婚約破棄、そっから他の男に娶られてざまぁ、ならまだわかるんだが、なんか知らんがその後破棄った方が追いかけて来るみたいな話だと「いやそんなら一回捨てるなよ」って感じてしまうし、普通に破棄でもそもそもざまぁって邪魔だなぁって感じちゃうし、マジで女性向けノリが合わないな……。
BLとかもそうだがなんで女性向けってこう、
くだらん理由で一回本命ポイ捨てが王道の一つなのか……いや下手くそ男性向けでも割とあるあるだけど……いや恋愛オンリーみたいな話だとそれ以外転がし方がむずいのはわかるんだが。
一回イラネー(要約)って言われてそんなより戻したいもんなのか?そもそも。
まずそこから不可解だしイラネーいわれて追いすがる方どんだけメンタル強いんだ???>大体泣いたりもしないからすげぇ変、って思ってふと昨日何食べただと、
感情が豊かなケンジさんは前カレ達に捨てられて悲しんでいたという描写がちゃんとあったのでやっぱり一流BL作家だと超細部まで違うな……と思った。っていうか「別れたらしばらく泣いて暮らすのはケンジの方だが、切り替えと次見つけるのが早いのもケンジの方(自分のがその後恋人探しに苦労しまくる)」と筧さんが言ってる通り、コレってちゃんと一回別れ話になったら終わりって文脈なんだよな。当たり前だよなぁ!
まあ
受or女の習性で謎失踪は仕方ないとして、そこで捨てられたことに嘆かずになんか即探せー!!!みたくなるストーカー寸前強メンタル男もよくわかんないんだよな。
一回「お前いらん。消えるわ(要約)」言われて即追いかけが出来るくらい感情が強いのに、何故「いらん(要約)」悲しみみたいなものはご都合主義で欠如しているのか?
そもそも
そこまで追い詰められている時点で、一番身近な恋人に相談が出来ないというのもすごく不可解だ。もうそこで相談やぶつかることが出来ないのなら、しょせんそれまでだし、
その後の人生でもそんな我慢我慢の状態じゃどうせまた壁が来た時ぶち当たるだろ、としか思えん。
極個人的な問題として、そんなすごい好きな作家ってわけじゃないが、羽海野チカさんは
そこら辺の「恋人に色々言えない女がそもそも問題」みたいなネタを読み切り漫画で描いてた辺り、やっぱ上手いんだな……。
あーそこだな、
まあ恋人として一回壁にぶち当たるのはいいんだが、
「相談事や不満が言えない」というパートナーとしてやっていくにまぁまぁ致命的な問題を問題と思わずなんとなく失踪してなんとなくよりを戻す、みたいな感じな事が気になる。下手すっと捜索願沙汰の割と大問題が起きてるのに、その隠し事をしてしまう性質を直そう、みたいにならねぇのがすげぇ気になる。失踪じゃなくてキレて普段の仕事も捨てて引きこもる、みたいな描写してた(と、思う)羽海野チカさんの読み切りはなかなかそこら辺上手い。フワッと失踪じゃなくてちゃんと痴話ゲンカというか。あの人小綺麗なドアマット女のが描くの好きそうだが、こういう女描くほうが上手いと思う。