やきにく亭
～キャベツを添えて～

昔から気になってるけどやらないまま二回目のリメイクが出たやつ。今の西又絵カワイイ。

さくらテーマのエロゲ……っていうか物語って多いよな。それだけ日本じゃ印象的な花なんだろうが。いいんだけど、私も題材としても鑑賞花としても好きなんだけど、やっぱり桜は競争率が高すぎると思う。カクヨムのエッセイでも言ったけど。ギャルゲだけでも貼ったそれ散る、ダカーポ、桜花、季節を抱きしめてなど、とパッと浮かぶだけでも多すぎる。良質な話も多いのだけど、いい作品でも桜吹雪の中に紛れて、記憶の中に埋もれてしまうような感じがある。まあ私も桜ばっかついつい書いちゃうけど。

花をテーマにするなら、ぽぽたんや花守の竜の叙情詩のように、桜以外を使った方が唯一無二になりやすく、読者の心には残しやすい気がする。私は春、ヒナゲシがあちこちに咲く時期になるたび、花守の竜の叙情詩だけを思い出す。

菊がテーマの話って思いつかないな。やっぱり直球でお葬式の花イメージが強すぎるか。キクの親戚系のタンポポ、マーガレット辺りならあるけど。

リフレインブルーは季節が夏なのに、向日葵でもアサガオでもなく、ツユクサやコスモス、月下美人なんかを小道具として持ってくるセンスが大好きだったな。言われてみりゃあみんな夏の花なんだけど(コスモスは秋桜と書くほど秋のイメージがあるが、夏も開花時期に入ってたりする)、ここら辺パッと持ってこれるセンスの作家って案外いないと思う。感性が本当に素朴で結構な唯一無二の作品よなー。