しかしアレだな、2の第138章最新話で
抱きつかれるだけで顔真っ赤になってるニケ見るとやっぱ
り関係性としては変わって来てはいるんだなとは思う。その
変わって来てはいる、でもう終盤に差し掛かっちゃってるのがアレだが……。
昔は土壇場でククリが思わず抱きついたりして来てもそれどころじゃなかったか、単に守りたい子というのが強かったのか、とりあえず無印だとくっついててもここまで意識はしてない事が結構あったっぽいと読み返していると思う。
でもニケのホントのホントの素はナンパっぽいとこじゃなくてこっち、って感じがするな。死ぬほどウブみたいな……。ニケはコミカルなツッコミ&ナンパ気質が取り上げられることが多いけど、2の天然ボケとウブっぽいお兄さんの方が素のような気がして来た。
ニケが抱きしめ返せない理由は衛藤先生が2の単行本内表紙で言ってたブラッドベリの霧笛を読んだらなんとなく分かった気がするが、やっぱ
ちょっと初々しいを通り越して異常なんだよな、それは……。しかし
ブラッドベリは読みやすくてすごく良かったが、哲学系はホント私には合わねぇな……フロイトとかちょっと全集めくっただけでお手上げだったし、
ニーチェは読みやすそうだけど別の意味でヤバそうだし(読み切れたらまた詳細ココに書くけど)。
なんとなく、わかった気になる程度でも哲学系の本読んで楽しめる人ってのは
私よりずっと本を読むのが好きなんじゃないかなぁと思う。だから衛藤先生もこんなに漫画が異様に上手じゃなかったら(単に等身が高くて見栄えがいいとか、そんなつまらない話ではなく、異常なほどの読みやすさとか漫画全体を使ったミステリーが出来てしまうとかそういう意味で)、その繊細な心理をより生かせる小説とかのが向いてるような気がする。