やきにく亭
～キャベツを添えて～

作中のキャラ・里花（リファ）のモデルの人と訴訟沙汰になったらしい、作者の長編処女作。読んだのは改訂版。
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アニポケがサトシ主人公辞めて新しい主人公達で仕切り直されたって話は見てない人でも有名だから耳に入ってると思うんだが、切り替わってから、わざとなんだと思うけど、子ども達が危機に遭うような事、子ども達だけで問題をどうにかする事がなくなって、なんというかサトシアニメの時は毎回のように見れたキャラの限界値みたいなもんが見れなくなってしまったんだよな。大抵頼りになる大人がいるから。

例えばサトシアニメの時、手持ちポケモンが体調崩したりケガしたら、サトシは徹夜で傍についていたりしたけど、リコロイだとちゃんとポケモンのナースさんが旅の仲間にいるから、子ども達は心配でも早く寝なさい、って話になってしまうんだよな。

なんならサトシアニメも終盤のシリーズは拠点があって、毎度邪魔して危機を持ってくるロケット団の出番も少なくなっていって、旅というかキャンプっぽさも増してたし。サトシアニメはサトシアニメで、感覚が古すぎて流れが不愉快な時もあったはあった。

物語で度々言われる「子供になんもかも任せ過ぎだろ」問題、解決させるとそれはそれでキャラの限界値を見れなくなってしまう問題も付きまとっていて、バランスが難しいなぁと思った。

サトシって劇場版ってなるとパッと思い出せるだけでも二回ハッキリ死んじゃったし、その上で二回以上は死にかけたし、そういう無茶を母親に度々叱られていたし、まあそういうの今は古いんだろうなあ、とは思う。

なんなら原作ゲームでも悪の組織ってアローラ辺りからちょっと不良くらいで悪い人達じゃなくなっていったし、子供だけで悪をバッタバッタ倒して、死ぬような危機に対応するのはもう古いんだろうな。いやまあ、描き方によってはほんま胸糞になるから仕方ないけど。

っていうかアニポケ、当時の脚本家と監督がもう全員いない(これもわざとなんだろう)から別物として楽しんだ方がいいんだろうな。比較できるもんじゃない。日常回の空気は最高ではあるし。