グルグルのアラハビカミュージカル見過ぎて脳内再生できるようになってからちょっと人生が楽しいのだが、サントラに入ってないのがホント残念だ。
っていうか
マール王国の人形姫にしろ、ディズニーにしろ、小学生とか中学生のころ学校に来てた劇団にしろ、ミュージカル的な演出って本編と独立してる事が多かったと思うんだが、グルグルの
アラハビカミュージカルは、魔王軍パートとミュージカルモードのククリ達で、忙しなく作中の現実と劇が切り替わるんだな。
この構成だと、そらまあサントラ収録は難しいよな。
マール王国の人形姫なんかは、ミュージカル鑑賞モードがあったと思うんだけど、アレは本編から独立した、一つの作品になってるから可能なんだだね。
つまりアラハビカミュージカルは、
最終試験くじらの春香ルート終盤の劇とか、電撃のドリームノッカー~チョコの奇妙な文化祭~みたいな、作中の現実と演じている劇のようなものの境目が曖昧なタイプなわけか。
もっと通じるような知名度の作品、クリエイターで言うと
、押井守が一生やってるようなやつだな。
どこまで夢なのか現実なのか、見ててもよくわからんやつ。
千年女優ほど難解じゃないけど、ここら辺も近いかな。
ここら辺の、
解釈しきれない現実と夢の境目の話は私も結構好きなやつかなぁ、昔から。
初めて書いたラノベもそういう事しようとした痕跡があるというか、多分アレ最終試験くじらも入ってるんだろうしな……。
まあ
押井さんは個人的には当たりはずれ激しい人っていうか、正直うる星やつらビューティフルドリーマ―とギャグ各種と天使のたまご以外は合わない寄りだけど……。何度もは流石にもういいわ、ってなるけど
やりたい事の一部は割と好きなのかな……
うんちく多すぎてウンザリする人だけど。
この人の小説は二度と読まん。明快なミュージカル演出として特化している作品より、難解でよくわからんタイプ寄りな辺り、アラハビカミュージカルは
「データ化できないもの…よくわからないもの…そういうものを描きたい」と言ってる衛藤先生らしい傑作演出だなぁって思う。