昨日ヤキイモが食べたくて売ってるスーパーに行ったのに、売り切れてたから今日リベンジして買った。女ってなんでヤキイモが好きな人多いんだろうか。しずかちゃんも好きだし。「女子は甘いものが好き」みたいなアレの延長線上にあるものにしても、なんかよくわからない一般的な概念だよな。自分も好きだけど。

昔やったミルキィシーズンってギャルゲで、攻略ヒロイン達は庭でヤキイモ作ってはしゃいでるけど、そん中で唯一男の主人公は「なんで女の子ってこんなにヤキイモが好きなんだろう?」と唯一ちょっと冷めてた覚えがあるが、いかにも一昔前のゆるい楽しいギャルゲーなのに、なんかここら辺の感覚だけちょっとリアルな気がしなくもない。なんかすごいゲームというわけでもない、ほのぼのハーレムゲームって感じなんだが、タイトルにシーズンとあるだけあって、季節イベントのキャラクターのイキイキした感じは、萌え作品の範囲でリアルな感じがした覚えがある。これってストーリーはあんまないし、なんかすごい面白いゲームというわけじゃないはずだが、今日ヤキイモを買いながら「沙織ちゃんがヤキイモではしゃいでいたなあ」と思い出し、チンジャオロースを作りながら、「ゆんちゃんと樹ちゃんがピーマン嫌いで、さちえさんに怒られながらチンジャオロースのピーマンを食べさせられてたなぁ」と、ミルキィシーズンのヒロイン達の事を思い出していた。

ロードが長い(DC版は快適らしいが、PS1版の方は)のと12月まで長すぎる共通ルートって仕様でコンプまではとても出来なかったが、今思うとこのゲームほど終始楽しいまま終わるギャルゲーって貴重だったかもしんないな。PS1くらいまでのオリジナルギャルゲーってみんなこんな感じのゆる楽しさだったかもしれんが、シナリオはともかく攻略難易度が極悪すぎるとかもあったし、案外ありそうでなかったような気がする。バレンタインデーで終わり、って構成もまさにミルキィな甘さの、季節のギャルゲーって感じがする。

そもそもヒロイン達と春夏秋冬の季節イベントを過ごせるギャルゲーってのが、ときメモ形式のゲーム以外だと割と貴重よね。ミルキィシーズン以外だと意外とパッと出てこないぞ。割とギャルゲーのヒロイン達と過ごせる季節ってのは決まってんだよな。リフレインブルーもひと夏の恋だし、Kanonもゆきのかなたも冬の物語だし。秋と春は比較的少ない。大抵は、夏と冬。ミルキィシーズンの終始楽しいだけで終わる空気は、元々読者企画のゲームで、ファンディスク的作品だったというのも良かったのだろう。

操作性その他の問題は置いといて、空気としてはミルキィシーズンくらいのゆるーい平和ハーレムみたいなのが楽しいギャルゲーの理想と言うか、このくらいの楽しい、ヒロインが可愛いだけゲーをたまにやりたくなる。花散みたいなやつとかリフレインブルーみたいな作品も大好きだけど、やっぱちょっと切な過ぎるからな……。切ない重い作品がツボると、ここんとこ日記でしばらくリフレインブルーで壊れてたように、しばらく心が壊れるのよ。やっと蜻蛉海岸から戻って来れたわ。

っていうかギャルゲーって見た目よりか「切ない」「重い」がデフォルトよね……。葉鍵とか、もっと古くはelfとかがいわゆるシナリオゲーだの、萌やし泣きだのを開発した功績なのかもしれんが、もうちょっと終始楽しいサクッと遊べるゲームがあってもいいと思うなって思う事はある。まあ私はついつい気が付くとおっもい死生観のゲームを手に取ってしまうところがあるし、そこが性癖でもあるんだが、楽しそうなゲームを手に取っても根底は案外重い、ということは結構あるある。はっぴーぶりーでぃんぐとかlike life on hourもそれだし。両者そもそも、擬人化の仕組みが割と切ない設定だからなぁ。どっちも泣きを期待して買ったゲームじゃないのに、プレイ後は切ない要素ばっか心に残ってるな……。
2023/11/15(水) 21:06 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)