話題にしたらやりたくなって朝イチでクリアまで行っちゃった。久々にやったけど面白いな~!!そしてやっぱり狩谷さん私の中で殿堂入り。
怖いし笑うしキモイし、そして切ない。バッドエンド久々に見たら悲しい気持ちになった。ヒロインが彼の事を完全に心から切り捨てられないのわかる……。まあ読み返したら結構ヤバいな、って思ったんだけど。それでもエンド名とアフター含めて寂しい。
ベストエンドのアフターから作者の後書きまで笑わせてもらった。やっぱ理性的な作者がこういうの作ると入れる。入りやすい。
キモヤンデレ系男据え置きで、狩谷さんほど好きになれるやつがどうも十年以上経っても出て来ない……。ヒロインの造形もいいのかもしれないな。許容範囲チキンレースみたいな作品だが、それが狂気系とは別のものにならないまま、異常な男を味わえるというか……。
ベストも読み返すとベストって言っていいのかな、とはまあ思うんだけど……
でもバッドが最善だろ、って切り捨てられないような悲しさがやっぱり狩谷さんにはあるんだよな……。タイトルとプレゼントがまた素晴らしいというか、ここら辺の演出や関連性が今読み返すとちゃんと読み取れるから昔読んだ時より面白い。とても作り込まれて考えられた作品なんだなって感じ。
でも
人間、タイトル通り、狩谷さん通りみたいなところは、こんな極端じゃなくても誰にでもあるような気もするし……。そんな風に自主的に考えさせられちゃうとこが上手いね、このゲームは。とにかく
この最強バランスゲームみたいなのにどうしてもこれっきり出会えないし出会える気がしない……。