲみたく「ソシャゲ主俺に異様に好意的だが、同時に異様に一番の友人の話ばっかされる」みたいな、「僕は推しの好意的な永遠の二番手三番手」に一生置いてもらうのが理想なんだよな。労苦を得ず。愛情が有り余ってる推しの、ほどよい友愛的好意だけを頂きたいみたいな。結婚式には一番に呼んでもらえるみたいな(お互い友情以上の感情はない)。コレはコレで普通にカスだな。オリジナル作品の、こういうタイトルの作品は結局「脇役の私に推しが惚れてどうすんだ」展開になるので違うんだよなぁ……。
シンデレラで例えるなら私は魔法使いの立場になりたいんだわ。花散峪山人考なら椿、サマウォで言うならずっとネット越しに主人公の動向見守りながらアドバイスしてた友人(名前忘れた)辺りになりたいんだわ。重要な見せ場があって、特等席で推しを見守りたいんだわ。シザーハンズの、最後エドワードを撃ったフリする警官とかああいうのになりたいんだわ。
まあこんな事言っといて、例えばお姫様を助けに行くドラクエ１的話に、主人公の男を終始サポートする女がいたりすると(お互い恋愛感情は一生ない)、カプ厨目線で「どうしてサポート女子とくっつかないんや？？？」ってなる事があるからカプ厨お見合いババア系オタクもそれはそれで面倒くさいですね。こういうドラクエ１的な話にサポート女とか入れない方が個人的には良いと思う。実際ドラクエアニメのアベル伝説も、正ヒロインよか主人公に片恋してた女戦士のが人気だったくさいし……。主人公アベルは一途なニブ男だから一生気づかないんだが……。「好きな女以外マジで眼中にない、残酷な男ムーヴ」もまた性癖なのでやっぱ我ながら自分の性癖は中途半端に趣味が良くない。
グラブルのスレイヤーズコラボで、ガウリイにもバレンタインチョコあげられるんだけど、あの天然クサイお兄さんが普通にチョコの意味わかってて、なんか普通に困った顔されてしまうのに死ぬほど興奮したオタクだからさ……。グラブル主人公って作中じゃめっちゃモテるのにコレやぞ。ホワイトデーのお返しも、「もらったから返さないと悪いし」みたいなガチの義理の挙動されるのに興奮したオタクだからさ……。ガウリイってなんか……スレイヤーズわんだほ～のラストでも「リナはもう限界だからって抱き上げたのに、片恋されてるシルフィールは大丈夫か？って声かけるだけ」みたいなシーンがあるんだよな。脳みそふやけたパスタとか言われてんのにそこは自覚があるのかないのか、とにかく明らかに「リナとそれ以外」みたいな女の認識が作った人ら別々のメディアミックス作品でもなんか統一されてるの、何？？？
まあ流石に例に挙げたシルフィールとかグラブル主人公の立場は気まずいからなりたくないかな……いたたまれないし。ちなみにシルフィールのシーンは、明らかにリナとシルフィールはガウリイがそうする意図を女子達だけわかっている感じなので、なおの事気まずいやつ。
神坂一作品の、普段恋愛要素とか全然ないのに、クロスカディアもスレイヤーズもロストユニバースも「この先この男が仮に結婚とかするとしたらコイツしかおらんのやろうなあ」みたいなアレだけは揺るがない何かを感じるあのオーラ、いったい何？？？まあスレイヤーズのルークの生みの親だしなあ……。ロスユニはまあ普通の相棒（最終決戦でああ、傷つけたくない女なんだなぁがわかるくらい、シナリオ構成的に、必然性はとても強いのだが）だけど、この人恋愛要素というかイチャイチャが作品にまともにないのに、男は「自分の意志で一人の女に人生や魂を捧げる男」ばっかな気がする。考えて見るとガウリイってそう感じないけど割と重い善人だもんな。リナが「本当にただの良い人なのがわかるのでしばき倒して振り払えない」的に１巻の時点で言ってるくらい。この後はリナと一緒にいたいからいる、くらいには多分変わってるんだけど、そのころには多分リナの方がハマっちゃって手放したくないやつなんだよな。
何が言いたいかというと、ガウリナと一時期だけ旅してガウリナの想い出の一つくらいになるオタクになりたいよな。
でもダイ大のポップに「結構可愛い姉ちゃん」とかボソッと言われるくらいのファン向けゲーをプレイする憧れはあるかもしれないな。なんかすごい古いノリの原作沿い夢小説(夢主の相手はポップではなく、ポップはなんか普通に書き手の好みでマァムかメルルと仲良くなってる奴)みたいなシチュだな、我ながら。ポップみたいに気質がプレイポーイかつ綺麗な姉ちゃん皆好き！みたいな挙動してるくせして、根っこは本命が決まってる感じの男も好みでさぁ(以下、省略)
まあ「自分でない誰かに恋をしている男」を「こっちからの恋愛感情抜きに」、「特等席で」、「自分が傷つくことはないポジションで」眺め、「あわよくば友人の三番手とか二番手くらいのポジションで友愛のおこぼれを頂く」のが好きなんだろうね。並べると略奪愛とか普通に夢萌えするよりウンコな発想なんだけど。自分は労苦を支払わずおこぼれだけ欲しい、虎の威、コバンザメ的発想なので。
