ずっと何年も読んでるweb小説の今シーズンのテーマが
人間の汚さVS人ならざる者のエゴ(作者がハッキリ語っている公式見解)なので思ったが、
私は散々人間の汚さみたいなのをメインに持って来られるのが嫌だと言っても、人間賛歌を語るキャラには入れず、やっぱ汚い人間側なんだよな……。
路上で寝てる酔っ払いの対応法みたいなのをネットで見かけても
「んなもんそもそも友達とか家族でもなきゃ触るな、触った方がアブネーから。ほっとけ」ってなる人間だけど、もうちょっと親切な人はやっぱ助けようとするからね。その上で私は
「助けたいにしても、よっぽど危ないとこに寝てるとかじゃなきゃ通報だけして触るな」って言うけど。そういうのが出来ないし多分見かけてもやらん時点で人として汚い側なんだよね。特に
改善したいとも思わんがね。
身内はどっちかというと助ける側だけど、正直それすら褒めないで、ほっといて触らない方がいいとすら思ってるからな、私。物語の主人公って、話の都合とかも相まって、程度の差はあってもリアルに考えたらみんなかなりお人よしだけど、その
善性に好感という共感は持てても、自分が理解出来るって意味での共感が出来ないような感覚は昔から普通にある。作品読んでて全然困るような感覚じゃないんだけど。
まあやっぱ
その上で人間の汚さみたいなのは作品のメインで見たくないけどね……
そのweb小説も匙加減と技術が相変わらずすごいから読めるし今が一番面白い!!!ってテンション上がってるけど、結構タブーギリギリの題材にまで行ってるな、って感触はある。諸々の「面白すぎるからOKになってるタブー」は今回に限った話じゃないが……。
というかアレだ、
「誰かを助けたい」みたいな感情、物語としては最高で当たり前だけど、既にその感情自体が重い。ファミレスとかで「
飲んだコーヒーの売り上げの一部は貧しい子ども達に寄付されます」みたいな話も、その情報が既に重い。寄付自体はいいから、その情報をこっちに寄越さないでくれ、ってくらい重い。
しかし
人間性の割に人間賛歌が一番見たいってのもなんかこう……多分ここが一番、私が二次元に夢を見ている部分なんだな。
だーい好きなお姫様と王子様の恋物語よりロマンティスト(笑)部分が出てて、寒気と怖気がすごい。